158 レンタル料を取れとオキムネが言っているのだ。お金くれw
しかし、実態はR-2号はエリスの配下なんだけど、対外的には高校生のエリスと同居する親族ということになっているからレンタル料取るって言う
のはまずいよなあ。
「にゃんこ先生。R-2号さんをお持ち帰りするのはかまわんが、レンタル料を取れとオキムネが言っているのだ。お金くれ」
ままま、待て。エリス。僕はそんなこと言ってないぞ。そういう事を言うなと言ったわけで。
一瞬、表情が凍るねこや先生。しかし、これでめげてはうちの学校の養護教諭は務まらないらしい。
「ふふふ。分かっているよ。剣汰瓜さん。新田君の仲の進展には、あたしもガッチリバックアップしちゃうからねー。そして、もってけドロボーッ! 明日の昼休みに保健室においでー。うちの近くのケーキ屋のうんとこさ美味しいモンブランごちそうしてあげるから」
「何!? にゃんこ先生の家の近くでは美味い山を売っているのか?」
ねこや先生、またも絶句。しかし、すぐに大爆笑。
「うーん。剣汰瓜さん、いいキャラしているわ。これは新田君、絶対手放しちゃダメだよ」
と言いますか、僕とエリスは別に付き合っている訳ではなくて。あ、聞いていませんね。ねこや先生。
◇◇◇
かくて、ねこや先生はR-2号を連れて、家に帰った。あれ? 何か凄く大事なことを忘れている気がするぞ。何だろう? うーん、思い出せない。まあ、他にも気になることがあるし、本当に大事なことなら、そのうち思い出すだろう。
それより、今はもっと気になることがある。おい、R-1号。
「何ダ? オキムネ」
R-1号の技術レベルが高いことは認める。だけど、普通の平屋を一日で銀ピカの天体観測ドームもどきに変えるには無料じゃできないよね。そのお金はどうしたの?
「オキムネ。『銀ピカの天体観測ドームもどき』デハナイ。『秘密基地』ダゾ」
分かった分かった。「秘密基地」でいいから、材料とかどうしたんだ?
「安心シロ。チャント『金属スクラップ』トイウトコロデ買ッテキタ。ツイデニ中古ノ作業用機械モ売ッテタカラ買ッタ」
いやだから、それを買うためのお金はどうしたの?
「昨日、競馬デ稼イダ三千万円ダ。全部使ッタ」
さ、三千万円を一日で使ったのか? 普通にしてれば5年以上は生活出来る金額だぞっ!
「地球ケンタウリ帝国建国ノタメニ『秘密基地』ハ最重点課題ナノダッ! 三千万円ガナンダッ!」
まあR-2号も就職したし、エリスも僕と一緒にバイトが決まったから、すぐに生活には困らないだろうけど。R-1号も、もうパチンコや競馬は出禁になっているんだから、ちゃんと就職してもらわないと。




