119 自分のところの女生徒に自分の描いたBLイラストを見せる校長先生w
「ああー、私は今猛烈に創作意欲が湧いてきている。どうしてこの創作意欲を止めることができようか。いやない(反語)」
校長先生、どこからともなくスケッチブックを取り出すと、鉛筆でシャカシャカとドローイングを開始。
その目は真剣そのもの。とてもじゃありませんが、校長先生、職員会議はどうなったのでしょうか? とツッコめる状態にはありません。
待つことしばし、鬼の眼光で集中していた校長先生、「ふーっ」と一息。
その声を聞くやいなや、校長先生のところに駆け寄る鵜鷺先生とねこや先生。
鵜鷺先生の方が早かったのがちょっと意外。
「!」
描き上がったドローイングを見て感涙する鵜鷺先生。
「素晴らしい筋肉です。さすが校長先生。いえ、まっそー薔薇園先生」
「やっぱしあたしの彼ピはかっこいいっ! ありがとう校長先生」
ねこや先生はマイペースを堅持ですね。
その後は女生徒のみなさんが校長先生とスケッチブックを囲んでわいわいがやがや。時折上がる黄色い悲鳴。
「オキムネ」
わっ、びっくりした。どうした? エリス? 急に僕の右手首掴んで。
「オキムネ。こちょこちょ先生が描いたR-2号さんを見に行こう」
こちょこちょ先生じゃなくて校長先生ね。で、校長先生が描いたR-2号を見に行くの? 何だか気が進まないなあ。
「オキムネッ!」
わあっ、そんなに腕を強く引っ張るなエリス。
「あたしと一緒にこちょこちょ先生が描いたR-2号さんを見に行くのだっ!」
分かった分かった。うーでも、一度、校長先生には僕とR-2号裸体で絡む絵を描かれているからなあ。本当、気が重い。
「こちょこちょ先生。先生が描いたR-2号さんの絵を見せてほしいのだ」
「あら、剣汰瓜さん。アールニゴウさんは剣汰瓜さんの親類のお兄さんだもんね。さあ、見て見て」
自分のところの女生徒に自分の描いたBLイラストを見せる校長先生というのもシュールだわなって、えっ?
校長先生、コミケBL作家まっそー薔薇園先生が描かれたイラスト。R-2号が両腕を折り曲げ、ピンと張った大胸筋を見せつけながらも、はにかんだ表情をしているのはまあよしとしましょう。
問題なのはそのR-2号を、にたりとして見ているのが、やはり上半身裸の僕とサダヨシということだ。何で僕とサダヨシまで描かれているんですか? 校長先生。
「それはやっぱしBLだからねえ。アールニゴウさんの他にも男子がいないと。で、周りを見回したら、女子ばっかりで、男子は新田君と本堂君しかいなかったじゃない。なのでちょっとお姿をお借りしました。てへぺろ」
てへぺろって、校長先生―っ。




