過去との訣別
掲載日:2020/04/07
ログを消し、
全てを消したと思っても、
記憶は消えなかった。
忌まわしい記憶、
あの頃は楽しかったなぁ。
違うだろ!
アイツらのせいで俺の人生は狂ったんだ。
また、会いたいなぁ~
お前は人間じゃない、過去のお前は屑だ。
もう一人の自分が過去を物語っていた。
誰にも言われずに、聞かれもしないのに、物語る様は
見ている自分が、ナイフを持ってきても殺したい程に、
血濡れた手と手を合わせる、
もう一人の自分、
それでも死なないのかと、
掘削機に投げ入れる。
ミンチになっても、元通りの自分が、気持ち悪い。
なぜだ、なぜ?死なないのだ!
記憶は消しゴムとかと違って消えないんだよ、
憎悪とか悲しみを抱けば、抱くほどにね。
もう一人の自分が、
ミンチの中から再生した口の器官を使って、
パクパクしながら話している。
見てて気持ちが悪い、
消えてくれ……
僕は消えないよ、
君は僕で、
僕は君なんだから、
頭を抱える自分がいた。
楽しさの反対は
退屈さ
喜びの反対は
怒りさ
哀しみの反対は
楽しさ
人は、喜怒哀楽で構成されている。
愛には憎悪があるように、
すべてが正義だけで出来てなんていないように……




