「世界で自分ひとりしか聴いていない名曲」―― 誰でも音楽生成AIを使い、自分好みの曲を量産できる方法。
現在、音楽生成AIで最も話題といえば、SUNOのバージョン5。現役のミュージシャンたちが、マジでお手上げ5秒前な進化ぶりだが、一般人にとってハードルが高いのは、やはり「プロンプト」か。
「曲をどう表現していいか分からない」や「英語の歌詞なんて書けないよ」という人間が大半なわけだが、ここでマジックレシピを紹介しよう。
自分の好きな曲名を言語生成AI(GeminiよりもCopilotのが今の所相性がいい?)に入力し、その曲の特徴をプロンプトに変換させるだけ。
たとえば ――
「<アーティスト名>の<曲名>にソックリな曲を音楽生成AIに作らせたいのですが、英語による詳細なプロンプトを<各AIのプロンプト対応文字数>以内でお願いします。ボーカルの雰囲気、楽器編成、音色、テンポ、展開ほか、出来るだけ詳細に。ただし、<アーティスト名>の<曲名>への直接的な言及は避けること。」
―― と入力。
すると、そこで返ってきたプロンプトを後はコピペするだけ。
ついでに曲タイトル案をいくつか出させ、気に入ったもので、歌詞を書かせてみる。「4分ほどの曲の歌詞の分量」などと指定すれば、プリコーラスやブリッジ、アウトロなどもちゃんと書いてくれます(ブリッジやアウトロがあると曲の展開が面白くなるので、無ければ、書き足しのリテイクを指示)。
昨日、思い付きで某アーティストの曲からのインスパイア曲をSUNOではない、某国のAIに作らせてみたのだが、異常にダサかっこよくて、無限リピート中だ。
ちなみに生成された曲調のプロンプトから、逆算して曲名当てクイズをCopilotで行ったところ、アーティスト名は当てたり、ジャンルは当てたりで、まあまあな精度でプロンプトが書かれていることも判明。
これからは「世界で自分しか聴いていない曲」が、当たり前の時代へと突入してしまったのかもしれないと考えると、恐ろしくも、楽しい話である。




