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【旧版】うちのモフモフこそが最強!  作者: あきさけ
第6章 合流、進化、そしてボスです!
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58.ボス討伐の準備です!

 それから、程なくしてスズカとセルシアもログインしてきたので、2人のレベル上げの状況も聞いてみたんだよ。


「レベル? もう21だよ」

「スズカは21ね。私は22に上がったばかりだけど。と言うか、レベルはフレンドリストでも確認出来るでしょう?」

「……あ、そうだったね。すっかり忘れてたよ」


 確かに、言われてみればフレンドリストにはフレンドのレベルが表示されているんだった。

 ……つまり、この中では私が一番弱いわけだね。

 うちの子達のレベル上げを優先してたから仕方がないけど、ちょっとさみしいんだよ。


「レベルについて聞いてくるなんて珍しいね。リーンちゃん、何かあったの?」

「ああ、うん。そろそろ次の街を目指そうかなと思って。それで2人の予定を聞きたかったんだよ」

「そう言えば、そろそろ次の街を目指してもいい頃よね。私は新しい装備をガイルさんにお願いしてるから、それができたら準備は完了ね」

「私は装備を新しくしたばかりだからいつでも大丈夫だよ。リーンちゃん達はどう?」

「ボクはもう準備できてるんだよ」

「私も準備は大丈夫よ。なんなら今からでもいけるわ」

「さすがに今から行くのはね。私の装備ができるまで待ってちょうだいな」

「セルシアの装備っていつできるの?」

「明日にはできる予定だって言われてるわ。だから、最短で挑むとしたら明日になるわね」

「それじゃあ、明日にでもボスに挑戦してみましょうか」

「それがいいかな。早く次の街に行って2次職に転職したいし」

「2次職に転職って何?」

「リーンは相変わらずね。次の街であるツヴァイファムに行けば、2次職に転職するためのクエストを受けられるのよ。転職条件は職業レベル20だからもう満たしてるしね」

「そうだったんだね。2次職になると何が変わるの?」

「まず第一にステータスが上乗せされるわね。転職する職業にもよるけど、1次職の時に比べると確実に強くなれるらしいわよ」

「なるほど。他にも何かあるの?」

「テイマーやサマナーだと、同時に連れ歩けるパートナーの数を増やせるような職業にも転職出来るそうよ。あまり詳しく調べてないから詳細はわからないけど、使役職としては色々と可能性が広がる話だよね」

「なるほど、それはいいかも!」

「まあ、どちらにしても次の街まで行かなきゃいけないんだけどね。そう言えば、第一エリアのボスはハウンドドッグだけど、テイムやコントラクトって試してみるの?」

「うーん、それが通用するかどうかまだわからないんだよ。テイムできるならテイムしてみたいけど……」

「私もコントラクトできるか調べてないのよね。後で調べるつもりなんだけど」


「あら、4人揃ってなんの話をしているの?」


 ハウンドドッグの話をしていると、ちょうどユーリさんがやってきたんだよ。

 ユーリさんに聞けば、ハウンドドッグが仲間にできるか知っているよね。


「そろそろ第一エリアのボスに挑もうかって話をしてたんだよ。それで、ハウンドドッグにテイムやコントラクトが効くかって話になったんだけど……」

「ああ、それね。ハウンドドッグはテイムもコントラクトも通用するわよ。ただし、瀕死にした上で【従魔術】や【召喚術】のスキルレベルが20はないときついんだけどね」

「……リーン、【従魔術】のスキルレベルっていくつ?」

「16なんだよ。サーシャの【召喚術】のレベルは?」

「私は15なのよね。コントラクトでパートナーをあまり増やしてないから、スキルの成長がかなり遅いのよね」

「ボクも最近はレベル上げ優先だったから育ってないんだよ。……さすがに、初戦でテイムを試すのは見送りかなぁ」

「その方がいいと思うわよ。最初はハウンドドッグの攻撃を受け流すだけでも一苦労だろうし、テイムやコントラクトを試す余裕ができるかどうか」

「……なるほど。それなら、余裕ができない限りテイムもコントラクトも試さない方がいいね」

「そのようね。ハウンドドッグがどんなモンスターかはわからないけど、とりあえずは諦めましょう」

「そうしてもらえると助かるわ。さすがに、いきなりテイムやコントラクトを試すチャンスを作れって言われても難しいからね」

「そうだね。ハウンドドッグを仲間にするのは2次職になってからでもいいんじゃないかな」

「みたいね。とりあえずは倒す事だけに集中しましょう」

「わかったよ。まずはボス戦を乗り切る事を考えて行くとするよ」

「その意気ね。最初はハウンドドッグの動きを覚える事に集中するといいわ。特にセルシアは盾役を務めるんでしょう? ハウンドドッグは体が大きいから、突進攻撃を直接受けると吹き飛ばされる恐れがあるわ。ノックバック軽減系のスキルを覚えてないなら、受け流しをできるようにしておかないと大変よ」

「わかりました。ノックバック軽減のスキルなら持ってますので、吹き飛ばされないように注意しながら立ち回ります」

「それがいいわね。スズカはサポートアタッカーに回った方がいいわ。攻撃力だけなら、リーンちゃんとサーシャちゃんで十分な火力になるからね」

「はい、わかりました。ハウンドドッグ戦ではサポートに回ります」

「はい、よろしい。それで、リーンちゃんとサーシャちゃんだけど、2人はダメージを与えすぎてハウンドドッグのターゲットをもらわないように注意してね」

「ハウンドドッグってそんなにHPが少ないの?」

「最大強化したサンダーボルトなら2発で倒せる程度のHPしかないわ。ただ、リーンちゃんのシズクは攻撃力強化系のスキルを覚えていないから、3~4発は必要になるわね」

「そうなんだね。それじゃあ、サンダーボルトは封印した方がいいかな?」

「そこはセルシアの頑張り次第ね。サンダーボルトで一気にダメージを与えても、ターゲットを奪われないように立ち回れるなら、サンダーボルトも使った方が早く終わるわ」

「戦闘が長引くと防具の耐久度も怪しくなるわよね。……とりあえず、最初は弱い魔法で様子見をしてもらえるかしら。挑発系スキルを重ねがけして十分に注意を惹きつける事ができたら、サンダーボルトを解禁って事で」

「うん、わかったんだよ」

「サーシャちゃんも同じような感じね。パピー(幼竜)とは言ってもドラゴンブレスの威力はかなり高いから、戦闘開始直後から使うとターゲットがぶれる恐れがあるわ」

「わかりました。私も最初は様子見に徹して、十分に注意が惹きつけ終わってからドラゴンブレスを使うようにします」

「それでいいわね。……おそらく、これだけの火力が揃っていれば負けることはないはずよ。頑張ってきてね」

「はい、ありがとうございます」

「いえいえ、それじゃあ、またね」


 ユーリさんからアドバイスをもらった私達は、実際のフォーメーションとかを話し合ったよ。

 ボクとサーシャで連れて行くパートナーは、ボクがシズクちゃんにプリム、スズランの3匹、サーシャはライトニングドラゴンパピーのブレンだけ、と言う布陣になった。

 どうやらサーシャはブレン以外はサポート系の召喚獣ばかりを集めているらしく、アタッカーは育っていないんだって。

 という訳で、ボクが3匹準備することになったよ。


 当日の役割分担も、セルシアが盾役としてハウンドドッグの注意を惹きつけて、スズカがサポート。

 ボクがヒーラーとして回復に専念しつつ、パートナー達に指示を出す事になった、

 ……あれ、ボクが一番忙しい気がするよ?


 ともかく、明日の夜にハウンドドッグに挑んでみることが確定したので、4人で連携の確認もかねて少し狩りに行ってきた。

 モンスターが格下気味になってるから楽勝だったけど、やっぱりボクの仕事は忙しかったんだよ。

 何はともあれ、準備は完了したから、あとは明日上手く勝てるように頑張るだけだね!


いつもお読みいただきありがとうございます。

「面白かった」「これからも頑張れ」など思っていただけましたらブクマや評価をお願いします。

作者のモチベーションアップにつながります。

毎回の誤字報告本当に助かっています。

感想もありましたらよろしくお願いします。



~あとがきのあとがき~



やっぱりリーンはのんびりとレベル上げしすぎてましたね。

4人の中で一番レベルが低い感じになってました。

なお、リーンが忙しいのはヒーラーという役割を選んだせいです。

ヒーラーはパーティの生命線なので本当に忙しいんですよ。


もちろん、楽しいんですけどね。

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