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魔法少女タイラントシルフ  作者: ペンギンフレーム
三章 乾坤根刮ぎ、焼き穿て
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episode3-3 妹⑧

 魔法少女になんてなりたくなかった。

 こんな身体にされて、恐怖を奪われて、自分が自分でなくなってしまったようで怖かった。

 命をかけて戦うのなんて、絶対に嫌だった。


 最初はそう思ってた。ジャックのことが許せなかった。

 もしもあの時にこんなことを言われたら、きっと俺は双葉のことも許せなかっただろう。

 やりたくてやってるんじゃないって怒鳴りつけて、追い出して、二度と口もきかなかったかもしれない。


「戦う時は怖いとか、不安な気持ちを誤魔化されてるからピンと来ないかもしれないけど、魔法少女はいつ死んじゃってもおかしくないくらい危ないんだよ」


 だけど今は、エレファントさんを守ると誓ったあの日からは、自分の意思で魔法少女を続けてるんだ。例え性転換の薬を手に入れたとしても、この戦いが終わるまではそれを使いたいなんて思わないくらい、俺にとってエレファントさんは大切なんだ。


 双葉から見て水上良はまだ小さな子供で、危ないことをさせたくはないんだろう。その気持ちは俺にもわかる。俺の事情も知らないくせに一方的で無神経な言葉だって思うのと同時に、気持ちがわかるから共感できてしまう。

 俺だって、出来ることならエレファントさんには魔法少女をやめて、普通の女の子として平和な世界で幸せに生きて欲しい。だけどきっと、彼女は自分のことなんて二の次で、みんなを守りたいからなんて笑って、魔法少女で居続けるんだ。俺にはそれを止める権利なんてないから、だからエレファントさんがみんなを守っている間は、俺がエレファントさんを守るんだ。


 死ぬかもしれないなんてことはとっくに理解してるし、覚悟もしてる。

 エレファントさんに助けた貰った時に本来なら俺は死んでいた。それでも、そんな恐怖を踏み越えて今も戦い続けてるのは、エレファントさんのためなんだ。


「守りたい友達がいるんです。絶対に死なせたくない、大好きな人なんです。だからこの戦いが終わるまで、私は魔法少女をやめる気はありません」

「そう、なんだ。そっか、……それならしょうがない、のかな。うん、すっごく心配だけど、ちゃんと理由があるなら無理に止められないよね。私だって、そんなこと言われてもきっとやめたりしなかっただろうし……」


 本当なら言わないつもりだったというのはそういうことなんだろう。双葉自身誰かに言われたところで素直にやめるような魔法少女じゃなかったってことだ。一応言ってみただけで、本気で何が何でも魔法少女をやめさせようなんてつもりはなかったんだと思う。だったら最初からそんなこと言うなって話だけどな。もしもエレファントさんがいなかったら今頃大暴れしてたぞ。


 それと、今の段階で魔法少女をやめるとか言ったら妖精に何をされるかわかったもんじゃない。

 魔法局のトップであるアースですら、対抗戦の賞品として性転換の薬を渡す交換条件に歪みの王を討つまで使わないことって言うくらいだし、止めようとしても強制的に続けさせられそうな気がする。


「でも本当に気を付けてね。今までの魔女にも戦いで命を落としてる人はいるの。昨日まで一緒に戦ってた、これからもずっと一緒に町を守るんだって思ってた仲間が死んじゃうことだってある。魔法少女は無敵のヒロインなんかじゃないから、油断したり慢心したりしちゃ駄目だよ? 良ちゃんが死んじゃったら私、悲しいよ」


 双葉にも俺の覚悟は伝わったみたいだが、それはそれとして過保護と言うかお節介というか……。いつからやってたのかは知らないが、双葉だって魔法少女だったくせに自分のことは棚にあげてよく言えたものだ。


 ……あれ? そういえば双葉は、いつから魔法少女だったんだ?


「魔女になってから死にかけたこともあるので油断はしてないつもりです。それより――」

「えぇ!? し、死にかけたって、大丈夫なの!? どこか悪いところとかあるの!?」

「いえ、大事に至る前に友達が助けてくれたので大丈夫でした」


 俺の話を遮って、顔を青くした双葉が俺の隣に詰め寄りぺたぺたと身体を触って来たので全力で押しのける。


「そっか、良かったぁ……。油断もそうだけど、絶対に無理しちゃ駄目だよ。覚悟して戦うのと命を粗末にするのは全然違うんだからね」

「わかってます。私だって死にたいとは思ってません。それより一つ聞きたいのですけど、双葉さんっていつから魔法少女をやってたんですか?」

「あぁ、うん……。良ちゃんが魔法少女なのか知りたかったのにも関係あって、少し長くなるんだけど聞いてくれる?」


 言いにくそうに言葉を濁しながら、双葉がそっと俺の頭に手を伸ばして来る。俺はその手を叩き落として、早く続きを話せと視線で促した。

 双葉は苦笑して叩かれた自分の手をさすりながら話し出す。


「私が魔法少女になったのは大体7歳で、まだ小学一年生の時だったよ」


 ……やっぱりそうだったのか。

 むしろ、どうして双葉が元魔法少女だと聞いた時にすぐに気が付かなかったんだ。

 当時の俺は認識阻害を受けていたんだから気づかなくてもしょうがないが、本当ならもっと早く、それこそ俺が魔法少女になって認識阻害の影響から抜け出した時点で気が付けたはずだ。ヒントはいくらでもあったのに。


「当時の私はまだ命がけとかそんなこと全然わかってなくて、テレビの中に出てくる憧れの魔法少女に私もなれたとか、煌びやかな衣装を着たり魔法を使ったりするのに夢中だったんだ」


 双葉は昔から魔法少女もののアニメが好きだったからな。

 そりゃあ自分が魔法少女になれるなんてことになったら大喜びだろう。


「魔法少女の正体は当然秘密なんだけど、お兄ちゃんにだけは一杯自慢したんだ。私って結構お兄ちゃんっ子だったから、凄いねって、頑張れって言って欲しかったんだと思う。だけど全然信じてくれなくて、それで段々お兄ちゃんには魔法少女の話はしないようになったなぁ。あ、お兄ちゃんっていうのは、良ちゃんのお父さんのことなんだけどね」


 その記憶は俺にはない。

 きっと双葉は本当に、無邪気に嬉しそうにそんな話をしたんだろうけど、俺は認識阻害でそれを正しく理解出来なかったんだ。そしてすぐにどうでもよくなって記憶は失われた。


「当たり前だよね、認識阻害があるんだから。でもその頃の私はまだ幼くて、何でちゃんと聞いてくれないのって、怒ってた」


 再度伸びて来た双葉の手を、今度は叩き落とす気が起きなかった。


「魔法少女の活動を始めてすぐに私の友達も魔法少女になって、それからも色んな魔法少女の仲間とか知り合いが出来て、魔法少女の話はその子たちとするようになったんだ。夢みたいな毎日だったよ。子供向けのアニメみたいに、普段は学校に通って、マスコットがいて、人知れず仲間たちと力を合わせて町を守る。それで休日はその仲間たちと一緒に特別な世界で遊ぶんだ。夢中にならないわけなかった」


 前にプレスさんが言ってた通りだということだ。

 魔法少女なんて細かく説明しなくてもその名前だけで受け入れられる。

 創作物に憧れを持った夢見がちな子供たちが、疑問も抱かずに魔法少女になってしまう。


「気づいた時には、魔法少女が生活の中心にあったの。大好きだったお兄ちゃんに甘えることは減ったし、毎日仲間と一緒に過ごしてたから私生活ですれ違うことも多くなった。ディスト発生の呼び出しで夜遅くに出なきゃいけない時もあったし、作戦会議なんて名目でお泊りすることも多かったなぁ……」


 小学校に上がる前まで、俺と双葉はとても仲の良い兄妹だった。

 10歳も年齢が離れていたこともあるし、何より俺には双葉しかいなかった。

 俺が双葉を守ってやるんだって、双葉には俺がいなきゃ駄目なんだって、沢山甘やかして可愛がっていた。

 エレファントさんと友達になるまでの人生で、一番幸せだった時期だ。


 そんな関係性が明確に変わったのは、双葉が小学校に上がってからだった。

 双葉から俺に話しかけてくる回数は激減したし、家にいないことも多くなった。夜中、気が付くと家にいない時があって、いつの間にか帰って来てたり。疑問には思わなかった。何か違和感を覚えながらも、それがおかしいことに気が付かなかった。そうして俺と双葉の接点は目に見えて減っていった。


 ディストや魔法少女に関係のない部分は俺にも認識出来ていたから、外泊が多くなったことなんかは注意したこともあったが、そうすると双葉は話の途中で煙のように姿をくらまして、また後で話せばいいかと誤魔化されてしまっていた。


「魔法少女の活動を続けながら学年が上がって行くとさ、純粋に魔法少女を楽しんでるだけじゃなくなってくるんだ。お金だって一杯持ってたし、他の人には出来ないことが出来るんだもん。私は特別なんだって思いあがって、色々注意したりしてくるお兄ちゃんを鬱陶しく思うようになった」


 会話が減っただけではなく年々生意気になっていく双葉に、それでもこの年頃ならそんなものだろうと思って少し距離を置きながら接していた。

 俺が話しかけるだけで嫌そうな顔をしたり、明らかに面倒くさそうな態度を取られるのは心にくるものもあったが、頭ごなしに怒鳴りつけるようなことはしないで、理由を聞いたり諭したりしようと色々なアプローチを試みた。


「私たちの関係が決定的に壊れたのは、ちょうど私が良ちゃんと同じくらいだった時かな。私たちの仲間がディストに殺されて、初めて自分たちのやってることの恐ろしさに気が付いて、悲しくて、怖くて、自分のことで一杯一杯で……、私は癇癪を起してお兄ちゃんに酷いことを一杯言った。塞ぎ込んでた私を慰めようとしたお兄ちゃんに、話したって何にもわからないくせにって、何にも知らないくせにって、理不尽に当たり散らした」


 ……確かにそれが、双葉との関係修復を諦めた時だった。

 いつかはまた昔みたいに、昔ほどじゃなくても気軽に話くらいは出来るようになりたいと思っていた。だけど双葉は、俺と話す時も俺以外の何かを見ていた。俺にはわからない何かが常に双葉を取り巻いていて、どんなに踏み込もうとしても、俺は双葉の心に近づけなかった。

 あの日、わけのわからないことを言って罵声を投げ付けてくる双葉に対して、俺は諦めた。諦めてしまった。双葉は俺のことが嫌いなんだと思い込んで、支離滅裂で意味のない言葉で俺を遠ざけようとしてるんだと勘違いして、逃げたんだ。

 それからはほとんど双葉と会話をすることもなく、就職と同時に家を出た。


「冷戦状態って言うのかな……。生き残った仲間と支え合って何とか立ち直ることは出来たけど、私たちの関係はもう元には戻らなかったよ。お兄ちゃんがどう思ってたのかはわからないけど、私はなるべくお兄ちゃんと会わないように生活のリズムを意図的にずらしてたんだ」


 俺もそうだった。そして、きっとお互いにどこかでそれを理解していた。

 そうでなければ不自然なほどに、俺たちは顔を合わせることすらほとんどなかった。

 とても家族だなんて言えない、ただ同じ家で暮らしているだけの他人だった。


「結局そんな状態のままで、お兄ちゃんは家を出て行った。その頃には多分、良ちゃんも生まれてたのかな? お兄ちゃんが家を出てから8年間、ううん、冷戦状態の時も含めれば10年くらいはまともに話してなかったから、まさかお兄ちゃんに子供がいたなんて知らなかったんだけどね」


 寂しそうに呟く双葉の声に、思わず顔を俯かせて下唇を噛む。


 俺は、俺は馬鹿だ。

 双葉がそうやって苦しんでいたことも知らないで、双葉は俺のことが嫌いだから俺を拒絶したんだと思い込んで、一方的に逆恨みして冷たく当たったりして……。

 認識阻害を受けていたからなんて、そんなこと関係ない。俺がもっとちゃんとした人間だったら、もっと双葉のことをちゃんと見てやれていたら、ちゃんと双葉に向き合えていれば、こんな顔をさせなかったはずなのに……!


「20歳の誕生日で魔法少女を引退してさ、仲間のお墓参りをしてる時に思ったんだ。何の前触れもなくいきなり死んじゃうのなんて、別に魔法少女に限ったことじゃないって。お父さんやお母さん、それにお兄ちゃんだって例外なんかじゃないんだって。そう思ったら怖くなったんだ。このまま両親とまともに話もしないまま、お兄ちゃんと喧嘩別れしたまま二度と話も出来なくなっちゃうことが。だから、良ちゃんのお父さんを探してたんだ。最初はごめんね、しつこく聞いちゃって」


 何のつもりだなんて疑って、金の無心にでも来たのかなんてことを考えて、俺は最低だった。


「あの日のこと、後悔してるんだ。私は本当に自分勝手な子供だったの。お兄ちゃんがあんなに歩み寄ろうとしてくれてたのに、私は最後までお兄ちゃんを拒絶し続けて、今更足掻いてる」


 子供だったのは俺の方だ。


 俺はいつまでも子供だった。

 双葉の方がずっと大人になった。

 この8年間、惰性のようにただ毎日を過ごすだけで、両親や双葉のことだって碌に考えることもなくなって、何の成長もなく生きていた。

 だけど双葉は違った。双葉はちゃんと大人になって、住所も連絡先だってわからない俺を見つけて、やり直しに来てくれた。


「えーっと、話してるうちにちょっと脱線しちゃった気もするけど、何が言いたかったのかっていうと、今のは私の失敗談。魔法少女になって、なくしたものを取り戻そうとして苦労してるっていう教訓だよ。だから良ちゃんには、私と同じ間違いはしないで欲しいの。もしもまだお父さんと連絡が取れるなら、ちゃんとお話しよう? それに、学校にも行った方が良いよ。後になってやり直そうとしても、遅いかもしれないから」


 双葉はそのことを伝えるために、俺が魔法少女だってことを知りたかったのか。

 大して関係もない会ったばかりの姪っ子のために、自分を悪者にしてまで、同じ失敗を繰り返させないように。

 仲間が死んでしまったなんて話は、本来ならそんな風に話せることじゃないだろうに。今はもう気にしてないみたいに取り繕って。


「……わかりました」


 どうして俺は、苦悩を抱えて、妖精の嫌がらせを受けてまで、あの楽しくもない生活に戻りたいと思ったのか、不思議だった。

 最初は、平凡な日常、レールの敷かれた人生をなぞって、普通に生きていきたいからだと思った。

 だけどエレファントさんと友だちになって、この人を守りたいと思って、魔法少女として戦う決意をして、そのためなら荒波に揉まれることになっても構わないと考えて、それでもなお俺の中には元の姿に戻りたいと言う気持ちがあった。

 一度は恐怖で叩き折られたその気持ちが、けれど完全に消えてしまうことはなかった。それは間違いなく、普通に生きていきたいからなんて惰性のような理由じゃなかった。


 そんな理由は建前に過ぎなかったんだ。きっと俺には、自分でも自覚していなかった理由があったはず。

 ……いや、本当はもうわかってるんだ。あの日、双葉が俺を始めて訪ねて来た日、表面上は鬱陶しいと、今更何のつもりだと怒っていても、心の奥底には嬉しいと思う気持ちがあった。だけどそれを認められなかったから、向き合えなかったから、誤魔化す様に怒鳴りつけた。

 俺はずっと、自分で意識しないようにしていただけで、家族とやり直したいと思ってたんだ。双葉とまた昔みたいに仲良くしたいと、両親と話し合って俺たちを愛してくれなかった理由を聞きたい、和解したいと思ってたんだ。それは、エレファントさんが友達になってからもきっと変わってなかった。ただ、エレファントさんへの友愛が大きすぎて、見えなくなってしまっていただけで。


 だから、エレファントさんさえ居れば良いなんて言いながら、男に戻りたいなんて矛盾した願いを抱いていた。

 そうしなければ家族と話をすることも出来ないから。こんな姿のまま、私は水上良一です、なんて言ったって信じて貰えるはずがないから。


「双葉さん、私、私は――」


 だけど今なら、魔法少女をやっていた双葉なら信じてくれるはずだ。俺が水上良一だって。若返りの薬と性転換の薬でこんな姿になっただけだって。全部打ち明けて、謝って、もう一度やり直したいって伝えれば、双葉とだけは家族に戻れるはずなんだ。


――■■■■■■?


「――っ」

「良ちゃん……?」


 そのはずなのに、どうしてか俺はその続きを言葉にすることが出来なかった。

 今この場で打ち明けるよりも、男に戻った上で、水上良一の姿でやり直すべきだと考えてしまっている。

 どうしてだろうか。男に戻りたかったのは、そうしなければ俺が水上良一だと信じて貰えないからで、けれど双葉なら、魔法少女の事情を知ってる双葉なら信じてくれるはずで……。


 男に戻ったらエレファントさんとだってお別れなんだ。見た目が少女な今はまだしも、見た目も中身も中年の男が女子中学生の友達になんてなれるわけがない。いや、なっちゃいけない。それがわかってたから今までだって、男に戻るべきなのかそうじゃないのか自分でも決められなかった。

 この姿でやり直せるなら、その方がずっと良いんじゃないのか? 父や母とはもう、水上良一としては会えないかもしれないけれど、それでも友達がいて、家族がいる。夢みたいなことだ。少し前までの俺には予想も出来なかったほどだ。それじゃ駄目なのか?


――■■■■■■■?


 どうしてかわからない。わからないけれど、何度考えても最後は男に戻るべきだって思ってしまう。

 だったらきっと、それが俺の本心なんだろう。今までだって自分の本音に気づけないことはあった。今になって家族とやり直したかったんだって気づいたように、きっと何か、今の俺には見えてない何かがあるんだ。


「双葉さん、今はまだ言えないことがあります。だけど全てに決着をつけて、必ず私が幸せな結末に導いてみせます。それまでもう少しだけ、待っていてくれませんか?」

「良ちゃん? ……何言ってるの? どういうこと?」


 対抗戦に優勝して、魔法薬を手に入れる。

 そしてこの戦いに決着が着いたらその時は、男に戻ってやり直すんだ。

 水上良という存在はいなくなってしまうが、そこは魔法界に責任をもって対処させよう。元はと言えばあいつらが悪いんだからそれくらいはやってもらわなければ困る。


「りょ、良ちゃん? 話聞いてる?」

「大丈夫です。何も心配いりません」


 もしも対抗戦に勝てなくて、本当に最悪男に戻れなくなってしまった時は双葉にだけは全てを明かしてもいいが、それは最終手段だ。


 俺は男に戻る。もう迷いはない。

見えていない何か(邪悪)

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― 新着の感想 ―
認識阻害とかも含めて、妖精側からの思考誘導強すぎる… されてることにも気付けないから対処もできない極悪仕様。
[一言] おい、何しやがったあいつ
[良い点] 7歳の女の子を洗脳して戦わせて、さらに身近な人に相談すらさせないのはホントヤベー組織だわ その上成人男性TSして戦わせて思想汚染してるし… [一言] 今回のアレ何!?
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