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066. 討伐依頼

誤字、脱字、御指摘、感想 等もらえると嬉しいです。



 まさかイーリスの拠点作りが、あんな感じになっているとは思わなかった。あんな事をしてたら確かに、かなりの騒音が出ただろう。恐らく樹海の奥の方まで行った冒険者なら何らかの音が聞こえた可能性はある。

 もう騒音の出るような工事はないとの事なので、その内この騒音騒動も収まるだろう。いや収まってほしい。


 イーリスに改めて調査させたが、スタンピードの兆候は無かった。どうやら今回の話はギルドの勘違いのようだ。

 元々、もしスタンピードが起きるようならドローンで阻止するつもりだったが、取り越し苦労だったな。

 しかし、念のためイーリスには監視体制を強化するようには指示してあるので、何か異常が起これば直ぐに対応できるはずだ。


 しかし、スタンピードの心配もないのに、魔物を間引くという変な状況になってしまった。

 まぁ、盗賊狩りも一段落したし、クランとしては目的ができて良かったのかもしれない。間引いても魔物の数が増えないと分かれば、この依頼も解除されるだろう。


 夕食の後にパーティーメンバーとリーダー達に執務室に集まってもらった。


「近頃、樹海の奥で異変が起きているという噂があるらしい。冒険者ギルドではそれをスタンピードの兆候ではないかと疑っているんだ」


「スタンピード!?」


 やはりスタンピードというのは恐ろしい現象のようで、集まったリーダー達の大半が慌てている。


「しかし、これは確かな情報じゃない。いや、むしろ俺が掴んだ情報ではスタンピードの危険性は低いとみている」


「アラン様がそうおっしゃるのであれば問題はないのでしょう」


 ダルシム隊長や、他のリーダー達は少し俺を信用しすぎなんじゃないだろうか。もう慌てた様子はなく、ほっとした感じになっている。


「しかし、ギルドから大手クランに対して依頼があった。魔物を出来るだけ間引いてスタンピードに対して備えようという趣旨の依頼だ。クラン毎に担当地区を決めて責任を持って魔物を間引いていく事になった。ウチのクランの担当地区はここだ」


 広げてあった地図の樹海側のかなり広い地域に印をつけていった。皆がそれを覗き込む。


「なかなか広い領域ですな」


「ウチのクランは人数も多く、実力者揃いということで、他のクランよりも広い地区を任されたんだ」


「… そういうことであれば気合を入れて取り組まないといけませんな」


「まぁ、そうだな。間引いたあとに魔物が増えないと分かれば、この依頼は解除されるはずだ。明日からこの担当地区の魔物を狩っていくことにしよう」


「分かりました。ではまた、A隊、B隊で行動するのですか?」


「いや、普通の魔物相手に五十人の部隊では効率が悪いだろう? クランを二班ずつの五つに分けようと思う。各隊を率いるのは俺、シャロン、セリーナ、エルナ、リアでいこうと思っている」


「おぉ!」


 クレリアが一隊を率いると聞いてリーダー達が驚きの声を上げた。クレリアは気合の入った顔で頷いた。


「彼女達は、既に樹海でかなりの魔物を狩っている。俺よりも経験豊富なぐらいだ。その経験を考慮した人選だと考えてくれ」


「アラン様、僭越ながら班の割り振りはどのように決めるのですか?」


「あぁ、それは考えてなかったな。よければ決めてくれないか?」


 ダルシム隊長としては、是非ともリアと同じ隊になりたいのだろう。いや、他のリーダーも同じか。途端にリーダー達の熾烈な駆け引きが始まった。


 ちなみにウチの担当地区は広いが、手強い魔物はいない。グレイハウンドや少数で行動しているオーク、ゴブリンなどがほとんどで、二十人のCランク以上の実力を持つ冒険者であれば十分に対応できる魔物ばかりだ。


 いい機会なので、リアとエルナにも隊を率いてもらうことにした。きっと何か得るものがあるに違いない。勿論、不必要に危険に晒すつもりはなく、サポートはするつもりだった。


 エルナがクレリアと離れる事に対して何か言うかと思ったが、特に何も言わなかったな。それだけ仲間の近衛を信頼しているということか。いや、俺と同じくこの事がクレリアのためになると考えているのかもしれない。


 やっと班の割り振りが決定したようだ。やはりクレリアの隊には、ダルシム隊長のサテライト一班が含まれていた。


「よし、では明日の朝、七時の鐘がなったら出発しよう。樹海の中では別行動だが、クラン全員で出掛け、全員で帰ってくる。これを基本行動としよう」


 打ち合わせは終了したが、パーティーの四人は、リーダー達に乞われて樹海の話を食堂でするようだ。俺は、なんとなくいないほうがいい気がしたので遠慮した。


 さて、明日も早いし今日は休むとしよう。


 翌朝、俺達は揃ってホームを出発した。さすがに百人で行動すると目立ってはいたが、この時間は大抵の冒険者達が活動を始める時間なので、騒ぎになるほどでもなかった。特にガンツの門付近は、ガンツの外に出る冒険者でごった返していた。恐らく俺達と同じ依頼で出掛ける冒険者もいるに違いない。


 担当地区までは結構距離があるので、全員でまとまって歩く。二時間程歩いて、やっと担当地区に着くことができた。


「よし、では各隊別れて行動しよう。帰りはリア、エルナの隊に、俺やセリーナ達が合流するから、一緒にガンツに戻ろう」


 予め各隊の大雑把な進行方向は決めてあり、どんな魔物と出会いそうかも伝えてある。

 クレリアとエルナの隊は、俺とセリーナ達の隊で挟み込むようにしてあるため、二人の隊が進行方向を逸れても判るし、何かあれば駆けつける事も可能だ。


 リア、エルナ、セリーナ、シャロンは緊張した顔で頷き、出発していった。


「よし、俺達も出発するぞ。ヴァルター」


「はい、アラン様」


 俺の隊の一班はヴァルターの班だった。もう一班は辺境伯軍のケニーの班だ。


 二十分程歩いていくとグレイハウンド五頭に、こちらの存在を気づかれたようだ。ハンドサインで、その情報を皆に伝える。

 すぐに魔法を使える者、八人が集中に入った。狼達が姿を表すまでに一分近くあったので、既に皆の準備もできており、グレイハウンド達は次々と魔法に自ら飛び込んでいく形で倒されていった。ちなみに皆が使う魔法はやはりウインドカッターやファイヤーボールなどの魔法だった。


「やはり事前にくると判っていると戦いが楽になりますね」


「そうだな。特にグレイハウンドだと速さがあるから魔法の準備が出来るのは大きいな」


「次は剣でやらせてもらえませんか? このままだと魔法が使えない者が不憫ですから」


 魔石と討伐部位を取りながらヴァルターが言ってきた。

 うーん、わざわざ剣でやることもないと思うが…。しかし、皆が剣でどうやって倒すのかも見てみたいな。


「よし、そうしてみようか。じゃあ、こっちに行ってみよう」


 魔力センサーにちょうど十頭のグレイハウンドを捉えたところだ。十分ほど歩くと、グレイハウンド達がうまい具合に、こちらに気づいてくれた。


 ハンドサインで情報を伝えた。十頭というサインを見てみんな気を引き締めたようだ。全員が剣を抜いた。もちろん、俺もだ。


 皆は俺を背にして、ぐるりと囲むように円陣を組んだ。守ってくれようとしてくれるのは嬉しいが、これじゃ俺が剣を振るえないじゃないか。


 林の中からグレイハウンドが次々と飛び出してくる。こちらの人数を見て一瞬躊躇したが、逃げずに戦うことにしたようだ。円陣を囲むようにウロウロしている。一頭がしびれを切らせたようにヴァルターに飛びかかってきた。

 ヴァルターは、事も無げに剣を振り上げるとグレイハウンドの首に切りつけた。一撃で致命傷だ。それをきっかけに狼達が次々と皆に襲いかかってきたが、慌てる者はおらず皆、殆ど一撃で仕留めていた。

 俺は、逃げようとした一頭のグレイハウンドをライトアローで仕留めただけだ。


 さすがは軍の精鋭と云われている男達だ。グレイハウンド相手だったら余裕だな。この分ならリアとエルナの隊も問題ないだろう。


 狩りの途中で、リアやエルナの隊の戦いぶりをドローンの映像で確認したが、やはり全く問題なかった。ちなみに今日は念の為、三機のドローンを投入している。この調子なら今後は必要ないかもしれない。


 このまま狩りを続け、グレイハウンドを十九頭、オークを五匹、ゴブリンを十二匹、駆除した。やはり皆の戦いぶりは安定していて何の問題もなかった。


 十四時になる頃にはリア達の隊に合流した。そろそろ、ガンツに帰る時間だ。

 クレリアは魔法で大活躍をしたようで、皆から盛んに称賛されており、ニヤけるのを我慢してか口元をピクピクさせていた。

 合流して休憩していると、エルナの隊に合流したシャロン達も俺達に合流してきた。


「怪我人はいないな? よし、今日はもうガンツに戻ろう」


 道中、エルナやシャロン、セリーナからも話を聞いたが何の問題もなく、逆にもっと魔物が出て来て欲しいぐらいだったとのことだった。

 確かに一隊二十人は多いかもしれない。しかし、今のところ間引きを急ぐ理由もなく、一隊の人数を減らす事はメリットよりデメリットのほうが大きいため、この体制を変えるつもりはなかった。


 二時間ほど歩いたところで、魔力センサーに人間の反応があった。十人で動いてはいない。休憩中の冒険者だろうか? 皆の先頭に立って注意しながら近づいていった。


 やはり冒険者のようだ。周りにはグレイハウンドの死体が数体転がっていた。一人の人間が倒れており、他の人間はそれを囲むように覗き込んでいた。怪我人だろうか?


 こちらに気付くとその内の二人が慌てたように剣を抜いた。


「なんだ!? お前達は!?」


「おい! 剣を納めろ!」


 そう言っていたのは、なんとカールだった。


「おい! カールじゃないか!」


「アランか!? あぁ、後ろのはお前の仲間か」


「そうだ。怪我人が出たのか?」


「ああ、そうだ。まったく… グレイハウンド如きに油断しやがって、くそ!」


「そうか、ちょっと見せてくれないか?」


 怪我人をみると、一人はグレイハウンドに腕をガジガジやられたようで腕が折れて血だらけになっている。


「良かったら俺が治してみるけど、どうする?」


「治すってお前…、治癒魔法が使えるのか!?」


「あぁ、使えるよ。どうする?」


「頼む。出血だけでも止めておきたい」


 そういえば、これ程の大怪我を治療するのは初めてだな。まずは骨折か。


「よし、じゃあ、荒療治になるから覚悟しろよ。皆で押さえつけてくれ」


 怪我をした若者は荒療治と聞いて苦痛に顔をしかめながら顔色を無くしていく。たちまち仲間達に押さえつけられた。


(ナノム、どれくらい切ったらいいのか指示してくれ)


 まずは、腕を切り開き、骨が見えるようにしなければならない。骨をくっつけた後に腕の肉の治療だ。

 若者の腕に赤いラインが仮想表示された。結構大きく切るんだな。

 これは治療だ治療だと、自分に言い聞かせながら、電磁ブレードナイフで大胆に切っていった。たまらず若者が悲鳴を上げる。

 切り開いた傷を広げて骨が見えるようにする。若者は気を失ったようだ。ウォーターで水を掛けながら骨を確認すると単に折れていただけのようだ。あぁ、良かった。骨が細かく砕けていたらどうしようかと思った。

 腕を動かして、骨を丁度いい位置に合わせる。おっと、ここで時間を掛けてヒールを発動しないとまたエルナに怒られてしまう。たっぷり三十秒くらい掛けてヒールを発動した。


「ヒール!」


 よし、これで骨はくっついたはずだ。次は続けて腕を治していこう。

 開いていた傷口を閉じるとまた、集中してヒールを発動した。念のため消毒と炎症を抑える魔法薬も追加しておこう。

 見る見るうちに傷は塞がっていった。さすがは光の精霊達だ。いい仕事をする。


「よし、これで完了だ」


「おぉ! 傷が塞がっている!」

「これが治癒魔法!?」

「おぉ! さすがアラン様だ!」


「アラン、この魔法は、いったい…? いや、そんなことはどうでもいい。この礼は街に帰ったら必ずするぜ」


「困った時はお互い様だ、気にすんなよ。それよりもちゃんと治っていればいいんだが…」


「おう、そうだな。起こしてみよう」


 カールは患者の胸ぐらを掴むと往復ビンタを始めた。若者は三発目ぐらいで目を覚ました。


「痛っ! リーダー、止めてくれ!」


「おい、ケン。腕の調子はどうだ?」


「腕? そうだ! 腕! あれ? 動く! 痛くないぞ! 全然、痛くない!」


 皆が驚きの顔で俺のことを見ている。またやり過ぎたようだ。集中して魔法を使っていたのであまり自覚が無かったが、まさかあの大怪我がすぐに治るとは…。確かにすごい事をしてるな。しかし、今回は緊急時だったのだから仕方ないだろう。


「あぁ、カール。この魔法のことなんだが、」


「あぁ、分かっているよ。絶対に話さねぇ。おい! てめえら! 今、見たことは絶対に他所で話すなよ!? アランは俺のダチで、あの盗賊狩りのシャイニングスターのリーダーだ。一言でも喋ったやつがいたら、すぐに殺されるぞ!? いや、その前に俺が半殺しにしてやるからな!」


「「分かりました!」」


 俺は喋ったぐらいで殺しはしないけどな。


 カール達もこれからガンツに戻るところだったらしい。せっかくなので一緒に帰る事にした。

 話を聞くとカール達も俺達と同じくギルドからの依頼で間引きに来ていたとのことだった。そういえばカールの[疾風]の担当地区は俺達の隣だったな。

 カールは、クランの若手のDランクパーティーの引率みたいな感じでついてきていたが、不意をつかれて一人がグレイハウンドにやられてしまったらしい。


 二時間程でガンツまで戻ってきた。やはり間引きに出掛けていた冒険者は多いらしく、入門の検査で混雑していた。


「なぁ、カール。そういえばスタンピードが起きるか、起きないかの判断って、どれくらいかかるんだろうな?」


「そうだな。最短で一週間、最長で一ヶ月ってところだろうな。しかし、今日、見てきた感じじゃスタンピードは起こりそうもないな」


「そんな事が分かるもんなのか?」


「あぁ、俺は若い頃に一度だけスタンピードを経験したことがある。あの時の前触れはこんなもんじゃなかった。正に魔物があふれ出る感じだったな。今日見た感じじゃ、普通か少ないぐらいだ」


「なるほどなぁ…。だったら早く依頼を解除して欲しいもんだな」


 やっとの事で入門を許されるとそのまま冒険者ギルドに向かった。


「アラン、ちょっと一杯やらねぇか?」


「えーと…、どうしようかな」


 皆に働かせておいて俺だけ飲みっていうのもなぁ。


「アラン様、魔石の換金などは私がやっておきますので」


 おぉ、ヴァルターは気遣いができるいいヤツだ。


「じゃあ、軽く飲むか」


「おう、すまないな。おい! ケン。そういえばお前、アランに礼を言ってないだろ!? ちゃんと礼ぐらい言っておけ!」


「あぁ、すみません! アランさん、今日は有難うございました! 本当に助かりました! あの…、治療費のほうは…」


「それは俺がこれから話をつける。お前らは換金したら宿に戻っていろ」


「はい! 分かりました!」


 なんだ、飲もうと言ったのは治療の事があったからなのか。冒険者ギルドの隣の酒場のいつもの奥の席に陣取り、カールが店員にエールとツマミを適当に頼む。奢りのようだ。


「アラン、今日は本当に助かった。ありがとう。あの怪我じゃ、下手したら腕が使えなくなってたかもしれなかった」


「さっきも言ったが、困った時はお互い様だ。水臭いぜ、カール」


「いや、それじゃ済まないぐらいの事をしてもらった。治療費は幾ら渡せばいい? アランが決めてくれ」


 うーん、この状況じゃ治癒魔法の練習に丁度いいからやってみた、なんてとてもじゃないが言えないな。


「じゃあ、一つ貸しっていうのはどうだ? そんなに吹っ掛けるつもりもないが、いつか俺が困っていたら助けてくれ」


「うーむ、貸しか…。俺としては、金のほうがスッキリするんだがな。アランなら、そんな無理難題は言わないか…。じゃあ、一つ借りだ」


「やった! 得したぜ! 返してもらうのが、いつになるか分からないけど楽しみにしててくれ」


「お手柔らかに頼むぜ。ま、とりあえず今日は俺の奢りだ。遠慮せず飲んでくれ」


 このあと世間話や噂話などをしていたが、歩き通しで疲れていたのもあったし、治療のせいで結構血だらけだったので、軽く飲む程度でお開きになった。


 ホームに帰り、混んでいた風呂から上がると丁度、夕食の時間だ。


 少し飲みたりなかったので冷たいエールを厨房に頼んだ。いつものようにエラがジョッキを抱えて運んできてくれる。


「あにき」


 そう言いながら溢さないように、そーっと手渡してくれた。


「ありがとう、エラ」


「うん」


 また、厨房にトコトコと戻っていった。

 冷たいエールは有料で提供していたが、主にエラが運んでくれるからなのか、最近じゃ人気のサービスで夕食時はエラは大忙しだ。


 軽めの夕食をつつきながら飲んでいると、ダルシム隊長に話しかけられた。


「アラン様、冒険者ギルドで不穏な噂を聞きました。セシリオ王国のシスタナという街が、ドラゴンに襲われたそうです」


「ドラゴン!? セシリオ王国と言えば隣の国じゃないか。被害はどれぐらいだったんだ?」


「残念ながらそれは分かりませんでした。ひょっとしたら、はぐれ竜かもしれません」



(イーリス)


[はい、艦長]


(はぐれ竜ってなんだ?)


[確かな定義は分かりませんが文字通り群れから、はぐれた竜のようです。酒場で話されている文脈からすると放浪癖があり、普通の竜よりも危険とされているようです]


(なるほど…。シスタナという街の被害は?)


[大した事はありません。街の上空に現れただけで直接の被害は無いはずです。… 気になるようであれば探してみますが?]


(そうしてくれ。あんな化物にいきなり襲われたら、たまらないからな。位置ぐらいは把握しておきたい)


[了解しました]



「気になりますか?」


 ダルシム隊長は、俺が黙り込んでいるのを考え込んでいると思ったようだ。


「あぁ、そうだな。やっぱり、はぐれ竜は珍しいのかな?」


「そうですね、スターヴェイク王国には、私が若い頃に一度だけ現れただけです。幸いその時は被害はありませんでしたが…」


 なるほど、はぐれ竜は必ずしも危険という訳ではないようだな。


「そうか…。このまま何事も無ければいいけどな」



 ちなみに今日の戦果は、クラン全体で グレイハウンド、五十七頭、オーク、二十匹、ゴブリン、三十五匹 で、換金したギニーは、三万六千三百五十ギニーだった。

 一日の稼ぎとしてはまぁまぁだが、間引きが進めば段々と減っていくだろう。

 こればかりは、早く依頼が解除されることを願うしかなかった。




更新、遅くなりました。

なんだか中途半端な話になりました。


なんと60000ptを超えました!

ブックマークと評価を入れてくださった方、有り難うございます!


こうなると総合累計300位以内も夢ではないように思えてきましたw

なんとか頑張りたいと思います。

これからも宜しくお願いします!

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