第314話 新たな能力へのヒント
■ジョーカー
電話レンジ(仮)騒動が一段落してトーマスは元の調子に戻った。
そして凛とトーマスは熱く語り合い、わたしとレオはただ黙ってそれを聞いていた。
万有引力とは空間時間の歪みそのものである。巨大な重力をもつ物体の付近では空間が曲げられ時間が遅くなる。
そしてブラックホールは超高密度の天体で特異点という部分は空間を無限に歪めているという。
特異点の周りには事象の地平面(シュヴァルツシルト面)があり、光でさえその時空領域を脱出することができない。そのため事象の地平面は暗黒である。カー・ブラックホール(角運動量を持つ)やカー=ニューマン・ブラックホール(角運動量と電荷を持つ)の場合は事象の地平面の外にエルゴ領域というものがあり、この領域に入ると物体は特異点に落ちて光速ですら静止することができない。
超巨大な質量を持つブラックホールの付近では時間の遅延が顕著になる。
映画インターステラーでは惑星での1時間が地球での7年間に匹敵していたわね。これをウラシマ効果という。
万有斥力は万有引力とは真逆の性質をもつと考えられている。重力による時空間の歪みが正の歪みだとすると、負の歪みこそが万有斥力である。
通常物質による時空の正の歪みが重力ならばダークマターやダークエネルギーによる時空間の負の歪みが斥力だと考えられる。
空間の負の歪みは正の歪みとは真逆で斥力場を形成し、周囲の時間を速めるとされている。
FCCが完成しダークマターやダークエネルギーの研究が進めば逆ブラックホール(ホワイトホール?)の生成も可能になるという。
CERNはマイクロブラックホールおよびマイクロ逆ブラックホールによるウラシマ効果および逆ウラシマ効果を利用した両方向へのタイムマシンを開発したいらしいわ。
ロマンがあるわね。わたしもロマンが大好きよ。
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ほとんど何を言っているのかわからなかったけど、わたしの中で万有引力、ブラックホール、空間時間は一直線に並んだわ。万有斥力、ダークマター、ダークエネルギーも同様ね。
あとはわたしの中で点と点を結ぶだけだわ。
To be continued!⇒
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