第312話 CERN
■ジョーカー
晩餐会から3日後。わたし、凛、レオの3人はスイスジュネーブの欧州原子核研究機構(CERN)にいた。
晩餐会が終わったら残りの滞在期間は観光三昧よ。おとといからパリ入りしてフランスを観光していたわ。
隆臣とエースはバラライカの元で修行をしているから一緒には来られなかったけど、修行が終わり次第わたしたちに合流するみたい。滞在期間中に修行が終わればいいけど。
ルーヴル美術館、エッフェル塔、エトワール凱旋門、オペラ座、シャンゼリゼ通り、セーヌ川クルージング、コンコルド広場、ノートルダム大聖堂、モンマルトルの丘、ベルサイユ宮殿など。イギリスもそうだけどフランスも2日間じゃとても回りきれなかったわ。ほとんどパリだけで終わったもの。
でもプトレマイオスのブローチを見せたら一般人には入れない場所まで行けたからラッキー!
そして今日はシャルル・ド・ゴール空港から飛行機でコアントラン空港まで行き、そこからは電車に乗ってCERNまでやってきた。
CERNでは加速器を用いた素粒子物理学や原子核物理学の研究だけでなくブラックホールやタイムマシンの研究も行っている。
CERNといえば大型ハドロン衝突型加速器 (LHC)だわ。フランスとの国境をまたいで設置されている全周約27キロメートルの世界最大の円形衝突型加速器よ。
大阪環状線よりも長くて大江戸線の環状部と同じくらいで山手線よりは短いのね。
そして現在、この大型ハドロン衝突型加速器のおよそ4倍の全周を持つ未来円形衝突型加速器(FCC)(超大型衝突型加速器)の建設が進んでいるんだとか。2040年までには完成するみたいよ。
わたしたちがCERNに来たのは単なる見学目的ではない。ここで研究をしている理論物理学者のトーマス・シュヴァルツシルトに招かれたからである。
凛はここに来るのを非常に楽しみにしていた。実はわたしも同じくらいここに来るのが楽しみだった。
なぜならここで新たな能力のインスピレーションが得られると確信しているからよ。
わたしのガイスト能力は万有引力操作と斥力操作とダークエネルギー操作。
ガイスト能力は解釈を変えることで真の能力に近づく。ここまでいえばわたしがCERNに来た目的がわかるわよね?
To be continued!⇒
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