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第307話 幽体離脱

■隆臣



 瞑想……バラライカ曰く「無になって高次元への接続を図ること」らしい。

 リラックスして呼吸だけに集中し何も考えてはいけない……ということを考えてしまう。

 ダメだ! 瞑想ムズすぎ! それに気持ちのいい春風に揺られてだんだん眠くなってきた。

 やべー全然集中できねー! これじゃあいつまで経っても魔力を掴めないぞ。

 俺はチラッと横目で右隣のエースを見てみた。

 すご! めっちゃ集中してんじゃん! 口からよだれが垂れてるぞ。

 と思ってたら、



 ――コクっ



 あ、今舟こいだ。

 さてはエース、おいしいもの食べてる夢を見てるな! ほんっとかわいいなぁ。

 次は左隣のバラライカをチラッ。

 こっちは本物の集中だ。バラライカからは何も感じ取れない。かわいいとか軍服ロリかわいいとか物騒とか小さいのに生意気とかそういうのは一切。まるでただの置物だ。

 これが「無」なのか? これが集中の極地なのか?

 よし! 俺ももう1回頑張ってみよう!



――――――――――――――――



 ムリでした! どうしても余計なことを考えてしまう! 同じ理由でエースも瞑想できなかったって言ってた。

 そんな俺たちに対して瞑想上級者のバラライカは「素数を数えろ」と。いやプッチ神父かよ!

 とはいえいざ実践!

 2、3、5、7、11、13、17、23、29、31、37、41、43……らせん階段、カブト虫、廃墟の街、イチジクのタルト、カブト虫、ドロローサへの道、カブト虫、特異点、ジェット、エンジェル、アジサイ、カブト虫、特異点、秘密の皇帝………………



――――――――――――――――



 あれ? どうして俺がいるんだ? 俺なのにどうして俺の後ろ姿が見えるんだ?

 おいおいまさか……幽体離脱ってやつか!

 プッチ神父の真似にして素数を数えたり「14の言葉」を心の中で唱えてたらなんか幽体離脱できちゃったんだけど!

 幽体離脱してるってことは俺の意識レベルは高次元にまで到達したってことか? つまり俺の肉体は瞑想中ってことだよな!

 よっしゃあ! ついにやったぜ! ようやくだ! ここは隔絶領域だから日が暮れることはないが、恐らく5時間くらいは経過してるんじゃないか?

 あれ? 向こうにいるのは……エースだ! バラライカもいるぞ!

 どうやら2人とも幽体離脱しているようだ。ってことはエースも瞑想に成功したんだな。

 2人は何やら楽しそうに会話している。バラライカとエースって相容れないイメージがあったけど、意外とそうでもないのか? 実は気が合うのかね?

 そこんとこはよくわからないけど俺の存在は野暮だよな。

 俺は1人で空でも飛んでよーっと。

 てか遊んでる場合じゃねー! 俺は魔力操作マスターしなきゃいけないんだ!

 そもそも瞑想の目的は自身の体内の魔力を感じるため。今ならいけるか?

 俺は目を閉じた。そして胸に意識を向ける。

 そこには水色の炎のようなものがあった。これが俺の魔力の根源か?

 手を伸ばす。熱くはない。俺はそのまま魔力の根源を手で掴んだ。

 うお! なんだこれ! なんかよくわかんないけど力がみなぎってきた! 謎の力が指先足先まで浸透して体の中を循環し始めたぞ。これが魔力の流れか。



 To be continued!⇒

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