第223話 ドラゴン
きのうは寝落ちしてしまいましたw! すみません!
■ジョーカー
2回目の時間逆行に成功。しかし脳はお腹と右腕の痛みをまだ覚えている。全然なんともないのに、果てしなく痛い。
さっきは色々と考えてしまっていたから時間を止めるまでに少しかかったけど、今回はすぐに時間を止めてやるわ!
わたしはロザリオに血をなすりつけ、時間を停止させた。
透明野郎とあの影がわたしを直接狙ってきている。影の方の能力は未知数だし、できれば一旦距離を取る――逃げるのもありだわ。
わたしはすぐに万有引力操作と斥力操作を応用した高速移動で甲板から離れ、みんながいるマリーンエデンへ向かう。ヤツらの目的は玄武の霊核を国外へ送ること。わたしを執拗に追いかける必要はないはず。
時間停止の制限時間が過ぎた。わたしはかまわず全力で空を進む。少ししてもヤツらは追ってきてない。逃走に成功したのかしら。でも油断は禁物。みんなのところに戻るまでは常に全力で空を飛び続けよう。
そう思った矢先、
「グワォオオオン!」
コンテナ船からはすでに数十メートル離れたにもかかわらず、船内からは空気を揺らすような恐ろしい音が轟いた。いや音というよりむしろ鳴き声に近い。船内で一体何が起こっているのだろう。
すると、コンテナ船の船橋を超えて何かがこちらに向かってきているのがわかった。
あれは……セスナ? 違う! そんなものじゃない! アレは空想上の生き物のはず。なのにどうして!
「ド、ドラゴン!?」
大きな口には複数の牙が生えそろっており、翼を大きく広げて羽ばたかせ、長く伸びた尻尾は風になびいている。その姿かたちは誰がどう見ようと翼を持つタイプのドラゴンで、ものすごいスピードでわたしを追ってきている。わたしの飛行速度よりも速い! これじゃあ追いつかれるわ!
そしてあのドラゴンはウッズチームの中にいた翼の生えた少女ね。翼の形からそう判断できるけど、まさか人間がドラゴンに変化するなんて……ガイスト能力? 魔法? 第八感? どれとも違う気がする。キモ女や透明野郎と同じく、わたしの知らない何か特殊な異形が確実に存在する!
わたしは懐からナイフを取り出し、万有引力操作で加速してドラゴンに放つ。
しかしドラゴンの硬い鱗に弾かれてしまう。なんて硬さなの。投げ物でダメなら、ダークエネルギーで戦うしかないわね。
わたしのガイスト能力の範囲は半径10メートル。十分に引き付けてからあのドラゴンを攻撃しなければ、ダメージが通らないだろう。
ドラゴンとの距離15メートル。
ドラゴンの背中に見知らぬ女の子が乗っているのがわかった。あれは誰? ウッズチームの中にはいなかった。となるとさっきの影を操っていた能力者? 能力的に考えればガイストっぽいけど。
まさかこんなヤツらに苦戦するとは思ってなかった。逃げなきゃ! 死ぬ!
To be continued!⇒
今日もしかしたらもう1話投稿します!




