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第219話 ウッズチーム

■ジョーカー


 わたしは操舵室を出て甲板の方に向かう。さぁて、おバカさんたちは来てくれるのかしら?

 さっきまで晴れてたのに、操舵室で少しの間作業してるうちに空全体が雲に覆われていた。どんよりとした気分になるわね。いやだわ。

 操舵室にいたクルーを全員海に置いてきちゃったけど、船は自動運転で一定の速度を保って海上を進んでいる。蒸し暑くなってきた今の季節にこの風はちょうどいい。

 しばらくコンテナの上で足をぷらんぷらんさせながら退屈に待っていると、甲板の方から複数の足音が聞こえてきた。わたしは音源の方を見下ろす。

 するとそこには、ベージュのフォーマルなスーツを来た50代くらいの男、背中からドラゴンのような翼が生えた10歳前後の女の子、先の欠けたくちばしマスクを着け黒い長いコートをまとった懐かしい姿をしたお医者さん、左肩から巨大なきもちわるい肉塊を生やした30代くらいの女、顔が3つもある黒い犬がいた。


「あなたちがウッズチームね? ずいぶんと奇々怪々な姿をしているのね」


 わたしが言うとフォーマルスーツのおじさんが、


「俺は赤の剣の幹部のコードネームはウッズ。こいつらは部下だ。まさか追いつかれるとは思わなかった。てめー何者だ?」


 と、尋ねてきた。


「ふふふ、さあわたしは誰でしょう? 聖杯戦争において自分の真名しんめいをさらすバカはいないでしょ? それと一緒よ」


「何を言ってんだこのガキ。おめーら翻訳できるか?」


「名前がバレたら対策されちゃうってことだと思うよ」


 ドラゴンの翼を生やした少女はウッズに優しく説明した。そうそう、そういうこと!


「あら? おじさんには理解できなかったかしら?」


 わたしは煽り立てるようにウッズに言う。


「回りくどいんだよてめー! まあいい。どこの誰だか知らんが、消えてもら……ん? なんつった今お前。もう1回言ってくれ」


 しゃべっている最中にくちばしマスクの男はウッズに耳打ちをして何かを告げた。しかしくちばしマスクの声が聞き取れず何度か聞き返している。


「なに? こいつが禁忌の魔女だと? それは本当なのか?」


 ウッズは驚いたような口調で言った。

 わたしの二つ名がバレちゃったわね。けどどうでもいいわ。どうせわたしの大魔法とガイスト能力を対処することなんてできないんだから。



 To be continued!⇒

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