表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/363

第161話 玄武VSアリス

◾アリス


「2年前かしら? 人間ごときにやられてそこのかわいい子に取り込まれたのは」


 玄武はかわいい顔でいじわるそうに笑って言った。

 するとすーちゃんはテレパシーで(私には聞こえる)、


 ――負けたのは油断しただけよ! 本気を出してなかったから負けただけだもんっ!


 と玄武に伝えた。


「そんなの単なる言い訳じゃない。ま、あんたのことなんてどうでもいいわ。あたしはこうして実体を手に入れたのよ。羨ましいでしょ〜?」


 玄武は裾をつまんで持ち上げたり、くるっと回転して身にまとう黒を基調としたかわいらしい和装を私たちに見せつけてくる。不覚だかど、その服かわいいわね。私も着てみたい!

 そんなことを思っていると、


「あたしはあんたとは違う。何に対しても手を抜かない。ライオンはどんな獲物を狩るときにも手を抜かないの。それと一緒。そうね、まずは手始めに、そこの部外者たちから排除するわ」


 玄武は亮二たちの方を見て、その小さな右手をかざした。

 小さな灰色の光が右手の前で徐々に大きくなる。あれはなんだろう。わからないけど、嫌な予感がする。


「みんな避けてっ!」


 玄武の右手から灰色の光球が高速で放たれたが、亮二、篝、奏はそれぞれそれを避けた。


「ふーん。避けられるんだ。さすがはMMAだね。普通の人なら即死してたのに……」


 玄武は口を尖らせた。そりゃそうよ。私たちMMAは、あんたみたいな超常と戦うために毎日訓練してるんだから。

 とはいえ神霊級と戦うことなんて、本当にめったにない。2年間のうちに二度も神獣と戦うなんて、MMA東京本部はついてない。

 神霊級との戦闘は、街への被害、そして隊員への被害がとてつもないのだ。

 2年前に関しては、すぐに靖将さんが駆けつけてくれたから被害は京都市内で抑え込めたに過ぎない。

 私たちの班のすぐ近くには捕獲班が2つと、靖将さんにも匹敵する力を持つ響さんがいる。

 捕獲班は万が一玄武を討伐あるいは無力化出来なかった際の保険のようなもの。対神霊・神獣装備じゃないので、戦闘への参戦は望めない。

 でも響さんならきっとなんとかしてくれる。響さんの班がここに到着するまで、どうにか私たちだけで耐え抜かなければ!



 To be continued!⇒

ご閲覧ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ