第155話 神秘的な少女
24時10分はまだ16日だよ!
◾隆臣
「颯!?」
「隆臣くん……あんた何やってんの?」
「何って、こいつらのおもりだよ」
「嘘おっしゃいな! 占いで隆臣くんの運勢が最悪だったから、心配して来てみたのに、ちっちゃな女の子たちに囲まれて鼻の下伸ばして! もしかしてロリコンなの!? 馬鹿なの死ぬの? しかもスケベだし!? 天井に穴あけるし? あーあ、これは家賃5倍だなぁ」
颯は早口でまくし立てるように言ってきた。
「お前何言って……」
とか言ってる俺だったが、
「ん?」
なんだこのぷにぷに。ちょっと弾力があって、お餅みたいだ。
「……っ!」
見知らぬ女の子が涙目で俺を見上げている。10歳くらいの小さな女の子だ。
腰まで伸びた髪の毛とまんまるな瞳は青っぽくて緑っぽい不思議な色をしていて、それがえもいえぬ美しさを秘めている。神秘的!
しかも身につけているワンピースも同じような色で、この子からは神秘しか感じない。
そして俺はその子のちっちゃなおしりを鷲掴みにしてもみもみしていたのだ。
「ッ! ご、ごめん!」
俺は少女からすばやく離れ、流れるように土下座をする。
またやっちまった! ナディアに続いて二度目だ! 俺はマンガやアニメの主人公じゃねーんだ! やめてくれ神様! たしかにラッキーだけどさ! ぷにぷにだけどさ!
「ま、まさか貴様が……シナガワタカオミなのか?」
ぷにぷに少女はきらきらの涙目をもって上目遣いで尋ねてきた。声もこれまた神秘的!
「お、おう。そうだが」
「噂には聞いていたが、とってもえっちぃやつだのぅ」
少女はかわいく唇をとがらせた。かわいい。
「お前は誰だ?」
ナディアが尋ねる。
「ん? おお、貴様はナディアではないか! 噂通りのべっぴんさんじゃのぅ」
少女はナディアを見て微笑みながら言う。かわいい笑顔だ。
「何故私の名前を知っている。法院の関係者か?」
ナディアはほっぺたをちょっと赤らめて尋ねる。
「そうと言えばそうじゃが、そうじゃないと言えばそうじゃないのぅ」
それとこの子、妙に喋り方が古臭いな。保護者の影響だろうか?
「ぬぐぐめんどくさい! とにかく名乗れ!」
ナディアが珍しく大きな声で少女に詰め寄ると、
「むぅ……」
少女はちっちゃなおててをあごに当て、
「うむ! 名前くらいならさすがに大丈夫じゃろう!」
大きくうなずいてこう名乗った。
「我が名はガイア。地球じゃ!」
To be continued!⇒
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