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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

「お前の“付与魔法”はあまりに地味だ」と勇者パーティを追い出された俺、実は武具に“神々の祝福”を与えられる世界で唯一の存在だった。〜俺を追放した勇者たちは、ボロボロの剣で魔王軍に挑むそうです〜

作者:kuni
付与術師のアルスは、勇者パーティ「光の剣閃」の縁の下の力持ちだった。

彼の地味な《付与魔法》は、仲間たちの剣を鋭くし、盾を硬くし、杖の魔力を高める、戦闘に不可欠な生命線。しかし、その功績が正当に評価されることは決してなかった。手柄は常に派手な技を繰り出す勇者たちのものとなり、アルスは感謝の言葉すらかけられない日々を送っていた。

そしてある日、ダンジョン攻略後に告げられたのは、あまりにも理不尽な追放宣告だった。
「お前の支援は地味で戦力にならない。今日限りでクビだ」

長年尽くしてきた仲間たちに蔑まれ、パーティを追い出されたアルスは、絶望の中で王都を去る。

――だが、この追放劇が、彼の本当の伝説の始まりだった。

流れ着いた辺境の街で、アルスは自身の力がただの《付与魔法》ではなく、あらゆる武具に神の奇跡を宿す、世界で唯一のユニークスキル【神々の祝福】であったことを知る。
彼の価値を正しく評価してくれる新たな仲間たちと出会い、ただの鉄くずを伝説級の聖剣に変える彼の力は、瞬く間に辺境の地で噂となっていく。

一方で、アルスを失った勇者パーティは、装備の急激な劣化によって苦戦を強いられ、急速に凋落の一途を辿っていた。
そんな彼らの耳に届いた、最後の希望となる一つの噂。「どんな装備でも伝説級にする、奇跡の付与術師が辺境にいるらしい」――それが自分たちが見捨てた男のことだとは、夢にも思わずに……。

これは、地味だと虐げられた一人の付与術師が、自らの本当の価値を見出し、心優しい仲間たちと共に幸せを掴み、かつて自分を見下した者たちを圧倒的な実力で見返す、痛快な“ざまぁ”ファンタジー。
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