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22.金庫と装備

俺とルゼはマズドールの家の探索をしていた。


「なんか重要そうな物はないね」

「そうですね」

俺達はマズドールの書斎と思わしきところにいた。


「マズドールってだいぶ性格が曲がっていたと思うんだけど、学生時代から?」

「はい。だいぶ曲がっていました」

「だよね」

俺はマズドールを倒してよかったと改めて思った。


「私達が通っていた学院は大罪スキルを取得した者のために出来ているんです」

「どういうこと?」

「卒業後に魔王と6人の幹部の部下になりたい者が入学するんです。なので魔人領の中でも優秀な者しか入れません」

「なるほど」

魔人領にも身分の差だとかありそうだな。


「それに大罪スキルを持った者と同時期に入学できれば、在学中に幹部と関係性が出来ます」

「ってことは、マズドールはルゼかリディア様の部下だったの?」

「いえ。私もお姉ちゃんも選びませんでした。選ばなかったことについて当時だいぶ文句を言われましたよ。なんで優秀な私を選ばないんだ?と」

ルゼはめんどくさそうな表情をした。

思い出すだけでそんな表情になるということは相当だったのだろう。


「そんなマズドールが『怠惰の悪魔』を持っているなんて」

「エクストラスキルって、最初に取得したのから変わることがあるの?」

「聞いたことありません。もしかしたらスキルを奪う方法が私達がいない間に出来ている可能性はあります」

「なるほど」


俺達は話ながら書斎を漁っていると、壁に隠し扉があることに気付いた。

その中には厳重な金庫があった。


「これって開けられる?」

「マジックアイテムで、本人しか開けられないものだと思います。一応回収はしてもらえますか」

俺はマジックバッグに金庫を入れた。


「良い情報は得られなかったね」

「そうですね」

俺達は書斎を出た。


▽ ▽ ▽


俺達は街の中にテントを設営した。


居住区にあるほとんどの家が壊れていた。

ルゼが言うにはガシャールさんとランスンさんが大暴れだったそうだ。


「「ハルキ!」」

タンク達がやってきた。

ビーとティーもちゃんとついて来たようだ。


「お疲れ。どうした?」

タンクが球体の状態で目の前に迫ってきた。


「俺達も装備できるか確認してくれ」

「え?ああ装備ね」


俺は『異世界装備』のステータスを出そうと念じた。

念じると、目の前に始めて見るウィンドウが出てきた。


○異世界装備

頭:未装備

首:未装備

胴:未装備

下半身:未装備

右腕:未装備

左腕:未装備

右脚:未装備

左脚:未装備


○装備可能モンスター

タンク○(範囲内)

ビュラ○(範囲内)

ポンプ○(範囲内)

ビー○(範囲内)

ティー○(範囲内)


タンク達に言われて試してみることにした。

「まずはタンクを頭に装備。あれ?できない」

「なに?」

「首もダメだ。胴ならいけるか?いけた!」


俺の身体は光り、胴にタンクのカラーリングの鎧が付いた。

「おー!」


タンクは喜んでいた。

「装備できる箇所とできない箇所があるみたいだね」


俺達はいろいろ試した。


タンクは胴・右腕・左腕に装備可能。

ビュラは胴・下半身・左腕に装備可能。

ポンプは胴・右腕・左腕に装備可能。

ビーとティーは右脚・左脚に装備可能。

だった。


「うーん。全員を装備ってなるとこの組み合わせか?」

俺はビュラを胴、右腕にタンク、左腕にポンプ、両脚にビーとティーを装備した。


「ルゼ!どう?」

「強そうです!」

ルゼに褒められ、にやけてしまった。


「ハルキ!性能を確認してくれ」

「わかったよ。まずはタンク」


俺はガントレットが付いたような右手を前に突き出した。

「えーっと俺の意思じゃ動かせないかも。タンク、何か攻撃しようとしてくれ」

「わかった」

タンクが返事をすると、右腕から手甲から銃口が3つ出てきた。


「これはタンクの意思で撃てるの?」

「撃てそうだ」

「わかった。今はやめておこう。次は左腕」


俺は左腕をあげた。

「ポンプ、何が出来そう?」

「ハルキ!手を開いて」

俺が手を開くと手のひらから水の球が出てきた。


「お!水の攻撃が出来るのか」

「あと火も出ると思う!」

「わかった。これも今度確認しよう」

「うん!」


俺はビュラとポンプを交換した。

「ビュラは何が出来そう?」

「これ!」


左腕から光の刃が出てきた。

「かっこいいな」

「でしょ!」

「これも後日確認かな?」

「わかった!」


俺はすべての装備を解除した。


「みんな強そう。だけど街の中で確認するのは危ないからまた今度ね」

「わかった」

「「「「はーい」」」」


俺がテントに入ろうとすると、タンクに呼び止められた。

「ハルキが壊した城壁からモンスターが入ってくるかもしれない。ビーとティーも連れて街の周囲を警戒しててもいいか?」

「そうだね、お願い。でも無理はしないでね」

「わかった」


そういうとタンク達は街の外へ向かって行った。


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