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『心』



『心』


ねえ 心って どこにあるの、

そうきかれて 言葉につまるのは


持っている つもりだからなのか

持っている つもりなのだろうね


そんなわけの わかっていない

心というものを あなたにあげたのに


いつのまにか もうどこかへ

遺失物 のように

漂流物 のように


けれど 不思議なのは

いつのまにか

わたしの中には 新たな芽吹き


ねえ 心って どこにあるの?


ここだよと

優しく囁く 声


今は聞こえる


今なら

わかる



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― 新着の感想 ―
[良い点] 全体的に優しく、それでいてハッとさせられる様な素敵な詩でした。最後、問いを読者に投げ掛けたままにせずに、しっかり締めてくる辺り三千さんらしいですね。『今は聞こえる 今ならわかる』が小さいの…
[一言] 心って、不思議なもので、自分のものでも、リアルタイムで完全に把握するのが難しいですよね。 余裕のある時に冷静に心を掘り下げて行くと、無意識に取っていた行動や態度の本当の原因が分かったりする。…
[良い点] 良い詩ですね。 ふわっと包み込まれるような、優しい感覚と、少しの悲しみ。 三千さまは喪失と再生を描かれるのがお上手だといつも感心します。
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