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『いよいよ夜』


西の空は枇杷の色

山の端ごろんと寝そべって

雲を従えゆっくりと


近づく宵にせっつかれ

あくびをふわあとひとつ吐き

時間なのかと問うてくる


空に浮かぶは立ち枯れの

樹木や冷え冷え 山のふち


影絵のようなその陰影

見事なまでのその枝葉


西の空は紺青へ

あっという間に移りゆき


今日も宵に負けてしまったなあと……

枇杷色の空が


……悔しそうに

薄くなり

消えていく……


いよいよ



≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡

≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡



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― 新着の感想 ―
[良い点] 今まで見てきた日暮れ時の美しい空の中でも、あまりに美しくて、忘れられなくなった空というのがいくつかあります。 太陽が明るさを落として行って、桃色がかった赤になって、紫がかった地平線の上の…
[一言] 随分とリズムが良くなりましたね。 小説の方も書き慣れた感がひしひしと伝わってきます。 努力家の三千さんならではの大きな成長を感じます。 私も感心ばかりしてないで努力しなきゃ…。 si…
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