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ようこそ!ダンジョンへ!  作者: トーヤ


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ダンジョンとか女子会とか

(あおい)がしばらくはダンジョン課に詰めなければならないと言うので、大量のおにぎりとかサンドイッチとか、ドロップ品のうな重やら海鮮丼やらを渡しておいた。


こういう時って、インベントリはとてもありがたいわよね。


でも、あまりにも帰宅出来なさそうなら、何か考えないとダメかもね。

野菜も食べてもらわないと…



蒼がいない間に、まずは、(さき)ちゃんと(まい)ちゃんとランチで女子会の予定があるのよ。

ランチでも個室使用の出来る、少しお高めの和食のお店を予約してあると連絡が来たわ。


お店に着いたら、咲ちゃんと舞ちゃんがすでに待っていた。


「ごめん。遅れた?」


あれ?待ち合わせの時間、間違えた?


「まだ時間前ですよ」

「それなら良かった」

「お店に入ろうよ」


咲ちゃんに促されて、お店に入ると、そのまま個室に案内された。

メニューには、なんとか御膳ってのがたくさんあった。

どれも美味しそうよ?


その中から、1日10食限定の【極上彩り御膳】を選んでみた。

咲ちゃんと舞ちゃんも同じのを選んでたわ。


「この間は、ありがとうね」

「今日はいつもの(れん)さんですねぇ」

「いつものって何?」


舞ちゃんにしみじみ言われたけど、どういうこと?

私はいつも同じだけど?


「結婚式はかなりキレイだったわよ?」


あー、そういうこと?


「メイクさん達が頑張ってくれたのよ」

「それにしても、ねぇ?」


咲ちゃんは何が言いたいのよ?


「まさかメガネのまま登場するとは、思いませんでしたよ」


舞ちゃんが苦笑いしてる。


「いいじゃないのよ、メガネ!

みんな外せ外せって何よ?

メガネ外すなら結婚式やらないって最初から言ってあるのに!」


「「えぇー!?」」


ちょっと引くの止めてもらっていいかな?


「だから、新郎もメガネだったの!?」

「もちろんそうよ?」


当たり前でしょ?


「さすが蓮さんですね」


呆れるのも止めてもらっていいかな?


「あっ、これ。写真のデータよ。あげる」


咲ちゃんがUSBメモリを渡してくれる。


「いいの?ありがとう」

「しかし見事に、蓮ちゃんの好みだったわね」

「本当ですよね。実在するとは思いませんでした」

「そこまで言う?」


そんなに特殊な好みではないと思うけど?


「めっちゃイケメンだし!」

「どこで知り合ったんですか?」


あー、やっぱり聞かれるよね。

蒼には、ダンジョン課のことは話してもいいとは言われてるけどね。

もうすでに国からダンジョンの事は公表されてるから。


「あー、あれよ。この間、国から発表があったじゃない?」

「この間…って」

「ダンジョンですか?」


私は頷く。


「家にダンジョンが発生して、

その担当者としてダンジョン庁ダンジョン課から来たのが、蒼だったのよ」

「「えっ!?」」


まぁ、そんな反応になるよね。


「秘密にしておいてくれる?」


2人は頷いてくれた。


「もしかして、化粧水ってダンジョンとかでドロップ?とかしたポーションとかだったりする?」

「えっ?それって、めちゃくちゃ高いヤツだった気がします」


2人が確認するように私を見る。


「違うわよ?ダンジョンで採取出来る薬草は使ってるけど、私が作ってるわよ?」


錬金術でだけど。


「そうなのね」

「蓮さん、すごいですね。あの化粧水も」


まぁ、そうだよね。

ほぼポーションだしね?


「ポーションを参考に化粧水に落とし込んだからね」


頑張ったのよ。

緑色の化粧水はイヤだったのよ。


「蓮ちゃんって、そういうの好きよね」

「楽しいんだもん」


えぇー?って顔された。

なんでよ!


「ダンジョンがあるってことは、蓮さんって魔法とか使えるんですか?」

「あー、少しね」


少しって、言っておかないとね?


「いいなぁ、私も魔法少女になりたーい」


咲ちゃん…

魔法少女って…

私たちアラフォーだから、少女ではないと思うよ?

他に言いようがないけど。


「これからダンジョンが増えるみたいだから、魔法少女になれるかもよ?」

「でもマンション暮らしじゃ、ダンジョンはムリじゃない?」


あー、そうか。

でも、結婚して一軒家に住むとかなら、ありえるんじゃない?


「2人は結婚どうするの?」

「話がとんだわね?」

「いや、結婚して新居が一軒家ならダンジョンもあり得るかもって思ったのよ」

「「なるほど!」」


納得するんだ?

えっ?

そんなに魔法少女になりたいの?


「私は別れるかも…」

「舞ちゃん!?」

「やっぱり向こうのご両親が、私が庶民だからいい顔をしてないみたい」


どよんとしてしまった舞ちゃん。

次期社長だったっけ?

ってことは、親は社長と社長夫人か。


「彼氏はなんて?」

「何にも…なんか頼りないかな。仕事は出来るみたいだけど、親には逆らえないって感じかな」


あー、それは…。


「なんか悩んでるのバカらしくなって来た!うん、決めた!よし、別れよう!」


すっきりした顔になってるけど、とっくに決めてたんじゃないのかな?

背中押して欲しかっただけかな?


「なので、蓮さん。そのうち旦那さんのお友達とか職場の人とか紹介してくたさい」


切り替えが早いわね。


「あー、聞いておくね」


舞ちゃん、逞しすぎるわ…。


「私は別れちゃったわよ」

「「えっ!?」」


咲ちゃんはいつも爆弾を投下する。


「なんで!?」

「なんか海外に転勤になるんだって」


んっ?

それで別れたの?


「一緒に来てほしいとは、言われたんだけどね、断ったわよ。

それなら待っててほしいって言うのよ。

でも何年で戻ってこられるかわからないって言うし、

じゃあ別れましょうって言ったのよ。

だってこれから何年も待ってられないじゃない?

こっちはアラフォーなのよ?」


あー、なるほど?


「そんなわけで、蓮ちゃん。私にも紹介お願いしておいて」


えー?


「あー、はい。聞いておくね」


頷くしかないじゃないのよ!


「でも、しばらくはダンジョン課の方が忙しいみたいだから、落ち着いたらでいいかな?」


「「お願いしまーす」」


いい笑顔だね。

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