ダンジョンにお礼を言われる?
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ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
「冴木さん、4階層に行ってきました」
「米、野菜、果物ときたら、次はなんでしたか?」
なんか楽しんでます?
面白がってますよね?
「川でした」
「かわ!?」
「はい、たくさん川が並んでました」
「すみません、意味がわからないのですが」
ですよねー。
私も見た時、意味不明でしたから。
「たぶん、見ないとわからないと思います」
いやー、見てもわからないかも?
理解出来たらすごいと思う。
私には理解出来ませんでしたよ。
「では、今からお伺いしても?」
「お仕事は大丈夫なんですか?」
「メグミハントダンジョン優先ですから」
優先なんですか?
そうですか…
「大丈夫ならお待ちしてますね」
4階層に足を踏み入れた瞬間に聞こえてきた。
『メグミハントダンジョン4階層初回入場特典が冴木蒼に贈られます』
『スキル【生簀】が冴木蒼に贈られました』
やっぱり全階層で、特典はもらえそうな勢いだよね。
しかしスキル【生簀】って何?
「生簀って、あの生簀ですか?生きたままの魚とかを入れておく?」
「そのようです。そのスキルを使用すると、
生きたままマジックバッグに入れられるようです」
おー!
それなら、この階でお役立ちのスキルだね。
私の解体いらなくなった?
いや、自分で食べる分は捌けないと困るから解体必要だね。
4階層を見た瞬間に冴木さんは呟いた。
「川ですね」
肯定するしかない。
「川ですよね」
最初の感想なんてそれしか出て来ないよ。
「確かに川並んでますね」
でしょー?
「川を鑑定してみてください」
冴木さんは川を鑑定して、
はっ?とか、
えっ!?とか、
驚いてる驚いてる。
意味不明でしょー?
「緑川さんが見ないとわからないと言った意味がわかりましたよ」
説明に手を抜いたと言われたら、それまでですけどねぇ。
「ちなみに魔物は闇属性のスライムでしたよ。
他のスライムはまだ見かけてません」
「闇属性ですか」
そうなんです、闇なんです。
「はい、その辺にいるんですけど、
暗視じゃないと見えなくて困ってます」
だって、いつ攻撃されるかとかわからないじゃない?
「暗視お持ちなんですか?」
「ずっと探してたら取得出来ました」
その辺は私にもわからないので、聞かれても困るのですけどね。
「あー、いますね」
冴木さんが普通に言ったので、暗視を持ってることに気付くのが遅れた。
「暗視あるんですね?」
「これでも色々なダンジョンに潜ってますからね」
真っ暗なダンジョンとかもあるんですよと教えてくれた。
行きたくないダンジョンね。
うちのダンジョン明るくて良かった。
「さて、ドロップは何でしたか?」
あれ?まだ言ってなかったかな?
「アンチドートポーションでした」
「解毒薬のポーションってことですよね?」
「はい、即死毒じゃなければ大体には効果あるみたいですよ?
毒を持ってる魔物っているんですか?」
いや、いるんだろうとは思うけど。
ピンとは来てないんだよね。
「毒持ちばかりのダンジョンとかありましたよ?」
「うわー、すごいイヤですね」
絶対に行きたくないな。
「でも、ドロップに良いものが多かったりするんですよ、困ったことに。
なので、このポーションはとてもありがたいものです」
需要ないかと思ってたけど、あるんだね。
「じゃあ、魔石とポーション預けますね」
「ありがとうございます」
さっそくマジックバッグにしまってるけど。
「川の魚とかどうします?」
「どうしましょうね?」
悩んでいたら、突然聞こえてきましたよ。
『ダンジョンブレイク回避の感謝特典として2人に魔導具を贈ります』
『魔導具【転移の指輪】が2人に贈られました』
転移の指輪?
手のひらに指輪がひとつ乗っていた。
えっ?
ホントに指輪だ?
鑑定
転移の指輪
メグミハントダンジョンの特典を贈られた階層のみ自由に移動することが出来る
蓮は幸運の指輪と重ねづけする前提のシンプルなデザイン
冴木蒼は蓮とお揃いのシンプルなデザイン
えぇぇぇ!?
お揃いの指輪って…
「冴木さん?」
なんか固まってるけど大丈夫?
「転移の指輪、ですか」
そんなのがあることにビックリだわ。
そして、なんか申し訳ない。
「すみません、私とお揃いの指輪なんて…彼女さんとか奥さんに悪いですよね」
本当に申し訳ない。
「あっ、いえ。彼女とか妻とかいないんで」
えっ!?
「ウソですよね?」
そんな男前なのに?
モテないわけないじゃない?
「いえ、本当です。緑川さんこそ、私とお揃いの指輪とか、彼氏さんに申し訳ないです。
今なさってる指輪は、彼氏さんからですよね?」
指輪?
あっ、これのこと?
「違います違います!
この指輪、ここの宝箱から出た幸運の指輪なんです」
「えっ?ここ宝箱が出るんですか?」
あれ?
「言ってませんでしたか?」
言ってなかったかも…?
「聞いてないですね」
あー、ごめんなさい。
って、何でも言わなきゃダメなのかな?
色々秘密が多すぎて、何を話したか覚えてないなぁ。
「宝箱はそれだけでしたけど」
「幸運の指輪見せていただいても?」
あー。
「ハメたら外れなくなりました」
「はい?」
「くるくる回せたりするのに取れないんです」
くるくる回して見せてから、抜けないことを確認してもらった。
「本当ですね」
もしかしたら、転移の指輪も同じ仕様の可能性があるんじゃないかと思うんだけど。
いや、私は指輪しっぱなしでもいいけど、
冴木さんは彼女出来た時にマズいのでは?
けど、転移ってしてみたいよね?
私はサクッと指輪ハメちゃった。
「あっ!緑川さん。そんなあっさりといいんですか?」
「だって転移してみたくないですか?」
どんな感じなのかな?
ワクワクしない?
「それはそうですが、私とお揃いなんですよ?イヤじゃないんですか?」
「いえ別に?むしろ冴木さんの方が、私とお揃いでイヤなのでは?」
私はちょっと嬉しいと思ってしまったのは秘密だ。
冴木さんはため息をひとつ吐いて、
私と同じように小指に指輪をハメた。
「そんなわけないじゃないですか」
えっ?
指輪ハメて大丈夫なの?
「じゃあ、転移してみますか?」
冴木さんに聞かれて、頷きながら、
「どうやって転移するんですかね?」
「指輪に魔力を流すと、使い方がわかるようになりますよ?」
冴木さんに言われた通り、魔力を流してみる。
あっ、ホントだ。
今、4階層にいるから1〜3階層の指定した階層に転移できるみたい。
「でも、ホントに大丈夫なんですかね?」
冴木さんはクスッと笑って、
「では私が1度試しに転移して戻ってきますよ。
それから一緒に転移しましょう」
それなら大丈夫そうだけど、冴木さんが大丈夫?
「ちょっと行ってきますね」
シュッって感じで目の前から冴木さんが消えた。
えっ?今ので転移したってこと?
で、またシュッって感じで現れた。
「うわっ!」
ビックリした。
ここで、キャッ!とか出ないのは、おばさんだからなのかもねぇ。
「大丈夫ですか?緑川さん?」
「大丈夫です、冴木さんがいきなり消えたと思ったら、現れたから驚いただけです」
そうでしたか、と冴木さんは笑っている。
「では、一緒に転移してみますか?」
冴木さんは右手を私に差し出して言った。
この右手は?
私がクビを傾げてると、
「お一人は心配なのですよね?
手を繋いでいれば大丈夫では?」
男前の真顔で言わないでくれる?
ドキドキするから。
って言うか、この年になって誰かと手を繋ぐ?
ものすごい小っ恥ずかしいんですけど?
冴木さんの顔を見ると、不本意っぽい表情でうっすら赤い気がする。
怒ってるのかな?
冴木さんも恥ずかしいのに私のために、イヤな役回りを…
仕事のためにしてくれてる冴木さんなんだから、
勘違いとかしちゃダメよね。
失礼よね。
ドキドキしてる場合じゃないわよね。
私は、冴木さんの右手に自分の手を重ねた。
「1階層に転移指定してください」
「わかりました」
瞬きをするくらいの刹那の時間で、
田んぼのある1階層へと転移していた。
「わぁぁ!ホントに転移したの!?」
すごいすごいすごい!!!
「大丈夫だったでしょう?」
「はい!」
これで歩き回るのを減らせるよね。
スライム倒すのは、動かないとダメだけど。
地道に経験値稼いでいかないとねぇ。
先は長いんだよ。
「では4階層に戻って、魚ゲットしてきましょうか」
あっ、そうだった。
買取査定してもらわないとダメだったんだ。
「そうしましょう」
手を繋いだまま転移した。
もう繋いでなくてもよかったのではーーー!?!?
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。




