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ようこそ!ダンジョンへ!  作者: トーヤ


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137/143

番外編8.冴木蒼の場合2

累計PV870,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

いきなり緑川(みどりかわ)さんを泣かせてしまった。


時間停止のマジックバッグの作成に時止石が必要だと言うので、取りに行った。


今は兄貴の家だが、元々は実家に発生したダンジョンでドロップしたのを思い出したからだ。


緑川さんからダンジョン課が買取したアンチドートポーションを、俺は個人で買い直し実家の毒持ちの魔物しか出てこないダンジョンへと潜った。


毒トカゲから稀にドロップするはずの時止石。

やっとドロップした時には、手持ちのアンチドートポーションは使い切っていた。


俺は、スキル【移動距離ゼロ】で、緑川さんの家へ飛んだ。


ヒールポーションを渡され、少しだけ楽になる。

でも毒は残っている。

緑川さんもアンチドートポーションは手元にはないようだ。

どうしようか…。


突然俺の身体が光った。

緑川さんが魔法を使ったのか?


緑川さんに、ボロボロの俺を見て心臓が止まるかと思ったと言われた。


時止石を渡すと、これが無くても生きていけるけど、俺がいなくなったらどうしたらいいんだって、泣かれてしまった。


どうしたらいいのかわからなくて、だけどとても愛おしかったんだ。

俺がいなくなったら困ると言われて、俺はここにいることを示すために緑川さんを抱きしめた。

とてもいい香りがした。


その後、説教されたので素直に謝ったよ。

罰として、(れん)と名前呼びと敬語をやめることと言われてが、むしろ喜んで!と言いたい。


ずっと呼びたかった。


だが、俺のことはちゃん付けで呼ぼうとするので、断固として拒否だ。

(あおい)ちゃん呼びは、お袋を思い出すから勘弁してほしい。

うちのお袋はなぜか子供を全員ちゃん付けで呼んでいた。

何度抗議しても聞き入れてもらえなかった。

で、そのまま親父と出先で事故に巻き込まれて帰ってくることはなかった。


なので、ちゃん呼びは許可しないよ。


☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆


それからは、毎日蓮の晩ご飯を食べに来ていた。

蓮にいい加減に引っ越してきたら?と言われて迷った。

いつもご飯を食べた後、都庁ダンジョンに潜りに行っていたからだ。


そうしたら、また疑われた。


「やっぱり奥さんとか彼女さんとかいるんじゃないの!?」


って、まだそこが引っかかっているのか?


「違う!それは絶対違うから!」


他に女とかありえないだろう。

どう説明したものが悩んでいたら、蓮に仕事に戻ってるかダンジョンにもぐってるんじゃないの?って言われた。


図星を突かれて、なんで?と固まった。


蓮が、以前に人を鑑定出来るか俺で試したらしい。

ごめんなさいと謝られた。

俺もダンジョンに潜りに戻ってるのを黙ってたことを謝罪した。


ちゃんと話をしなくちゃダメかも知れないな。

蓮もそう思ったみたいで、少し話そうと言う。

もちろん異論はない。


そして、蓮に聞かれたのは、本当に結婚するつもりがあるのかだった。


そこからなのか!?

もちろん蓮と結婚したいと告げる。


蓮じゃなければ、結婚なんかしないと思うしな。

ただ、結婚後にダンジョンには潜れなくなるだろうことが、ネックではある。


だが、蓮はダンジョンに行ってもいいと言う。

ちゃんと帰ってくる事。

ダンジョンに行ってそのまま仕事に行かない事。

必ず朝ごはんを一緒に食べる事。

俺は約束して、ありがとうを伝える。


朝ごはんや晩ごはんのリクエストもしていいんだって!

俺は、全く料理が出来ないからな。

それに、蓮の料理はものすごく美味いんだ!

それだけでも、幸せだよな?


☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆


俺は、兄弟で作っているチャットで、


結婚するから、顔合わせをしたい。


と、メッセージを送ると、俺のメッセージが一瞬で画面から消える勢いで、姉貴と弟、兄貴のやり取りが流れていく。


[信じられない。]

[相手を騙してるのか。]

[どんな人?]

[可愛い?]

[綺麗?]

[写真は?]

[何歳?]

[どこで知り合ったの?]

[ストーカーじゃない?]

[大丈夫?]


とか、延々と流れていく。


俺の返事はいらねぇの?

打つヒマもねぇんだが?


まるっとスルーして、


[いつなら都合いい?]


[彼女さんの都合は?]

[合わせるって言ってた。]


姉貴の都合次第じゃないか?

姉貴以外は都内にいるし。



顔合わせの日、俺の実家もとい、今は兄貴の家に蓮を連れて行くと、ハイテンションの姉貴の出迎えに、蓮はものすごい戸惑っていた。

すまん。


「ねぇ?蓮ちゃん?ホントに蒼でいいの?」


って、いきなり蓮ちゃん呼びに、俺でいいのかってどういうことだよ!?


陰気くさいってなんだよ?

そんなことないよな?


蓮がすごいことを言った。


「私の好み、どストライクなのですが」


えっ!?


「ちょっと蒼、なんであんたが驚いてるのよ!?」

「いや、初めて聞いたから」


蓮はそうだった?とクビを傾げている。

蓮、可愛い。


天音(あまね)が、俺のことを怪しいだろと言う。

怪しくないだろ?

あー、ダンジョン課のことを知らなかったら怪しいかも知れないな?


俺が蓮の担当だと告げることで、全員が納得した。


みんなが蓮を大歓迎で良かったけど、俺をコケにしなくても良くないか?


そこで、蓮の家にすでに俺がいることがバレてしまい、兄貴に怒られる。

この歳になって、兄貴に怒られるとか…。

蓮がフォローしてくれたけど、蓮の一言での惨事だからな?


あっ?

結婚はいつか?結婚式はいつか?


決まってないといったら、姉貴と杏花(きょうか)義姉さんにテキパキと決められて、3月に結婚式をすることになった。


そんなに急ぐ必要あるのか?


えっ?蓮を逃さないため!?

逃げないと思うけど…。


えっ?俺の気が変わらないうちに!?

変わらないけど?

変わるわけがない。

こんなに蓮のことしか見えてないのに?

おかしいな?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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