ダンジョンナビアプリの魔導具ショップ『MH』オープン
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咲ちゃんと舞ちゃんと10時くらいから集まってお茶してる。
初日くらいは、と思ってね。
3人で、借りたオフィスで一緒にオープンを待つことにした。
「こんなにのんびりしてて大丈夫なの?」
咲ちゃんが、ドロップ品の季節のタルトのひとつ、桃のタルトを食べながら言った。
「だって、ショップサイトは13時オープンだし?」
私がそう言うと、
「そうですよぉー、準備はしたんですから後は待つだけですよ」
舞ちゃんは、洋梨のタルトをもぐもぐしている。
「始まってみないと、あとはわからないと思うんだよね」
何にもわからない状態で始めることになったからねぇ。
「それに、初日からそんなに注文があるとも思えないんだけど」
私がそう言うと、2人は変な顔をした。
「蓮ちゃん、それ本気で言ってるの?」
咲ちゃんにそう言われたけど、意味がわからない。
「本気って?もちろんそうだけど?」
「蓮さん、旦那さんから聞いてないんですか?」
蒼から?
「何を?」
「ほんとーーーーに聞いてないの?」
咲ちゃん?
「だから、何を?」
「このショップって、ダンジョン課公認のショップなんですよ!?蓮さんも知ってますよね!?」
えっ?
公認って何!?
初めて聞いたと思うけど!?
「ダンジョン課で宣伝するって、豪くん言ってたけど?」
はっ!?
宣伝って何!?
えっ!?
「ウソでしょ!?」
2人は横に首を振る。
えっ?本当に!?
あれ?そう言えば蒼がなんか言ってた気がしないでもない…。
ダンジョン課のサイトにも、リンク貼るって言ってた…ような…?
「…サイトの営業時間を減らした方がいい感じ?手が回らなくなる可能性ある?」
「あると思うけど」
「今日次第で、営業時間は考えた方がいいと思います」
マジですか…。
一応午後、13時から17時までの営業予定ではあるけれど、初日だしと思って集まっただけだったんだけど…。
もしかして、様子を見て変更を余儀なくされる?
普段、私はここにはあまり来ることはないと思うけど、2人に負担かかりすぎる?
私は基本的に、家で魔導具とかポーション作る予定だから。
オフィスには、2人のデスクと休憩できるソファーを置いてある。
今、お茶してるのが、そのソファーよ。
ヒマだったら休憩は、必要でしょ?
あれ?
もしかしてヒマなんてない、とか言わないわよね?
あとはもちろん、パソコンはデータ処理に必要だから経費で購入済みだし。
舞ちゃんには、色々オープン前に頑張ってもらった。
ショップサイトをかなりいじってもらった。
魔導具は、購入は一個のみの設定をしてもらったり、ポーションは1日2本までに設定してもらったり、ね。
咲ちゃんには、ポーションが売れるたびに、取引成立の翌々日の消費期限のシールを貼ってから送信してもらわなくちゃダメだしね。
ポーション類は、インベントリで保管してもらうことになっている。
そんな予定でいたんだけど、簡単に考えすぎてた?
あー。
これは全くの予想外だよ。
13時のオープンと同時に、購入ボタンが押されまくっているようだ。
2人のパソコンに、ナビアプリからデータがどんどん流れてくる。
ウソでしょ!?
サイト閲覧のカウンターアップが止まらないんだけど!?
怖っ!
「蓮さん、営業時間短縮しましょう」
「そうね、これは処理能力超えちゃうわ」
まだ30分も経ってないのに、3,000以上の注文数って、なんなのよ!
「わかったわ、15時か6,000オーダーで終了しよう。舞ちゃん、今から設定変えられる?」
もうすでに3,000超えてるから、ここでいきなりやめられないしね。
「やります。ちょっとこれはキャパオーバーです」
「蓮ちゃん、旦那さんに連絡して!サイトのリンクの営業時間とか変更してもらった方がいいよ」
そうだ!
そっちも変えてもらわないとダメだよね。
私は頷いて、
「蒼、お願いがある」
「どうした?ショップオープンしたんだろ?」
「それのお願い。キャパオーバーなオーダーが入ってきてるから、6,000オーダーか15時までの営業に変更するから、ダンジョン課の方で設定してたら、変更お願いして」
「わかった」
「お願い」
「蓮さん、変更終わりました」
「ありがとう!」
「あっ、6,000オーダーです」
…えっ?
まだ14時にもなってないんだけど?
「本当に?」
本日の営業は、終了しました…。
「舞ちゃん、データの集計してくれる?」
「わかりました」
「蓮ちゃん。思ったんだけど、1日に販売する上限設定してなかったんじゃない?
1人が買えるMAXは設定したけど、全体のMAXを設定してない気がするけど?」
「「あっ!」」
咲ちゃんに言われて、舞ちゃんと声が揃った。
「蓮さん、マズイです。マジックバッグ複数出てます」
「うわー、やっちゃったかな…」
「舞ちゃん、データ集計したら、私に回して?チェックは私がやるわ」
咲ちゃん…。
女神さまかな?
「わかりました、私はMAX設定出来るようにします。蓮さんはMAX数を考えてください」
「わかったわ」
今日が金曜日で良かったよね。
土日で在庫増やさないと…
そもそも、今日は何がどのくらい出たのかわからないと、MAXも決められない?
マジックバッグはしばらく売らないから、作らなくていいでしょ?
あっ、違う。
今日の分は、作らなくちゃダメなんだった…。
ポーションがどのくらい注文があったのか。
最大1万2千本よね。
全ポーションを2本ずつ購入されてたら、大変なことになる。
ポーション。
ヒールポーション。
ミドルヒールポーション。
ハイヒールポーション。
マナポーション(50%)。
アンチドートポーション。
キュアポーション。
7種類を販売リストにしてある。
エリクサーとパナシーアは、ちょっと延期したよ。
「蓮ちゃん、やっぱり同じIDで何回も購入手続きしてる人がいるわ」
やっぱりか。
「舞ちゃん、1人1個限定のものは、購入出来ないような設定って出来る?」
そんなこと出来るのかな?
「出来ます。最初から設定しておけば良かったですよね、すみません」
舞ちゃんがしょんぼりしてしまった。
「舞ちゃんが謝ることないよ。私がよくわかってなかったから」
プログラムとかサイトの仕組みがどうとか全然わからないのよね。
「次からは、ID入力された時点で、購入データをチェックして入力出来ないようにします」
そんなこと出来るの?
「お願い」
初日から、てんやわんやね…。
初日だから、が正解かな?
「蓮ちゃん、個人の購入上限以上のオーダーには、キャンセル通知でいいのよね?」
「そうだけど、来週の月曜にしない?今日は色々把握に時間使おう」
私がそう言うと、
「わかったわ。でも、初日からこんなに注文が来るとはねぇ」
咲ちゃんの苦笑いに、同意しかないんだけどね。
まいったわね。
チェックした結果は、腹立たしい事に半分弱のオーダーは複数オーダーのものだった。
転売目的ってことかな?
いい加減にして欲しいよね。
取引を成立させない限り、金銭の動きはないので、取引確定前ならどちらからでもキャンセル出来るが、購入者側からは購入から15分以内と制限がつく。
嫌がらせみたいに確定直前にキャンセルされても困るしね。
こちらからは、確認後、購入数の上限を超えてるならば、キャンセルするけどね。
今回は、かなりのキャンセルが出るだろうね。
ブラックリストに入れておきたいところだけど、こっちの不手際もあるからねぇ。
まっ、監視対象にはなるよね。
「蓮さーん、MAXどうしますか?」
そうだ、それも決めなくちゃダメなんだよね。
「マジックバッグは、月に1個ずつしか販売しない予定だったから、今月はもう在庫なしにしておいてくれる?」
「りょーかいでーす」
「でも、蓮ちゃん?今日だけでマジックバッグが13個売れてるわよ!?」
えっ!?
13個!?
「どっちのマジックバッグ?」
「えーとね、時間停止ありが3個、時間停止なしが10個よ」
「ウソでしょー!?」
それだけで16億超えてるんですけど!?
「あっ、これでも複数オーダーの分は抜いてあるわよ」
「えっ!?もっとあったってことですか!?」
舞ちゃんが驚いてる。
って言うか、私も驚いてるんだけどね。
「そうね、全部で56個のオーダー入ってたのよ」
複数個のマジックバッグを買うって、どれだけお金持ちなのよ?
ってか、転売する気満々なのでは!?
「これはやっぱり、誰が何を購入したかチェックしないとダメね」
「ですねー。土日でなんとかしますよ」
「お願い出来る?」
舞ちゃんは、まかせてください!と頼もしい返事をくれた。
「蓮ちゃん、ポーションの必要数ざっくりと出たわよ」
おしえてーと言うと、
「ポーションとマナポーションが6,000ずつ、ヒールポーションが3,000、ミドルヒールポーションが300、ハイヒールポーションが100、アンチドートポーションが80、キュアポーションが120あれば、今日の分は間に合うわ」
マジですか…。
「ポーションとマナポーションが6,000ずつ…?」
インベントリにはポーションが10,000ほど入っているけど、今日の分しか間に合わないね。
残り4,000じゃストックと言うには、全然足りない。
マナポーションは、3,000くらいしかないんだけど!?
「ヒールポーションが3,000か」
ヒールポーションは、5,000あるから今日の分は足りる。
「あとは、ミドルヒールポーションが300って…」
他は、そんなに出ないと思ってたから、150くらいずつしかストックがないんだけど!?
ミドルヒールポーションが足りないね。
2階層の薬草畑にそんなに栽培されてたかな?
マザーに薬草も増やしてもらえるように、お願いしなくちゃダメね。
富士山からの魔力を使ってもらおう。
「蓮ちゃん?大丈夫?」
「土日でポーションを錬金しまくるしかないわね」
やってやろうじゃないのよ。
「ポーションとマナポーションのMAXを5,000にしよう。ヒールポーションは1,000でいいかな?あとは50で良くないかな?」
「大丈夫?そんなに出来る!?」
「ショップは2人に任せっきりになっちゃうかもだけど、大丈夫だと思う」
ポーションポアーがなかったら無理だったろうけどね。
初日の売上
マジックバッグ 16億円
内訳
4億円×3
4千万円×10
経験値5倍の魔導具 37億5,000万円
内訳
1,500万円×250
ポーション 900万
内訳
1,500円×6,000
マナポーション 12億円
内訳
20万円×6,000
ヒールポーション 1億6,200万円
内訳
54,000円×3,000
ミドルヒールポーション 4,800万円
内訳
16万円×300
ハイヒールポーション 16億円
内訳
1,600万円×100
アンチドートポーション 432万円
内訳
54,000円×80
キュアポーション 648万円
内訳
54,000円×120
結界(物理攻撃軽減)の銀の指輪 1,250万円
内訳
50,000円×250
結界(魔法攻撃軽減)の銀の指輪 900万円
内訳
50,000円×180
結界(毒攻撃軽減)の銀の指輪 250万円
内訳
50,000円×50
体力回復(小)の銀の指輪 3,400万円
内訳
40,000円 ×850
魔力回復(小)の銀の指輪 1,440万円
内訳
40,000円×360
総額 84億5,220万円
個数は、ざっくりですけれどもっ!
おかしなことになっちゃったな。
どうしたらいいかな?
ダンジョンって、どのくらいまで増えてるのかな?
どう考えても3,000以上あるんだよね?
あっ、あのMAXだと瓶が足りなくなるね?
蒼にお願いして、1日のポーション瓶の納品数を15,000とか20,000に増やしてもらわないとダメだ。
ストックも作らなくちゃダメなんだから、今の10,000じゃ足りない。
MAXもう少し減らそうかな…。
「舞ちゃん、ごめん。MAX減らしていい?」
「大丈夫ですよ?」
設定し終わってたよね。
ごめんね。
「ポーション瓶が足りない。ポーション瓶の納品数日が増えるまで、ポーションとマナポーションは4,000で、ヒールポーションは500にする。残りは50のままで」
「その数で設定します」
「お願いね」
しばらくポーション作りがメインになりそう。
しばらくしたら落ち着くのか、消耗品だからこのままなのか…。
「蓮ちゃん。複数購入者のIDは300くらいあったわよ」
「あー、それってダンジョンの存在が公表される前からダンジョン所有してた人たちじゃないのかな?」
確かダンジョン数300くらいって言ってた気がする。
「なるほど、だからお金持ってるってことね?」
「だね」
「その人達も1オーダーは購入出来るのよね?」
「そうだね」
「なら、今日の販売者数は3,120IDよ」
ってことは、やっぱりダンジョンはそのくらい存在してるってことよね。
マザーにたくさん魔力使ってもらわなくちゃねぇ。
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
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