ダンジョン特典を貰いに行こう!
『メグミハントダンジョン1階層初回入場特典が川里咲に贈られます』
『スキル【インベントリ】が川里咲に贈られました』
『メグミハントダンジョン1階層初回入場特典が小山内舞に贈られます』
『スキル【インベントリ】が小山内舞に贈られました』
ちゃんとインベントリもらえたね。
「「えっ!?」」
2人とも固まったわね。
「蓮ちゃん、インベントリ?って何?」
咲ちゃんはそこからだよねぇ。
「蓮さん!インベントリですよ!無限収納ですよ!」
そうだね。
「咲さん!インベントリは、さっき話に出てたマジックバッグのもっとすごいヤツですよ!」
説明ありがとう、舞ちゃん。
「なんでそんなすごいものが?特典とか言ってたわよ?」
「だから、うちのダンジョン変わってるって言ったでしょ?他のダンジョンはこんなことはないみたいたから、秘密ね」
「インベントリのことも秘密にした方がいいですよね?」
「そうだね、あまり持ってる人いないみたいだからね」
何人かはいるんだけどね。
蒼以外は知らない人だけど。
「どうして、インベントリ?が2人とも貰えたの?みんな貰えるの?」
「さすがにみんながインベントリ貰えるとは思えないですけどー?」
だよねぇ。
「それはね、私が頼んだからだよ」
「「誰に?」」
まぁ、そうなるよね。
「マザー!」
ちゃら〜ん!
『初めまして、咲、舞。このダンジョンのマザーコアのマザーです』
マザーが、さらりと自己紹介してくれた。
「マザーコア?」
「蓮ちゃん?どういうこと?マザーコアって?」
なんて説明したらいいかな?
ちゃら〜ん!
『コアとは、ダンジョンの最深部にあるダンジョンの核のことです。この核が破壊されるとダンジョンは消滅します』
「それを破壊していけばいいんですか?」
あー、そう受け取っちゃうか。
「舞ちゃん、ダンジョン所有者になると説明されるんだけど、ダンジョンから取れる魔石をエネルギー源として使いたいから、コアは破壊しないようにって言われたよ。永久的に魔石を取りたいんだと思う」
「あー、なるほど!この国って、エネルギー源を輸入に頼ってますもんね」
そうそう。
「じゃあ、ダンジョン所有者は魔石を国?に売るのが目的ってこと?」
咲ちゃんが、なんとか理解しようとしている。
「そうだね、あとはダンジョンから魔物が溢れないように管理することかな」
私がそう言うと、舞ちゃんが食いついた。
「えっ!?スタンピードとかブレイクとかありえるんですか!?」
さすが!
すぐに理解出来ちゃうんだね。
想像の範囲内?
「ほっといたら、ブレイクするみたいよ?所有者になってブレイクさせたら、管理責任を問われるんだと思う」
私も気をつけないとね。
ちゃら〜ん!
『マザーは、他のコアのマザーなのです』
ってか、マザーそれを言っちゃうの!?
いきなりぶっ込んできたわね!?
2人はまた頭に???を飛ばしている。
ちゃら〜ん!
『他のダンジョンは、ここから派生して発生しています』
咲ちゃんと舞ちゃんが私を見る。
「そうらしいのよね。ダンジョンの大元なんだって」
「それって、ここのダンジョンが消滅したら全部のダンジョンが消える…?」
ちゃら〜ん!
『舞、正解です。もし今、全ダンジョンが消滅したらどうなるかわかりますか?』
それって…もうダンジョンが作られなくなるってことよね?
「富士山、噴火する!?」
ちゃら〜ん!
『蓮、正解です』
やっぱりそうなっちゃうのか。
「蓮ちゃん、どういうこと!?富士山が噴火!?」
国からの公表には、富士山噴火の話はなかったんだっけ?
「富士山の火山活動のエネルギーを魔力に変換して、ダンジョンを作ってるみたいなのよ」
「えっ?ダンジョンを増やさなかったら、富士山が噴火してたってことですか!?」
ちゃら〜ん!
『舞、その通りです』
「マザーが魔力に変換してくれてるんですよね?」
ちゃら〜ん!
『咲、マザーはその件に関与していません』
「「えっ!?」」
この流れだと、マザーが魔力に変換してくれてると思うよね。
「マザー、その件で何かわかったことってあるの?」
ちゃら〜ん!
『蓮、やはりマスターコアが関係しているようですが、マスターコアとの連絡は取れないままです』
「「マスターコア!?」」
2人は私の顔を見てるけど、
「私もわからないのよ」
ちゃら〜ん!
『連絡は取り続けてみるので、この件はマザーに預けてください』
「わかった。お願いね」
ちゃら〜ん!
『では、咲と舞はスライムを1体ずつ倒してください!』
「「えっ!?」」
ちゃら〜ん!
『蓮と魔道具ショップを始めるんですよね?』
「「はい」」
ちゃら〜ん!
『では、ナビゲーションタブレットが必要になるので、スライムを倒してください』
マザー、その説明では理解出来ないのでは?
「ダンジョン所有者になって、最初の魔物を倒した時に、その魔物からタブレットがドロップするのよ。で、2人は所有者じゃないけど特別にタブレットをドロップ出来るようにお願いしたの」
「ショップで、取引確定時にタブレット使うって言ってたのは聞いてたけど、どう使うの?」
あれ?
それも説明してなかった?
「なんかね、ダンジョンナビゲーションのタブレットって、謎仕様で、取引が確定した時だけ荷物を送ることが出来るのよ」
「んっ?」
どう説明したらいいのかな?
ちゃら〜ん!
『荷物の転移と思ってくれていいですよ』
なるほど!
転移か!って、あれって転移なの!?
「「転移!?」」
ちゃら〜ん!
『そうです。なので魔道具ショップの取引にはタブレットが必要ですよね?なのでスライムを倒してください』
「スライムがいるんですか!?」
「って言うか、今のところスライムしかいないかな、うちのダンジョン」
但し、色んなスライムがいるけどね。
「倒すって言っても、どうやって?」
そうだよね。
魔法はまだ使えないしね。
それなら、あれかな?
私はインベントリから、バールを取り出して咲ちゃんに渡した。
「これ、どうするの?」
「これをスライムに叩きつければ、この階層のスライムは倒せるよ」
咲ちゃんが、えぇ!?ってバールを見ている。
「咲さん、私が先にやってみますよ!」
舞ちゃんがうずうずしてる!?
咲ちゃんからバールを渡された舞ちゃんが、辺りを見回してる。
「あっ、なんか索敵のスキル取得しましたよ!?」
えっ!?
舞ちゃんたちもスキル取り放題?
「もしかして、スライム探すのに、索敵欲しいなとか思った?」
「そうです!これも蓮さんのダンジョンだけですか!?」
私が頷くと、咲ちゃんがクビを傾げながら、
「魔法を使うにはどうしたらいいの?」
やっぱり魔法使いたいのね?
「魔法名を…例えば、ロックバレットとかを思い浮かべてみて?」
バレットは使いやすいしね。
この階層で、火はあまり使って欲しくないし、カッターで稲穂刈り取られても困るし…
「あっ!ロックバレット取得出来たよ!?」
「これで、念願の魔法少女だね」
2人はこの後、スライムを倒しまくって、レベル3になっていた。
楽しかったのかな?
2人で相談して魔法のスキル覚えてたよ。
もちろんタブレットもドロップしたからね?
倒したスライムの魔石とドロップ品は、インベントリに直接入っていることを教えると、大興奮だった。
舞ちゃんがね。
楽しそうで何より。




