人物紹介
時々追加するかもしれません。
クレア
城のお針子。身体的には特徴がないのが特徴です、というくらい平均値を極めている。顔立ちはややかわいい系。
兄が二人いるから家を継ぐこともないと自由生活するつもりが、二人とも婿に行かれ急に婿探しが発生する。その折に針紛失事件を起こし、罰則的にあちこち回った結果、優良な婿をゲットする。
実家はこの国でほぼ一番古い(同列一位が3家ある)貴族家ではある。ただし、地味を極めているため忘れられがちである。経営している洋品店のほうが有名である。
針仕事全般が得意分野。好きなのは小物作成。
料理も掃除もできるが、できる、程度で、好きではなく、おうちのことは専門の人雇います……という感じ。
後に4児の母となる。長男長女の後に双子が来た。アトスの家系なのか皆ほどほどに大きく、お母さんちっちゃくなったねぇと言われる。
領主仕事をしつつ、精霊の話も聞きつつ、平穏に今後も過ごしていく。
アトス
騎士。騎士団の裁縫室の主。地元でも大きいとは言われていたが、王都周辺だと大男といった風でどこでも目立つ。見た目に反して刺繍などが得意。
海のそばの領地に育ったが気質があわず、騎士団の誘いがあったので王都にでることにした。
それから5年、地元に帰ってきたら? という両親からの手紙にまた今度という返事を出して迷っているころに運命の出会いをする。
騎士団生活の中で家事全般をマスターしており、ものによってはクレアより上手である。細工物のお菓子などは得意で、装飾されたパイ類はお祝い事のたびに出される。食べるのがもったいないという評である。
クレアと穏やかな日々を過ごしていく。
森の精霊
遠い昔、というほどでもないが、建国のときに尽力した人物の友人。その人物というのがグノー家の初代である。
グノー家の領地にある森の鹿に憑いて住んでいる。風の精霊なので何かに憑いてないと流されるからである。本体は分割可能で小さい風をあちこちに飛ばして遊び歩いている。その一部がごくまれに人の体に憑くことがあり、人として暮らしたこともある。
友人の子供たちを見守っていてね、の言葉通りに長年つきあっているが、嫌々というわけでもない。なんか、みんなうちの子!みたいな!という感じらしい。いうなれば親戚のおじちゃん。
海風の精霊
海の向こうからやってきた一族を守護している。現在も守護している。独占欲強めで、うちの一族はうちで暮らしていくんですーっという呪いじみた守護である。
それというのもこの一族は元々は海の向こうを追われ、無理やり船に乗らされた者たちだったので、俺が守んなきゃという意志が強い。
近年はちょっとダメかもとは思っているが習性は変えることもできなかったが、森の精霊との付き合いを経てあちこちお出かけを始めているらしい。
父
クレアの父である。グノー家当主で、実は王弟殿下と寄宿舎が一緒で知り合いではある。王弟殿下からは友人認定されている。
癖強めな子供たちにぶん回されている。
布全般を愛する人で、海外から輸入したいと常に切望していたが伝手が足りず歯がゆい思いをしていた。海に冒険にでる弟がいるが、そちらはなんか変ななんかを送り付けてくるので役に立たない。
今回の縁談はとてもとても歓迎している。すべてがお得で優良な婿がきた! というところで、家族のうちで一番喜んでる。
母
ちょいと影が薄いが、なにかと暴走しがちな家族の引き止め役である。無名のぬいぐるみ作家、と自称している。その道では有名人であり、固定顧客持ち。
グノー家の出身ではないが遠縁で、ぬいぐるみに使う布地を相談していたらいつの間にか結婚してた、らしい。布、いっぱい使っていいって言ってたから、という理由は照れ隠しなのか本音なのかは不明である。
社交界にほとんど顔を出さないため、幻の人物扱いされている。
長兄
原因その1。
他国に留学、留学先のお嬢さんと結婚&婿に入るため家を継げなくなった。と手紙で伝えてきた。
研究はできるけど、生活全般がダメなタイプで、お世話になっている先生の娘さんが、世話を焼いているうちに結婚することに。外堀を埋められたのか、それとも自分で埋めたのかは不明である。
クレアには悪いと思ってはいる。
次兄。
原因その2。
騎士団入団後、護衛任務でドジって負傷、退役した。が、その時の護衛相手のご令嬢にどうしてもと押され、婿入り。
その時は長兄は結婚していないので、二番目だしいいよね、ということだった。
詳しくは守りの手袋をご参照ください。
兄嫁
侯爵家のご令嬢で原因その3。次兄をお婿さんにと押しまくり、お持ち帰りした。という話は守りの手袋に詳細があります。
ご、ごめんなさいね? こんなことになるとは思わなかったのよ(おろおろ)としたが、バックアップは任せてちょうだいとやる気に満ちている。よく領主談義をする間柄に。
出版社を経営しており、気軽に依頼した執筆で空前のヒットを生み出してしまう。
ディアナ
完璧家政婦。家政本を出版し、その後も悩める読者に雑誌連載で返信するなど精力的な活動をしているが、その中身は……。
長々と売れ続け、自宅にそういえばある本レベルまで至る。古くなった知識については副読本で解説するなどの努力が長く売れた秘訣であろう。
編集長などごく一部の人物以外あったことがなく、訃報を告げる知らせには多くの者が涙を流した。
という架空の人物。
クリス
騎士。趣味は料理。
実質、ディアナの生みの親。いやぁ、こんなことになるとは(白目)
お前が始めた物語だろと言わんばかりに編集長になり、ディアナの秘密を長年守ることに。生涯結婚はしなかったが、内縁の妻はおり、子供もできたりもする。
宣伝ですが、この話の三年前、次兄が婿になるまでの話、守りの手袋があります。先日完結しました。
よろしければこちらもどうぞ。
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