【共通一次試験】 (3)
【共通一次試験】は、
自民党の戦後の教育改革の目玉だったんだけど、
大学側も、
強力に推進していたんだよね。
その理由は、
立場に因って、主に二つ。
1 T大。
大学入試センターを創設し、
そこで巨大な受験事業を行い、
金儲けをして、
天下る。
要は、
仕事が欲しかったんだよ。
2 地方の国立大学。
入試事務の負担軽減。
地方の国立大学、
特に【二期校】にとっては、
大学入試は大きな負担だった。
(1) 【共通一次試験】が実施される前は、
【一期校・二期校】と言って、
国立大学を二校受験出来た。
しかも、
【一期校】に合格していても、【二期校】を受験して良いのだ。
某ミュージシャンなんかは、
早稲○大学と東○外語大学の両方に通っていたらしいけど。
もちろん、
私立大学と国立大学でも、二つ以上の大学に同時に在席するのは禁止されている。
昔は管理が杜撰だったんだ。
話はズレるが、
この【一期校・二期校】という言葉の持つイメージが、
最悪だった。
当時は、
大学進学率が低かったからね。
現代の低学歴正義教と同じで、
事実は無視されてしまう。
【一期校】 = 一流大学
【二期校】 = 二流大学
と思われていたので、
『二期校コンプレックス』が有った。
しかも、
昔の日本は貧乏だったからね。
私立大学 = 三流大学
で、『金持ちの馬鹿息子が行く所』だった。
では、
早○田大学と慶○義塾大学はどうなの?
と言うと。
大学受験に詳しくない人達にとっては、
『スポーツ馬鹿の集まる場所』だった。
仕方が無いんだよ。
だって、
昔は、
私立大学の入学金や授業料が、
国立大学の軒並み五倍以上していたから。
その格差を、
日本人の敵達は、
【国立大学側を値上げする】事によって解消しようとした。
そりゃ、
日本は衰退国になるわ!
私が大学生だった頃は、
毎年の様に、
値上げが有った。
国立大学の授業料は入学年度で決まっているので、
留年したら、
真面目に勉強している正規の同級生達よりも、
授業料が安かった。
申し訳ございません。
ついでに、
阿○総理は、
この【一期校・二期校】時代の『早慶ですらない私立』だからね。
総理大臣の孫なのに。
そりゃ、
低学歴正義教を敵に回さないわ!
話を戻すと。
(2) T大が一期校だった。
T大受験生だけで一万人くらい、いるからね。
その人達が、
地方の国立大学の医学部を受験したりする。
私の地元のゴミ大医学部は、
定員が百二十名だったんだけれど、
三千人くらいの受験生が集まった。
当然、
そんな大人数を収容するキャパが無いので、
私が通っていた高校が、
試験会場だった。医学部医学科だけの。
だから、
国立大学の入試の日は、
他の高校は授業が有ったのに、
我が校だけ、お休み。
嬉しかった。
(3) 出願だけなら、何校でも出来た。
これが、
地方の国立大学の最大懸念材料だったので、
次回に。




