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この頃、日本衰退化計画が始動していた (6)

 教師の左遷は、

高校教師の方が影響が大きかったと思うが、

中学の教師も嫌だったろう。


 私の父は、

勤めていた高校から北へ100メートルの所へ、

家を建てた。

だって、

家を建てた頃は、車の免許を持っていなかったから。

その当時の大人達は、

『第二次世界大戦の生き残り』なわけだが、

戦争中に車の免許を持っていると、

飛行機に乗せられて、

皆、死んでしまったらしい。

高校の時の数学の先生が言っていた。

「免許を持っていた知り合いが全員殺されたので、

自分は絶対に車の免許を取らない!」

その教師は、

駅からタクシーで学校まで通勤して来るので有名だった。

私も、

そのタクシーに同乗させて貰った事も。

そこまでして。


 私の父は、

四十代で車の免許を取った。

その当時の大人達は、

ほとんど免許を持っていなかったので、

自動車教習所が新サービスを始めたのだ。

労働組合員の団体割引を。

校長も教頭も、当然、免許を持っていなかったので、

私の父が組合員証を発行して、

一緒に教習所へ通ったのだそうだ。

日本は昔から【不正と忖度の国】だった。


 話はズレるが、

父が教習所へ通っていた頃の大人に、

「日本は、

石油の輸出を止められたので、

真珠湾攻撃をした」

と言えば、

「?」

という顔をされるだろう。

もし、それが事実なら、

後にオイルショックが起きても、

日本は準備万端対策が用意されていて、

トイレットペーパー狂想曲とか、

発生しなかったはずだ。


 ついでに、

『R氏』が、

『タンカーで日本の水道水を中東に輸出する』案を、

発表していたのだけれど、

これには驚いた。


 何で? こんな事を知っているんだ?


 一体? 何時の時代の人間なんだ?


 この『タンカーで水を輸出する』案は、

オイルショック直後

つまり、

この時代に、

週刊誌とかで宣伝されていたものだ。


 実現されなかた理由は、

【日本にはタンカーが無かった】から。

日本人の敵達は、

日本に税金を払うのが嫌だったので、

全てのタンカーを外国籍にしていた。

今でも、

マスコミは、

「ホルムズ海峡で【日本の船】が襲撃された!」

と、

【偽情報】を流しているけど。

それと同じで、

この当時も、

マスコミを使って【偽情報】を流していた。

この時代は、

社会が、どんどん発展していたので、

水道行政は、

常に逼迫していた。

特に、

高層ビルとか出来ると、

その地域の水道に多大な影響が出たらしい。

そのビルも、

オイルショック前は、

無茶苦茶だった。

電気とか、点けっ放し。

だって、

スイッチが無いから。

コスト削減と工期短縮のため、

設計段階からスイッチを取り付け無いのだ。

電気が消せないので、

オイルショック後に大問題になった。

そんな状況で、

外国船を儲けさせるために、

日本の水道水を売り渡すなんて!


 話を戻すと。


 父が車の免許を取ると、

一番最初にした事は、

『家の門を広げる』だった。


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