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この頃、日本衰退化計画が始動していた (5)

 昔の教師は就職先を紹介してくれた。

その事は、

日本人の敵達には、

都合が悪かった様だ。


 後に人材派遣会社とか人材紹介会社が出来るわけだが。


 例えば、

時給千二百円で働いた場合、

雇い主は、

時給千八百円くらい、派遣会社に払っているらしい。

その差額って、

雇い主側にとっても無駄だよね。


 薬剤師とかを紹介会社から紹介して貰うと、

一人百万円くらい取られるらしい。

結局、

その百万円分だけ、

紹介された薬剤師の年俸が下がるわけだけど。

人件費に使える枠が決まっているので、

それが最も簡単な解決策だから。


 話はズレるが、

小○政権時代よりも前は、

こんなテクニックが有った。

警備員のアルバイトをした後、

アルバイト代を貰う段階になってからゴネるのだ。

そうすると、

給料が上がる。

この時代、既に、警備員のバイトは派遣だった。

給料の半分近くがピンハネされる。

でも、

当時は違法だったので、

ゴネさえすれば、

給料を上げてくれるのだ。



 話を戻すと。


 もし、

教師が、

実業高校に定年まで居座り続けて、

卒業生を無料で地元の企業に紹介し続けていたら?


 さすがに、

コストゼロが勝つんじゃないかな?

だって、

受け入れ側の企業の人達も、

卒業生なのだから。

ちなみに、

今でも、

自分が卒業した工業高校からしか雇わない経営者もいるよ。


 日本人の敵達は、

そういった【日本人同士の繋がり】を断ち切りたかった様だ。

学校と卒業生の仲介役となる教師を左遷させて。


 その結果、

ブラック企業が誕生した。

昔は、

労働組合が強かったから、

『午前九時のサイレンとともに仕事を始め、

午後五時のサイレンとともに仕事を終える』

そんな職場環境だったらしい。

今でも、

午後五時にサイレンが鳴る地域が残っている様だが、

それの名残だ。

もちろん、

ブラック企業が誕生したのは、

その労働組合が弱体化したのが最大要因。

日本人の敵達が、

必死になって左翼の足を引っ張った。

誰が日本人の敵なのか? 御間違え無き様。


 【日本人同士の繋がり】が強かった時代に、

もし、

ブラックをやれば、

その情報は、

卒業生から学校へ伝わる。

学校は、

そのブラック企業への就職の斡旋を停止し、

結局、

そのブラック企業の悪行の噂は、

地域全体に広まってしまうはずだ。

『なろう』で、

豆腐屋さんのブラック企業を読んだけど、

昔だったら、

お客様にブラックな噂が届いて、

信用を失い、売上が落ちただろう。

 

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