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【ゲブラ式】小説の書き方 AIとの付き合い方  作者: エンゲブラ


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22/27

スターシステム以外の新たなフォーマットには何があるか?

スターシステムとは、複数の作品の主人公や登場人物たちが、横断的に他作品にも登場するというシステム。古くは手塚治虫漫画から始まり、近年ではマーベルヒーロー映画がこれにあたるらしい(見ていない)。


で、昨日思い付きで書いた短編『【天才?】連載を確実にスペシャルなものに変える最強のフォーマットを思いついたんだが!』(n6292ld)では、これを自作でやるための新しいメソッドを考え、公開したわけだが、こちらも『ハイペリオン』というSF作品で、すでに使われていたらしく、もう少し、新しいものを今回は探りたい。


前提としては、古典から手法を引っ張るが、最近お見かけしないものが有望だと判断。なので、いつもどおり、ChatGPTを使って、探ろうと思う。



<タイムスライス群像劇>

まず同じ一日や同じ事件を、複数の人物視点から短編として描く。その後、時間を順行させると、同じ出来事が異なる解釈で見えてくる。→例:映画『羅生門』(視点違いによる真実の揺らぎ)を連載形式に応用。


―― うん、これあれだよな。昨年ちょっと話題だった『誰が勇者を殺したのか』のフォーマットが、おそらくこれだよな。一巻を漫画で読んだが、途中で投げてしまったやつ。冒頭でおそらく勇者は死んでいないと予想され、かつ1ページあたりに情報量を詰め込みすぎて、漫画としては失敗と思えたので投げたのだが、話題になったという意味では、やはりこのフォーマットが効いているのだろう。


<パズル型再構成フォーマット>

連載の前半は断片的な人物譚・日記・書簡・記事など。連載後半で、それらが一枚の絵に収束していく。推理要素・歴史改変SFなどに向いている。


―― 物語を構成するピースをばらかして、そこに異物を混ぜ込んだりすることによって、読者のミスリードを誘い、全部ひっくり返すに使えそうなフォーマット。構造としては、よくあるが、各章の形式を変形させることによって、新しいと錯覚させる手法か。


<死後回想型/リタイア順交差>

各短編の主人公は、のちに物語開始時点ですでに死亡・失踪している人物。連載が進むごとに「なぜ消えたのか」「残された者が何を受け継ぐのか」が明らかになる。読者に常に“先に失われている”という不穏さを与えられる。


―― ただの映画『メメント』やないか!

当時は、たしかにフィルムノワールとか言われてたけどw


<デッキ構築型フォーマット>

連載前半では、作者は登場人物をカードを配るように提示。後半、カード(人物)を組み合わせ、さまざまな局面で「デッキバトル」のように再登場させる。ライトノベルやバトル物で、人気キャラを見せ場に応じて投入しやすい。


―― 1回の戦闘で登場する登場人物たちの先出し。うん、これのどこがわいの考えたフォーマットの変形やねん。入れ物の変形じゃなくて、ただの中身例やんけ。



今のところ、サスペンス・ミステリー系で使われているケースが多いようだが、別のジャンルと混ぜるのが、面白いかもしれない。


ふと思いついたのは、パニック・ホラー。

災害に巻き込まれて、ゾンビやマッド化した主役たちの視点で序盤の各章を描き、最後にもっとも残酷な主人公によって、全員が駆逐されるというバッドエンドなら、作品として成立しそう。


て、筆者的には、まったく趣味じゃないので、やりたい人間がいれば、勝手にやればいい(苦笑)。

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― 新着の感想 ―
他には、物語が本の内容だった(映画などでも可)とか、ラストが夢オチ(奇面組)なんかも在りますね
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