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ブーンが兵士になるようです  作者: カジ
七話
35/50

7-5

lw´- _-ノv「門から遠いほど、中心から離れるほど、排他的になるわ」


かなりの時間歩き続け、一行は門に入ってすぐのころとは比べ物にならない程殺気立った雰囲気にさらされていた。


その中でシューは、まだひどくなるから覚悟しておく様にと告げていた。


だが、ナイトウはすぐに何か別の事を思いついたように後ろに振返り早口で話し出す。


( ^ω^)「じゃあ、ビイグルさんはものすごい他の民族が嫌いなのかお」


lw´- _-ノv「その辺りはあまり簡単じゃないんだけど。ある程度立場なんかのある人なんかはあまりそういった感情は表に見せない事が多いわ」


( ´_ゝ`)「やはり、あれだけの規模のお店があるなら立場もありますしね」


lw´- _-ノv「まぁ、あの人はあまりどこの民族ってのは気にしていないみたいだから。大してその辺は考えてないと思うわ」


シューが言い終わるかどうかのところでニシカワが立ち止まった。


(^ω^ )「武家の屋敷だお」


lw´- _-ノv「じゃあ少し遠回りして門に沿って進みましょうか。面倒な事にならない様にね」


(^ω^ )「そうした方が良いと思うお。騎士さんはともかく七号さんに迷惑は掛けたくないお。ビイグルさんにも」


シューが頷き三人に「もう少し危険になるけど気をつけて」とだけ伝える。


それから大きな手ぬぐいを取り出した。手ぬぐいとしては不自然な真っ黒に染められたもので生地もかなり丈夫そうなものだった。


lw´- _-ノv「はい」


(^ω^ )「おっおっ」


ニシカワがそれを受け取ると人気の無い路地に消えていく。


(´∀`)「どこに行ったモナ」


lw´- _-ノv「すぐに戻るわ」


シューが短く答える。三人は不安そうな面持ちだったがシューは言葉を付け足す事も無くただ待っていた。


言葉通りにすぐに戻ったニシカワは大きな荷物を抱えていた。その姿は公家屋敷の前で出会ったときに戻り、色付きはなくなっていた。


lw´- _-ノv「中心部で門側で色付きはさすがに危ないから、担いででも隠していた方が良いわ」


真っ黒な手ぬぐいは色付きと同じくらいの大きさに膨れ上がっていた。


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