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35 俺に質問をするな(仮面ライダーアクセル・照井竜)

 2009年放映の「仮面ライダーW」には、レギュラーの2人目ライダーとして、仮面ライダーアクセル=照井竜が登場します。

 平成ライダー2作目である「仮面ライダーアギト」以降、複数のレギュラーライダーが登場するのが恒例であり、作品によっては主役ライダーの仲間であったりライバルであったり、敵であったり、第3勢力であったりと、その立ち位置は様々です。

 ライバル系の多くは、途中で実質的に仲間になるパターンが多いですね。

 アクセルはライバルパターンです。

 「仮面ライダーW」では、主役ライダーであるWに変身する左翔太郎とフィリップは私立探偵であり、刑事の1人と協力関係にありました。

 照井は、怪人(ドーパント)による犯罪増加への対処として赴任してきた刑事であり、人知れず仮面ライダーアクセルとしてドーパントとも戦っています。

 非常に面倒くさがりというかコミュニケーション能力に問題のある男で、人に何かを説明することを嫌い、「俺に質問をするな」が口癖です。

 照井がアクセルであることを知っているのは、翔太郎たちWサイドと、敵組織側の人間だけです。

 照井は、かつて「Wのメモリの持ち主」(注:メモリが「W」なのであって、ライダーとは無関係)に両親と妹を殺されており、その復讐心に駆られて暴走することも多々ありました。

 話が進むにつれ、仇がウェザー・ドーパント:井坂深紅郎であることがわかります。

 ウェザー・ドーパントは強く、通常の必殺技であるマキシマムドライブ(ガイアメモリのパワーを最大に引き出してぶつける)では倒せません。

 27、28話「Dが見ていた」において、照井が井坂が仇と知って暴走します。W=翔太郎は、照井を庇う形で2本のガイアメモリで同時にマキシマムドライブを使い、大ダメージを負って倒れます。

 Wの能力では、同時に2本のガイアメモリのマキシマムドライブは制御できないのです。

 動けない翔太郎に代わって表に出て動くことにしたフィリップは、照井と衝突しつつも心を通じさせることができました。

 この回では、リリィ白銀(しろがね)というマジシャンが、井坂に利用され、死ぬまでインビジブルのガイアメモリを外すことができない状態になっています。リリィを救うため、照井とフィリップは協力し、アクセルの武器であるエンジンブレードの電撃機能を使ってリリィの心臓を一度止め、ガイアメモリ排出後にもう一度電撃で心臓を動かすという荒技を使います。


 リリィを救った後、ウェザー・ドーパントと対峙した2人はライダーに変身します。この時、翔太郎は意識は取り戻したものの動ける状態ではなかったので、フィリップの体を主体として変身する形態:ファングジョーカーになっています。

 そして、W=フィリップは、アクセル=照井に、同時にマキシマムドライブで攻撃することを提案します。1人で2つのマキシマムドライブを制御しきれないなら、2人で同時にやればいい、というわけです。

 この時のやりとりがいいのですよ。


 「アクセル、マキシマムでいこう。いけるよね?」

 「アクセル! マキシマムドライブ!(ブォンブォンブォン…)」


 下段の台詞、照井アクセルのものではありません。アクセルメモリからの音声です。

 「仮面ライダー555(ファイズ)」で、必殺技の際にベルトが「ExeedCharge」などと音声を発していたのと同様、「W」では、マキシマムドライブの際はガイアメモリが「(メモリ名)! マキシマムドライブ!」と音声を発するのです。

 このシーンで照井は、フィリップからの“同時にマキシマムドライブでいこう”という提案に対し、返事することなく(・・・・・・・・)行動で示し、無言でマキシマムドライブの準備に入るのです。

 「ああ」とか「おう」とか「いいだろう」とか言われるより、当然のように必殺技の態勢に入るなんて、かっこいいと思いませんか?

 そして、よく考えてみると、照井はフィリップの「いけるよね?」という質問には答えていないのです。




 もう1つ。

 「W」の劇場版「FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」では、敵ライダーであるエターナルの能力によって、新型であるT2メモリ以外のガイアメモリは使えなくなります。

 翔太郎やフィリップ、照井の持つ変身用のガイアメモリも使用不能になり、生身での戦いを強いられるのですが、翔太郎のみT2メモリのジョーカーを手に入れたことで仮面ライダージョーカーに変身できるようになり、その力でエターナルと戦うべく敵の妨害をかいくぐりながら風都タワー最上階を目指して進む、という展開になります。

 風都タワー突入の前に、ジョーカー(翔太郎)を先に進ませるため、照井が生身でエンジンブレードを携え、トリガー・ドーパント(に変身する男)と戦うことになります。

 この時のやりとりもまた秀逸です。


 「左! 上を目指せ!」 


 「照井、おい、大丈夫なのか?」


 「俺に質問をするな!」


 意味合いとしては“心配しないで先に進め!”ということなのですが、これを、照井の口癖を使うことでうまく返したのはシビレましたね。




 正直言って、照井の「俺に質問をするな」は、割と滑っている感じのあるルーチンネタという印象です。

 喩えるなら、語尾に「~にゃん」を付けるしゃべり方という感じで、違和感を感じていたんですよね。

 でも、劇場版のあれを見ると、このために口癖があったんじゃないかってくらいに決まってます。




 うん、やっぱり、ルーチンネタをここぞという場面で上手く使うと映えますね。

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― 新着の感想 ―
[一言] >喩えるなら、語尾に「~にゃん」を付けるしゃべり方という感じで たとえが極端 吹いた
[良い点]  私は特にドライブが好きなので、追跡撲滅マッハー!とか独り言を言ってます。Wも大好きです。お前の罪は……とか言います(笑)  アクセルは不器用ですよね。いま放送しているゼロワンはとても不安…
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