30 サイレーン、俺を守ってくれ!(井上真樹夫)
11月29日、井上真樹夫さんが亡くなりました。
翌日が81歳の誕生日だったそうです。
テレビでこのニュースが語られた時は、「ルパン三世の石川五ェ門」と紹介されました。
やっぱりこれが世間的には一番メジャーなんでしょうね。ルパン三世は今でも毎年スペシャルが作られている現役作品ですから。
そのほかには、「巨人の星」の花形満、「宇宙海賊キャプテンハーロック」のハーロックが挙げられていました。
ただ、鷹羽にとっては、「アクマイザー3」のザビタンが一番です。
「アクマイザー3」は鷹良箱の第2回で取り上げましたが、地上を征服しようとするアクマ族に対し、アクマ族の裏切り者であるザビタン達3人が戦いを挑むという物語です。
アクマ族は、遙か昔に地底に住むことを選び、体をサイボーグ化して環境に順応した人類で、地上の人間を滅ぼして地上を自分達のものにしようとしています。
ザビタンは、アクマ族の父と人間の母の間に生まれた混血児であり、地上征服に異を唱え反逆します。
ザビタン討伐隊の一員であったイビルとガブラは、ザビタンの心意気に惚れてやはり反逆し、3人でアクマイザー3を名乗ることに。
なにしろかつての同胞を相手に戦うわけですから、因縁には事欠きません。
ザビタンは「反逆を喜んで泣きました」と言った母を処刑され、親友サイレーンと敵対することになりました。
サイレーンは、元々ザビタンに人間の素晴らしさを教えた存在でしたが、命令に従い人間を殺す作戦を実行しようとしていました。ですが、ザビタンの説得によりアクマ族を裏切ることとなり、幹部であるメザロードに殺されてしまいました。
この回では、その後、ザビタンがサイレーン愛用の剣を使って、「ザラード」「イラード」「ガラード」「唸れジャンケル、我らアクマイザー3!」と名乗りを挙げ、そのまま戦います。
そして、メザロードに悪魔の紋章を見せられて激痛に苦しむザビタンは「サイレーン、俺に力を貸してくれ!」とサイレーンの剣を投げて悪魔の紋章を壊すのです。
その後、ザビタンは自分の剣で戦い、戦いの後、サイレーンの剣は彼の墓標となりました。剣が墓標になるのは、特撮ものによくある話です。
キャプテンハーロックといえば、数多くの松本零士作品に登場するキャラで、ハーロックを主人公とするテレビアニメだけでも「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」と、2つあります。
最初のアニメ化作品である「宇宙海賊キャプテンハーロック」では、知人の地球軍人から預かった男が実はマゾーンのスパイで、戦いの末殺した後、預けた軍人にはそれを隠して「マゾーンと立派に戦って戦死した」と告げていたのが印象的です。
あと、催眠系の攻撃を食らって乗員全員が倒れた際、意識を失う直前のハーロックが「友よ…頼む」と言い、その後、乗艦であるアルカディア号が勝手に動き出すというシーンがあって、びっくりしました。
アルカディア号には、ハーロックの親友であり故人のトチローの遺志が宿っているという設定があるんですよね。
ハーロックは、その後劇場版の「銀河鉄道999」などにも登場していますが、この作品と以後の作品では、アルカディア号のデザインが違っています。
具体的には、「キャプテンハーロック」では、「宇宙戦艦ヤマト」に登場する地球艦のようなデザインで、艦首が細くなっています。
それが、劇場版999以降は、艦首が艦体と同じ太さのままで、先端にドクロのレリーフが付いています。
多分、今ではドクロバージョンのアルカディア号しか知らない人が多いのではないでしょうか。
「勇者ライディーン」の神宮司力も井上さんですね。
重戦ブルーガーのメインパイロットで、最終回前に敵メカに特攻して散りました。
主人公の洸とはうまくやっていたという印象です。
「大空魔竜ガイキング」のピート・リチャードソンも印象深いです。
大空魔竜のメインパイロットで、結構キザな奴です。よくサンシローとケンカしてました。遺跡マニアで、ピートのせいでピンチになったことも結構あったような…。
ガイキングでは、熱血漢のサンシロー、キザなピート、落ち着いたサコンと、タイプの違う美形が3人も出ていて、豪華でしたね。
ほかにも、「ミクロイドS」のヤンマとか、「キャンディ・キャンディ」のアンソニーとかありますが、この辺はあまり印象的なシーンを覚えてないです。というか、「キャンディ」は、見てませんでした。
鷹羽はスポコン系があまり好きではないので、実は「巨人の星」も半分も見てません。
花形満というと、大リーグボール1号の最初の犠牲者になった時の「ルールがなければ、君を抱き締めて喜びたいくらいだ」というモノローグとか、1号を破るために鉄球を打つ特訓をしたり、大リーグボール2号のカラクリを説明するためにボールの縫い目に灰をまぶして投げたりといったことしか覚えてません。
飛雄馬のお姉さんと結婚したっていうネタは知ってますけど、プロポーズの辺りとか見てないんですよね。
あと、一番メジャーだった石川五ェ門ですが。
「またつまらぬものを斬ってしまった」は、赤ジャケルパンの時代に出てきた名言ですよね。
鷹羽は、1作目の青ジャケルパンを赤ジャケルパンより後で見たので、スタンダードが井上さんの五ェ門なんですよね。
なんていうか、五ェ門の台詞でパッと思いつくのって、上のアレと劇場版「カリオストロの城」での「可憐だ…」くらいしかないんですよね。
どっちかっていうと便利屋キャラとして使われてる面が強かったからかなぁ。
悪魔の紋章
アクマイザー3では、ザビタンら3人にはそれぞれ別個の弱点が与えられている。
ザビタンは悪魔の紋章を見ると、埋め込まれた悪魔回路によって激痛が走り、イビルは鏡を見ると金縛りになる、ガブラは体が傷付くと体内の水が流れ出て力を失う、ということで、普段はそれぞれがカバーに入り、悪魔の紋章を破壊したり、鏡を割ったり、ガブラが傷にバンソーコを貼る余裕を作ったりすることになる。
ちなみに、悪魔回路は、悪魔の紋章の前で正しいことを考えると激痛を与えるというもので、イビルやガブラにも埋め込まれているのですが、イビルもガブラも善悪関係なく戦っているので、悪魔回路が反応しないということになっている。
大空魔竜ガイキング
全長400メートルの巨大移動要塞「大空魔竜」と、そこに乗り込むコンバットフォースの面々の物語。
大空魔竜の操縦はピートで、基本的には現地までの移動がメインの仕事。
当初は、ガイキングが発進すると武装がほとんどなくなってしまうという欠点があったが、ジャイアントカッターやミラクルドリルの開発により、戦闘可能になった。
ガイキングのほかに、恐竜モチーフの陸海空3大メカを擁しており、それぞれ「スカイラー、フライト!」「バゾラー、アタック!」「ネッサー、スプラッシュ!」の掛け声で発進する。
なお、サコンは、整備・開発担当であり、直接戦闘はしない。




