エピローグ
ロダン・ガーゼットは考えていた。
椅子に座り、手を足の上に置いて指は顎の位置にある。
それはまるで、考えるヒトのようなポーズのようであった。
(危機ー-! このままではいかーん!)
誰かの有名セリフを持ってきたかのような危機感を感じるロダンは、嫁がNTRされるかもしれないという恐怖を感じていたのだ。
なにせ嫁のアリスが魔王になってしまったのである。
魔王は、魔人が強烈な意思を持って宣言すればできるものではあるが、先代の魔王か勇者のどちらかが倒される、という条件も付いている。
そして魔王が誕生した暁には勇者も登場し、骨肉の争いをするという。
その勇者が、なんとアリスのすぐ近くにいたのだ。
いつもスライムプールに叩きこまれているあの野郎である。
もしも魔王が勇者と戦いになって、そして嫁である魔王が「くっころせ」などと言ったりしたら――、ご飯はとても進むだろうが、ロダンの胃は耐えられないだろう。
(せや! 嫁がNTRされる前に勇者を酒池肉林のプールに沈めてしまえば良いのだ!)
ロダンのかつての上司である魔王ラララは、勇者を酒池肉林の海に墜として(押し)倒したという。
ならば今代の勇者も同じように沈めてやることができるハズだ。
そして、ロダンにはそのチカラがあった。
その名も《アイテムホルダー》スキルである。
《アイテムホルダー》スキルから繰り出される術式『ガチャ』では、10連やるたびごとに1,500ジュエルを必要とするが、素晴らしいモンスターを出現させることができる。
そして、ガチャが200連に達したとき、☆3つクラスの超絶かわいい、まるでアリスのようなモンスターを召喚出来るのだ。
そいつをけしかければ、きっと勇者はエニシングオーケーになるに違いない。
テレッテーテテレーテテー
軽快な音楽とともにモンスターガチャのBGMが始まる。
ロダンは決意を持ってガチャを起動したのだ。
10連づつ、当たりを目指して回す。
なぜなら、途中でも3%の確率で☆3のキャラクターを出す可能性があるのだ。気が抜けないだろう。
ちゃーん!
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4.ゴブリンアーチャー!
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ミドリの悪魔がまるで「素敵な仲間ができますよー-」などという叫びを発するかのような出の悪さに、軽い挫折感を感じ、ロダンはその先の天壌の景色を知ることになる。
だが問題ない。ロダンは200連を達成したのだ。
その天井と呼ばれるダイアログにロダンの目は釘付けだった。
システム「モンスター交換ptを使用して、対象のモンスターを交換しますか?」
「よし、お主を『サキュート・ガーゼット』と名付けよう――」
それが――、大いなる修羅場の始まりであるとも知らず。
ロダンはその少女を選択したのだった。
Fin.




