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おわりに





こんにちは。作者のマリーです。


まずは、ここまでお読み下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。

数ある小説の中から、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


更新するたびに足を運んでいただけることが本当に嬉しくて、完結までの5ヶ月間、息切れすることなく書ききることが出来ました。

そして、何より楽しんで書き続けることが出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました!


さて、ここで登場人物のおさらいを、と思っているのですが・・・せっかくですから、つばきと仲間達の会話をお楽しみ下さい。物語の世界には存在しないものが出てきますが、本編とは全く関係のない遊びゴコロだと目を瞑っていただければ幸いです。


ネタバレ要素でしかありませんので、ぜひ物語の最後に目を通していただきたく思います。









++++++++++++++++++++++++++++++++++++









「えっと、どうも、つばきです・・・」

「つばき、ガッチガチですよ」

「ひゃぁぁ、私はいいから、ほら、あっちにいるお姉ちゃんたちに向けてよ!」

「えー、せっかくですから撮りましょうよぉ・・・ほら、笑って笑って~」

「なんなのこれ、なんの罰ゲームなの~!」

「あ、こら待ちなさ・・・!

 あなたもうちょっと落ち着きというものを・・・っ」


「えっと、従姉妹のミナお姉ちゃんです」

「わ、どうも~。

 あの、ジェイドさん息が上がってるけど、大丈夫ですか・・・?」

「だ、大丈夫です・・・っ。

 最近ちょっと、運動不足なんですね。今夜から頑張り、うっ・・・」

「もう!ジェイドさんのばかっ!

 ・・・あ。今の撮っちゃった?」

「・・・つばき、ジェイドさんのこと大事にしてあげて。お願いだから・・・」

「ミナ、今の台詞、もうちょっと大きな声でお願いします」

「もぉ、ごめんなさいってば・・・。

 じゃあ、あの、気を取り直して。

 私の大好きなお姉ちゃんです!

 こっちの世界で、すっごく格好良い騎士と恋愛結婚したんだよ~」

「そういう言い方されると恥ずかしいなぁ・・・。

 なんかこれ、結婚式の余興みたいだよね。誰が見るの?」

「うーん、誰だろ。

 ところで、お姉ちゃんの座右の銘は何ですか?」

「私、そういうの全然気にしたことないんだよね。

 なんていうか、思いつかないの。いろんなところで聞かれるんだけど、いつも言葉に困る」

「そっかー・・・まあ、それはそれでいいのかな?

 じゃああと、何聞けばいいんだろ。ジェイドさん?」

「そこで私にふります?

 ・・・そうですね、じゃあ・・・最近、何かいいことありました?」

「そうですねぇ・・・。

 お腹の子が、たまに動くことかなぁ・・・シュウに似て、ヤキモチやきみたいで。

 今から胎教代わりに、根気よく説得してるとこなんです」

「ああ、エルに似たら大変ですよ~面倒くさいですよ~」

「ええ、私はシュウさん似の子でもいいと思うけどな。

 強くて無表情で眉間のしわが・・・」

「俺が何だ」

「あ、おかえり」

「ああ。

 ・・・で、この煩い2匹はなんだ。どうした」

「紹介ビデオを撮ってるみたいなの。

 ちょうどいいから、シュウも撮ってもらおうよ」

「・・・嫌だ」

「え、お願いシュウさん!」

「嫌だ」

「・・・お願い、おにーちゃん」

「・・・ぅ、嫌だ」

「ちょっとエル、あなた今ぐらつきましたよね。

 つばきに萌え要素を見つけちゃうなんて、あなた最低ですね」

「矛先がつばきに向かないあたりがジェイドさんなんだよね・・・。

 小悪魔つばき・・・ちょっと自覚があるあたりタチが悪い・・・」

「ほらほら、シュウさんのも撮りますよー。

 シュウさんの、本名は何ですか~?」

「・・・シュバリエルガ=ゼナワイト」

「ご職業は?」

「・・・無職」

「えぇぇぇ?!」

「冗談だ」

「じょうだん・・・冗談なんて言えたんだシュウさん・・・」

「今は、元騎士か。

 母から10の瞳の役割を引き継いでいる最中だ」

「・・・とか言ってますけど、ミナのことが心配で四六時中くっついてるんですよね」

「そうなんですよ、大丈夫って言ってるのに過剰に心配するから困ってます。

 嬉しいんですけど、ちょっと大げさかなぁ」

「お姉ちゃん、シュウさん!

 お2人の馴れ初めを聞かせて下さーい」

「馴れ初め・・・。

 まだ私がしらゆり孤児院に居た頃なんだけど、怪我をしたシュウがやって来て・・・」

「その時に、俺が王宮での子守の仕事を紹介して、後見についたんだったな」

「そう。私はコインを持って、王宮に行って・・・で、」

「いろいろあったな」

「うん、いろいろあったねぇ」

「つばき、エルとミナは2人の世界に入っちゃったみたいですから、

 私達は他の人のところに行きましょうか?」

「はぁーい」


「さ、次は誰のところに行きます?」

「うん、と・・・あ、教授だ!きょうじゅ~!」

「・・・あ、リアちゃん。とジェイド」

「人をオマケみたいに・・・何してるんです、こんなところで」

「ここ、って家具屋さんだよね。

 教授、新しい家具でも買うんですか?」

「あ、う、うん、そうなの、かな?」

「挙動がおかしいですよ。

 ・・・何やらかしたんですか今度は。怒らないから正直に言って下さい」

「いやあの、椅子を壊しちゃったからさ、新しいのを5,6脚買いに・・・」

「えー、やっぱり壊しちゃったんですか?!」

「・・・出禁にしましょうか。もうあの屋敷は私のものですし」

「いやいやいやいや、そこは冷静に考えてみてよ!

 僕もリジーも、王都に来たら泊まるとこなくなっちゃうじゃない」

「ジェイドさん、ここは穏便に・・・家具屋さんも困ってるから、ね?」

「・・・つばきがそう言うなら・・・」

「ありがとうリアちゃ~ん。君は本当に素晴らしいお嫁さんだよ~」

「あはは、そりゃどーも・・・じゃ、とりあえず場所を変えよっか」


「はい、それじゃあ氏名年齢職業とご趣味をどうぞ」

「ディアード=ニードルです。年齢は、秘密です。もちろん生涯現役です。

 北にある王立学校で教授という名の自由人をしています。仕事は好きじゃありません!

 趣味は、疑問に思ったことを調べ尽くすこと。

 あとはリジー・・・僕の奥さんに構うことかなぁ。

 今さらだけど、僕、ジェイドのお父さんですよ~」

「・・・お姉ちゃんを呼び戻すのに、たくさんお世話になりました」

「そうだねぇ、あれはあれで、終わってみれば楽しかったね。

 リアちゃんと洞窟デートしたしね!」

「そうですね~、ドッキドキでしたね!」

「ね!」

「・・・はい、そのへんで。

 バッテリーがもったいないので終わります」

「・・・ジェイドさんて、プライベートになると人の扱いに差が出るよね」

「そうなんだよ、ちょっと矯正してやってよリアちゃん」

「任せといて下さい!

 最近覚えたんです、家出!」


「・・・あ、母さん」

「リジェルさん、こんにちは~」

「げ、ジェイド。

 な、何してるのかしら」

「母さんこそ、何をこそこそしているんです」

「わ、私はちょっと、買い物に・・・」

「椅子の件なら聞きました」

「いやぁぁぁっ、ごめんなさいジェイド!

 今度はちゃんと、鉄で出来た椅子を買うから!」

「・・・いや、椅子が壊れるのが問題なのではなくですね、」

「まあまあジェイドさん・・・。

 2人が椅子を壊すたびに、王都の椅子の質が良くなると思おうよ。ね。

 前向きに捉えよう、前向きに」

「まあ、つばきがそう言うなら・・・」

「助かるわ、リアちゃん。

 うちの小姑、よろしくねぇ」

「えへへ。

 ・・・あ、リジェルさんにもお願いしようかな。

 お名前年齢職業、ご趣味を、この黒くて丸いとこに向かって喋って下さい」

「わかったわ・・・こほん。

 リジェル=ニードル、年齢は秘密!見た目年齢57歳を保つことが目標です。

 職業は、先生。北側に隣接してる大国でね、先生をしています。

 今は春の長期休業だから、のんびり夫との生活を満喫しているところ。

 ・・・椅子を壊して息子のジェイドに怒られたので、鉄製のものを探しています。

 趣味は・・・そうねぇ、特にないけど・・・絵を描くのは好きかしらね」

「絵なんか描いてたんですか、母さん」

「そうよ?

 ・・・最近始めたんだけどね。

 同僚に、前衛的だって褒められたんだから!」

「・・・ぜんえいてき・・・」

「それは是非、王宮に飾りましょう。

 きっと多くの人が足を止めるでしょうねぇ・・・」


「わっ!」

「ぅひゃぁっ?!」

「?!」

「・・・もう、ロウファさまったら・・・」

「・・・あー・・・びっくりしたぁ・・・」

「ロウファ、心臓に悪いですよ」

「ごめんごめん。ちょっとした悪戯心。

 ・・・何してんの?」

「あ、ちょうど良かった。

 今ね、いろんな人の紹介ビデオを撮ってるとこなんですよ。

 ルルゼも、いいかな?」

「ええ、ぜひ。

 何をしたらいいの?」

「簡単に自己紹介してもらえるかな」

「うん、分かった。

 ・・・えっと、」

「ルルゼ=パジェイダです!」

「ちょ、ロウファ。割り込んでこないで下さい。

 ・・・ん?今、パジェイダって言いました?」

「ろ、ロウファさま・・・?!」

「え、なになになに?

 ジェイドさん、何が起きてるの?」

「オレの家名、パジェイダって言うんだよねー」

「・・・ルルゼ=パジェイダ・・・って、あれ、いつの間に結婚したの?」

「ちがうのリアさん、まだしてないのにロウファさまが!」

「いいじゃん、公開プロポーズ。

 もう決めた今決めた、ルルゼはオレと結婚しまーす、いえーい。

 今から指輪を買いに行ってきまーす!」

「・・・ルルゼ、顔、真っ赤」

「どうしてそういうこと、こんな往来で言うのかしらロウファさまったら・・・!」

「ええと、ひとまず、自己紹介に戻りましょうか。

 ルルゼさん、あの馬鹿は放っておいて・・・喋れますか?」

「は、はい。

 ・・・えと、ルルゼ、です。年は、17になります。

 最近、ちょっとだけ視力が戻って、ぼんやりですけど、見えるようになりました。

 ジェイドさんのお屋敷でお世話になってましたが、先日ロウファさまの所に移りました」

「そして、私と仲良しですっ」

「うふふ、そうでした。リアさんとは、たまにお泊りしてたくさんお喋りします。

 あ、一緒にカップケーキ作ったりもしてます」

「最近、飾りつけも出来るようになったんだもんね」

「はい!ロウファさまが美味しいと言ってくれるので、いろいろ作ってみたいです」

「うんうん!

 じゃあ次は、デコレーションケーキに挑戦しようか!

 ミエルさんのところで習ってくるね!」

「じゃあ私、今年の茶葉を買っておきますね」

「やったー♪ ルルゼの淹れるお茶、すっごく美味しいんだよね~。

 あ、そういえばさ・・・」

「・・・女子が盛り上がっているので、こちらはこちらで、撮っておきましょうか」

「おう。

 自己紹介かぁ・・・オレ、特に紹介するようなこと、ないよ?

 ロウファ=パジェイダ、今年で27、紅の騎士団団長、以上」

「味気ないですねぇ・・・趣味とか、ないんですか?」

「逆に聞くけど、ジェイドはあるの?」

「ありますよ?

 私の趣味は、つばきの作ったお菓子を食べることです」

「あのな、そういうのは趣味っつーか習慣じゃないの」

「・・・煩いです」

「それなら、オレもルルの淹れるお茶を飲んで、本を読むのが趣味だ」

「あなた本なんか読むんですか」

「読むよ、結構持ってる。

 これっくらいの本棚が壁一面、びっしり本だらけ!

 騎士辞めたら、本屋さんになれるぜ!」

「・・・意外です」


「ルルゼさんと、何を話していたんです?」

「んっと、今度のお泊りの話だよ。

 私の次のお休みが4日後だから、その時にどうかなーって」

「なるほど。 

 ・・・お喋りも、寝不足にならない程度にね」

「はぁーい。

 ・・・あ、あそこにいるのって、栗鼠さん?」

「・・・と、熊さんも一緒みたいですね」

「あの2人って、お付き合いしてるのかな」

「いや、そういう話は聞いたことはないですが・・・。

 たぶん仕事中なんじゃないです、か・・・って・・・ああまた行ってしまった・・・」

「栗鼠さーん!」

「え、お嬢様?」

「何してるんですか?」

「あ、はい。

 夕食の材料で、ちょっと足りないものがあるから出てきたんです。

 ・・・えっと、シェフも一緒ですよ」

「シェフ?!

 私、会ったことないんです!どこ、どこにいるんですか?!」

「お疲れさま」

「あ、やっぱりシェイディアード様もご一緒だったんですね。よかった」

「つばき、あんまり走ると転びますよ」

「え、あ、うん。ごめんなさい。

 でもね、今、シェフさんがいるんだって。私、会ったことないから・・・」

「ああ、彼ですか。

 ・・・あなたもよく知っている人ですよ」


「お待た、せ・・・って・・・え・・・?」

「あ、おかえりなさい!

 ちょうど今、お2人にお会いしたところなんです。

 周りの人の、紹介ビデオを撮って歩いているんだそうですよ」

「熊さん、何買ったんですか?」

「はぁ・・・果物を少し・・・」

「シェフ、どこですか?」

「え、あの・・・?」

「つばき、うちのシェフは彼ですよ」

「え?うそ?」

「本当ですよ、お嬢様。

 ダックさんが、毎日のお料理を作ってるんです」

「だ、だっく?」

「彼の名前です。

 ・・・2人共、カメラに向かって自己紹介して下さい」

「はい、じゃあ私からしますね!

 ・・・シェイディアード様のお屋敷で、雑用をこなしています。シュシュです。

 子どもの頃、ラエスラズリエルさまの孤児院で育ったので、そのご縁で就職しました」

「栗鼠さん、シュシュっていう名前だったんですね・・・」

「そうですよ~。

 ちなみに、いつかお嬢様の髪を結えるといいな、と思っています」

「是非お願いします」

「・・・却下します」

「愛されてますね、お嬢様!」

「うひゃぁぁ・・・」

「さ、あなたも自己紹介して下さい」

「は、はぁ・・・ダック、です。シェフをしてますが・・・。

 お嬢様には、熊さんと呼ばれてます・・・」

「熊さんが、シェフさんだったなんて・・・灯台下暗し・・・。

 小鳥の餌付けも教えてもらったし、お菓子のレシピ本も貸してもらったし・・・。

 あ、シェフだからレシピ本なんか持ってたんですか」

「はぁ、そうですね・・・」

「ダックさん・・・熊じゃなくてアヒルだったのか・・・」

「ん?

 どうしました、つばき?」

「ううん、何でもない。

 ・・・じゃあ、またサンドイッチが食べたいです!」

「サンドイッチ?」

「うん、私がこの世界で最初に食べたの、ダックさんのサンドイッチだったの。

 すごーく美味しかったから、もう1回食べたいな、と思ってたんだ」

「・・・だ、そうですよ?」

「分かりました、明日の朝お作りします」

「やった♪」


「お疲れさまです」

「・・・鉄子さん!」

「そうか・・・つばきは最近、会っていないんでしたね」

「うん、お久しぶりです。お元気でしたか?」

「はい。問題なく過ごしておりました」

「今日はお休みですか?」

「はい。ガイドブックに載っていたレストランに行こうかと思っておりましたが」

「まさか、食べ歩きが趣味なんですか」

「ええ、何か問題でも?」

「いえいえいえいえ、ないです、凄く良い趣味ですね!

 ただただ意外です!」

「その前に、肌の手入れに行こうかと」

「す、好きな人でもいらっしゃるんですか?」

「・・・いえ、既婚者ですので」

「えええ?!」


「そういえば、ヴィエッタに会いませんでしたね」

「そうだねぇ・・・。

 ヴィエッタさん、うちの店に時々来て、焼き菓子を大量購入していくの。

 ・・・あんなに食べて、大丈夫か心配だよ」

「ああ、それなら白の騎士団で配ってるみたいですよ?

 ・・・で、聞いた話では、彼女のファンがメロメロだそうです」

「そうなんだ・・・」

「彼女は、ミエルさんの焼き菓子店のリピーターを作ろうとしているようですよ?

 きっと、あなたと仲良くなりたくて、いろいろしているんでしょう」

「そうなのかな?

 ・・・そうだったら、嬉しいな」

「根は優しい、いい子なんですよ。

 ただちょっと、表現方法に難があるというか、斜め上をいくというか・・・。

 あれは母に似たんでしょうね・・・」

「それは、頷けるかも・・・。

 そっか、でも、だから最近お客さんが増えたのかな」

「ミエルさんは何か?」

「ううん、何も。

 お客さんが増えるのは、嬉しいみたい。

 ・・・私のエプロン姿もね、評判いいんだって♪」

「・・・制服の改善を要求しますか」

「え、どうして?

 私もあのエプロン、気に入ってるんだよ」

「私だって気に入ってます。だから嫌なんです」

「・・・わー、独占欲全開だー」

「そうですよ、独占欲の塊です。

 だから、あなたの紹介ビデオは撮りません。誰にも見せません」

「うわ、電源切った」

「いいんです。

 つばきのことは、私が知っていればそれで十分です」

「・・・じゃ、そういうことにしておきますか」








++++++++++++++++++++++++++++++++++++










例のごとく、2人がビデオそっちのけなので、作者が少し補足しておきます。


つばきについて

彼女は、イタリア系カナダ人と日本人の間に生まれました。薄茶の髪は、15歳という多感な時期に移住した日本で浮いてしまって、かなり窮屈な思いをしたまま大人になりました。

その頃、トラウマと日本に馴染めない自分に苦しんでいた彼女の支えになったのが、当時高校生だったミナでした。

あとは、本編の内容の通りです。

個人的には彼女の幼い部分と、大人にならなくちゃ、と意気込む部分が好きです。大人になっても、大人って何だろう、と考えることがある私には、どこか身近な存在でした。


ジェイドさんについて

彼は若くして補佐官になり、激務と非日常に疲れてしまっているところで、つばきに出会いました。

2人の馴れ初めと紆余曲折は、本編で語られた通りです。

振り回されながらも、つばきに癒されているジェイドさんが、私は大好きです。



ちなみに、ジェイドさんの名前の由来は「こかげ」です。シェイディアード・・・shadeからとりました。ちょっと無理をきかせた名付けではありましたが、彼の作るこかげと、真っ赤な椿の花をイメージしていたんです。だから、お話の中の季節が早春のあたりで完結させたいな、と思って書いてきました。




もしかしたら、書き手の私が寂しくなって、2人の小話を書くこともあるかも知れませんが・・・もしそうなったら、また可愛がっていただけたら嬉しいです。





最後にもう一度、ここまでお読みいただいた皆様に、心から感謝申し上げます。

2人のこれからを妄想していただけたら、これ以上ないくらい幸いです。

長い間、ありがとうございました。







マリーゴールド

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