外伝25,幼女ボンテージ
本編のようなそうでないようなよくわからない何かです。
ですが基本的に無害なので知ったことではありません。
企画物集に回してもよかったのではないかと思いますが何故か外伝になってしまったようです。
ステンドグラスから降り注ぐ鮮やかな陽光を反射し滑らかな銀糸が舞い踊る。
幼く未だ成長途中にありながらも一部の隙もない神の芸術と称するに相応しい美貌。
愛くるしい中にも鮮烈なまでの輝きをもって見る者全てを魅了するだろう白銀の瞳。
ソレが白く濁った病の証だと誰が信じられようか。
スッと伸びる小さな鼻梁と瑞々しい唇。
一つ一つのパーツの美しさもさることながらその黄金比ともいえる美の頂点を描いた配置は最早溜め息しか齎さない。
3歳児の平均より少し劣っているとはいえ子供らしく健康的な体躯。
瑞々しく張りのある肌は絹糸のように滑らかで一点の染みもない。
そしてその上に纏うは極上の魔物の皮をなめして作られたかのような扇情的なまでの衣服。
オーリオールという世界には存在しえないその衣服は彼の……いや彼女の生前の世界に存在したものだ。
肌にぴったりと吸い付くように纏われ、胸元が大きく開いている。
まだまだ平坦ではあるものの開かれた胸元には自然と目がいってしまう。
しかし平坦な胸元から下がればそこには麗しくも儚いお臍がはっきりとその存在を主張しており、当然ながら菱形に切り取られたその部分は露出している。
腰を覆うようにしてパレオが巻かれ、ビキニ部分を隠しているが見えざる存在は想像を加速させることは言うまでもない。
しかしながらパレオから伸びる太股はまだまだ成長不足が見られるがそれでも尚脚線美というものを主張し始めている兆候が見られる。
最後に3歳児には少し高めのヒールは是非踏んでくださいと土下座してしまうことを厭わないと思わせるだけの魅力があり、隠された10本の小さな足の指は是非舐めさせてくださいと泣いて懇願せざるを得ないだろう。
しかし彼女は自らこのような扇情的な服を着ることはない。
そう、今彼女は罰ゲーム中なのだ。
ティト言語で作られたゲームで見事に大敗してしまった彼女はクティによって引かれた罰ゲームを執行中なのである。
【く、クティ……これは恥ずかしいよ……】
「うひょー! うひょー! 何この背徳的な世界!
ガーターニーソを拒否られた時はどうしようかと思ったけど、淫靡で蠱惑的で鼻血がー! 鼻血がー!
えーせーへー!」
「わふぅぃ~(リリーエロカッコイイ!)」
「さすがに3歳児にそれはどうかと思うぞ……まぁ似合っているとは思うが」
【も、もういいよね? 早くこの魔術といて~】
両手でお臍を隠しながら縮こまるリリアンヌだがそんな小さく丸まった背中もむしゃぶりつきたくなる。
クティの鼻血の勢いはすでに天元突破しており、レキの瞳には憧れにも似た光が瞬いている。
サニーだけは哀れむような悲しいような複雑な表情を見せているが強くは否定していない。
実際リリアンヌが着ているボンテージは下手な服より似合っている。
3歳児という幼さに性的興奮を得るために作られる拘束具であるボンテージという背徳性。
普段の彼女の知的な印象を真っ向から否定しており、恥らうリリアンヌという新しい領域を引き出しているために誰もが肯定してしまうだろう。
まさに今この瞬間に世界は新たな宝を発見してしまったのだ。
「まだ! まだまだだ! まだ終わらせはせんぞおぉぉぉ!
うはうふうほぇー!」
【あぁ、だめだよクティそこは……】
「堪らん! 堪らんぞぉ!」
「おへそはだめぇ~」
大きく開かれた嘆きの平原から侵入した第1種接近禁忌種がついに約束の大地へと辿りつき、小さなパンドラの箱へと希望を目指して飛翔する。
クティという名の神を食らうものの到達を阻止するために防備を固めるリリアンヌだったが、彼女の強大な妄想力の前には魔力の文字を維持することすら困難であった。
「わふー! わふー!(すごいぞ、クティ! ボク達の出来ないことを平気な顔でやれる! そこに痺れる憧れるぅ!)」
「……いや痺れも、憧れもせんと思うぞ……」
「ふもっふー!」
小さく呟かれるサニーの嘆息にも似た突っ込みは約束の大地へと到達し、特異点として螺旋の双樹を築いたクティの雄叫びによってあっさりと吹き消されたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「そこは……らめなのぉ~」
「よいではないかー!」
「わっふぃー!(おぬしもわるよのー!)」
いつの間にか女豹のポーズを取らされたリリアンヌの約束の大地から幼くもぷりんぷりんの臀部に移動したクティによる激しいタップダンスは会場の血潮を最高潮にまで激動させる。
老いも若きも皆全て諸手を挙げて熱狂の渦に飲まれていく中、ついについていけなくなったサニーは1人クティパッドに移した本を読みふけるのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ファーハハハ! ごほーびがぁほしいのかなー?
ごほぉびがほしいのかなぁ!?」
「ほしいでぶひぃ!」
「わぶぃー!」
「ならわたしのぉ足をぉなめなさぁい!」
「是非舐めさせてくださぶひぃ!」
「わぶぃー!」
何かが振り切れてしまったリリアンヌは魔術で作った光の鞭を床にぴしぴし当てながら両手両足を魔術で拘束された1人と1匹に向かってある種異様な視線を向ける。
1人と1匹の前に差し出された小さな御御足はだがぎりぎりのところで拘束された口には届かない。
まるで砂漠で迷った哀れな旅人の前に現れた蜃気楼のように近づいては離れ、近づいては離れる。
切望してやまないご褒美を前に1人と1匹はそれだけしかできない人形のようにただただ求め続けるしかなかった。
「……なんというか……リリーの開けてはいけない扉を開いてしまったようだな……くわばらくわばら……」
レキ君ルームの天井付近から様子をチラ見していたサニーが身震いしながら直下の地獄絵図を見てみぬ振りして読書へと戻っていく。
周囲にはリリアンヌが施した魔術結界があるためその様子や音などは一切外には漏れないが中ではぴしぴしといつまでも鳴り響く光の鞭の音とご褒美を求める亡者の如き呻き声が絶え間なく響いているのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「り、リリー……元気だして……。ほ、ほら、私達はなんとも思ってないし、むしろもっとご褒美くださいって思ってたし!
女王さまなリリーもなかなかよかったっていうか、普段とのギャップですごくよかったっていうか甘く痺れるって言うか……」
「わふわふわふ(リリーエロカッコイイ! エロカッコリリー!)」
【え、えろくないよ! えろくないよ!?】
「れ、レキ! 今のリリーにはエロっていっちゃだめじゃない!
確かにエロかっこよかったけど! ものすごく淫靡で背徳で背筋がゾクゾクいっちゃうぅ!」
「はぅぁ……」
小さな体をかき抱き震えながら恍惚とした表情を浮かべて絶叫し始めた世界の隣の森最高の魔術師さん。
その言葉にまたもや魔力文字を形成することも出来ずに先ほどの痴態が脳裏をよぎってしまったリリアンヌ。
いつもの無表情などどこへいったのやら紅潮した頬を隠すように頭を抱えてしゃがみこんでしまう。
甘く痺れる陶酔の嵐へと入り込んでいく妖精といぬっころにはもうすでに周りなど見えてすらいない。
しかし頭を抱えて小さくなってしまったリリアンヌには彼女達の言葉がグサリグサリと内角を抉るように突き刺さりまくっている。
すでにリリアンヌのHPはマイナスを通り越して反転してオーバーフローしてしまっている。
そんな彼女から発露する魔力は見事なまでの真っ赤な羞恥を宿しており、徐々に魔術結界内を埋め尽くしていく。
レキの巨体の半分ほどを埋めたあたりで気付いた1人と1匹は慌ててリリアンヌにフォローをいれるが刻はすでに遅すぎた。
もうすでにリリアンヌが見えなくなるほど結界内を埋め尽くした真っ赤な羞恥は徐々に蝕む毒のように1人と1匹にも浸透していき……すぐに1人と1匹も羞恥で転げまわることになるのであった。
「なんと恐ろしい魔力の発露だ……」
引きつった表情で呟かれたサニーの言葉は多大な畏怖が滲み出たものだったそうな。
気にしたら負けです。
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