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濁った瞳のリリアンヌ  作者: 天界
第一部 第7章 3年目 後編 2歳
134/250

118,もう1つの至宝


 ガーターベルトのミニスカ半眼メイド――ニージャがついに動いた。

 レキ君にブラッシングをしている最中にすすす、と音もなく接近してきて耳元で小声で言ってきたのだ。

 その接近にクティ達もまったく気づけず、いきなり耳に息がかかるほどの距離で話されれば驚いてしまうのは当然だ。



「……お嬢様、準備は万端」


「ひゃわぁ!」



 自分の素っ頓狂な声に何事かとブラッシングで気持ちよくなっていたレキ君やクティ達がこちらを振り向くがその時にはニージャはすでに距離を取っている。なんとも早業だ。


 声を掛けられた方の耳を押さえながらドキドキしつつ、ガーターさん……もといニージャを見るが半眼無表情はそのままだ。

 魔力の流れも期待に満ちている。

 この子に不安という魔力の流れは一切見えない。いつでも飄々としていてつかみ所がない。


 でも自分はこの専属が嫌いではない。それどころか結構好きですらある。

 同じ無表情キャラというのもあるが、騎士団を単独で壊滅できる戦力やその飄々とした態度が好みなのだ。


 あと他の専属と比べても明らかに発育不良なところもいい。

 自分が幼女だから似ている体型がいいとかそういうんじゃない。たぶん。

 非常に親近感が沸くというのでもない。おそらく。

 他の専属達が明らかに女性達から羨望の眼差しを受けるような体型をしているからではない。きっと。



 そもそも自分は元男なのだからそんなことは気にしないのだ。気にしないのだ。



 そんなわけでレキ君のブラッシングの途中だったけど、彼女の方も準備万端だというのならばやってあげないわけではない。

 むしろそこまで挑戦的に挑まれるのならば受けて立ってやるのが漢というもの。

 そう、自分は漢なのだから受けねばならぬのだ。



「にーじゃ、おいで~」



 片手にはブラシ。

 もう片方の手は無手だが、放出した魔力を圧縮に圧縮を重ねたものを纏っている。

 その両手を広げて慈しむように笑顔を向けてあげれば、飄々としていたニージャも生唾を飲み込むほどに緊張し始めた。


 両手を広げた瞬間には先の専属達にも使用した魔術を瞬時に展開し終えている。

 これで邪魔するものは何もない。

 何も気にせず全てを解き放つのだよ、ニージャ。


 ゆっくりと1歩1歩を確かめるようにニージャが近寄ってくる。

 その手の中には今まで持っていなかった魔力の塊。起動中を示す魔力が活性化した魔道具だ。

 もう一方の手には活性化していない魔力の塊。

 しかしそれもすぐに活性化し、起動したことを示す。


 自分が展開している魔術よりも大幅に狭い範囲ではあるが、自分とニージャの周りだけを包み込むようにそれは展開している。

 どうやら認識阻害系統の魔術のようだ。

 でも普通これを使ったら使った瞬間にお婆様が気づいてしまうはずだ。



「……お嬢様、これは2級の認識阻害魔術を封じた魔道具だから大奥様でも気づけない」



 こちらの疑問を察したのかすぐにニージャから補足説明が入る。

 2級クラスの魔道具って……あの大きさと質の魔片では1度使っただけで使えなくなるような代物ではないだろうか。

 しかも2級クラスの魔術はどんな魔術であろうと相当な額の値段がかかる。

 それをたった1回のためだけに用意するとは……。ニージャ恐ろしい子。



 まぁでも自分がすでに展開している魔術があるから意味はないのだけどね。



 認識阻害の魔道具を使ったことにより、もう片方に持っていた幻影魔術を複合的に展開する魔道具を解除する。

 そこに現れるは膝上のミニスカートとガーターベルトという魅惑の組み合わせ。

 でも自分にはずっと見えていたので特に驚くこともない。



「……さすがお嬢様。この姿を見てもまったく動じないなんて、すごい」


「にあてるよ~」


「……超照れる」



 半眼無表情は変わらないが頬に手を当ててくねくねしはじめているニージャがなんか新鮮だ。

 でもそんなに動くとスカートの端がひらひらと舞ってしまって目のやり場に困る。

 どうやら今までは複合的に起動していた魔術によりスカートの形状すら固定していたようだ。

 固定されていたスカートがふわふわしてしまっているので、ただでさえ2歳児の小さな体では見上げている状態なのでもう完全に見えてしまっているのだ。


 ちなみにまるで見えているような会話だが――いやスカートの中身は見えているわけだが――専属メイド達や家族は自分が生物とソレが着ている服などを認識できるという共通認識を持っているのでこの会話は不自然ではない。



「……ふふ、お嬢様になら見られてもいい。チラッ」


「にーじゃ、はしたないの~」


「……ごめんなさい」



 揺れるスカートの裾をぴらっと捲り、中のレースのふんだんに使われたおぱんてぃ様を見せてくるニージャだが、自分の一言ですぐにシュンとなってしまった。

 今日はミニスカートでガーターベルトだから当然カボチャパンツではないのだ。

 この世界にはゴムのような伸縮する素材が少ないのかカボチャパンツも紐で調節するタイプが主流だ。

 したがってニージャの見せたおぱんてぃ様も両端で紐で結ぶ紐パンだった。

 でもレースによる装飾も刺繍なども緻密で、生前の物と比べても遜色ない出来だと思う。


 まぁ如何せんこの幼女の体では性的興奮は皆無なので冷静に対応できるのだが。

 悲しいやらよかったのやら些か微妙である。


 シュンとしてしまったニージャに先手を取られてしまったのを取り返すようにこちらから近づく。

 すぐにそれに気づいたニージャも後ろを向いてしゃがむ。


 普段なら主に対して後ろを向いてしゃがむなど持っての他ではあるが、今から行われることには必要だ。

 そして少しの躊躇いのあと、ミニスカートの短い裾がぺろりと捲られその下から現れたのはふわふわの短い尻尾とおぱんてぃ様。

 おぱんてぃ様はローライズ風味に尻尾よりも下の方をちんまりと隠す程度になっている。


 ミニスカートを自ら捲り、羞恥と期待の魔力の流れでいっぱいになっているニージャがなんだか愛しい。


 でも端から見たらなんとものすごい構図だろうか。

 幼女の前で後ろ向きにしゃがんでお尻を突き出してミニスカートを捲って臀部を晒すメイドさん。


 うん、すごいな、おい。


 しかし露になったお尻やローライズなエロイおぱんてぃ様よりも自分の目が行くのはやはりこのふわふわの尻尾だ。

 ラクリア同様普段は決して拝むことの出来ないソレは、まるで森の奥底にある秘宝のように美しくすらある。

 荘厳で、穏やかで。だがそこに歴然とした存在感を持って鎮座している。


 その神々しいまでの尻尾さまにまずは圧縮魔力を纏った手で触れてみる。

 伝わる感触はミラの尻尾からは得られない、だがジェニーやラクリアのそれらとも違う浮遊感すら伴う不思議な感覚だった。


 初めての感触に戸惑いながらも心は歓喜が嵐のように渦巻く。

 その暴風が過ぎ去る頃にはすでにブラシを投げ捨て、両手で包み込むように感触を楽しんでいた。

 ニージャがいくら小柄とはいえ、2歳児の小さな体にはちょうどいい高さに来ている臀部は頬を当てるのにもちょうどいい。

 無意識のうちにその感触をむさぼるように纏われた魔力は躊躇など毛ほどもなく、尻尾さまを包み込み高みへと運ばんと駆け巡る。


 強く弱く、緩急をつけ、顔全体で楽しみながらもそのふわふわの感触に両の指全てが激しく動き続ける。

 手全体に纏っていた魔力は次第に10本の指全てに細かく配置され、隅々まで余すところなく全てを増幅しながら伝えてくる。



 あぁ、短いからといって油断してはいけないのだ。

 まさかこんなところにもミラに匹敵する至高の存在が隠れていようとは……。



 このオーリオールに実在する全ての神に感謝を込めながら、その小さき至宝に己の持てる全ての力を持ってもふもふするのだった。







◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆







 全てが終わった時には床がぴちゃぴちゃ言うほどになっていました。



 えぇ、やりすぎました。

 とてもやりすぎました。反省しています。



 サニー先生は少し魔力の流れが青ざめているような気がしたし、クティもそんなサニー先生の後ろに隠れ、カタカタ震えながらもこちらを覗いているし。



 いやもうなんといいますか。

 本当にすみませんでした。反省しています。

 でも後悔はしてません。



 満足感と陳謝の念の他は特に後悔も何もなく、むしろ清々しいほどにすっきりした心地の中でニージャのお世話をしました。

 自分で垂れ流したぴちゃぴちゃの中に突っ伏してぐちょぐちょになってしまっている彼女を最近異常に操作がうまくなったエアークッションの魔術で浮かせ、汚れてしまっている部分を全部まとめて洗浄乾燥。

 脱臭やついでにニージャのいつもの香りをつけるのも忘れずに。

 ニージャの持っていた幻影の魔道具を起動させてから認識阻害の方を解除するのも忘れない。


 全部終わらせてから汚れないように逃げていたレキ君を呼び戻してそのお腹に寝かせてあげる。



【クティ、起こしてあげて~】


「いえすまむ! 蛆虫のような私でよければリリーさまの靴の汚れを余すところなく綺麗にする所存にございます!」


【性格変わっちゃってるけど……うん、まぁよろしくね?】


「いえすまむ!」



 あまりの光景にきっと気が動転しているだけだろうから大丈夫だとは思う。

 きっちりと魔力で作った軍服を着込んで、頬に切り傷もついているので確かだ。


 歴戦の兵士のクティにより活を入れられたニージャだったが、今まで見たこともないようなのろのろとした動きで立とうにも腰が完全に抜けてしまっているようだ。

 思考も定まらないようでのろのろと首を振って立てないことをぼんやりと理解するとポテン、とレキ君のお腹に寝転がってしまった。



「にーじゃ~だいじょぶ~?」


「……お嬢様が……すごい……もうお嫁にいけない」


「だいじょぶだねぇ~」


「……お嬢様がひどい」


「ばーばにいってやすむ~?」


「……もうちょっとすれば治る」


「はぁ~い」



 意外と大丈夫なニージャの横に寝転がりふかふかのレキ君のお腹に一緒に埋もれて満足して、少し気だるくなった体を休めるのだった。


こんなところにも隠れていました。

さすがニージャです。

ミニスカガーターの破壊力は半眼無表情と非常に良く合います。

異論は認めません。



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[一言] 性癖に刺さりました 何故ノクターン版がないんですか(激怒)
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