51 ラクガキ④ ―『白花』4章扉絵塗り絵―
やって参りました。
ラクガキのお時間です。
今回は失敗ラクガキ回の予定だったのですけど、初稿で、字数が思った以上にかさんでしまいました。
よって、2分割しました。
前編は、上手くいって調子に乗っている部分のお話になります。
話の構成上、完成絵はページ一番下にあります。
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事の始まりは、描き方模索のついでで、古いデータを漁ったことでした。
2015年に描いた絵の線画が出てきたのです。
こんなのなんですけどね。
アナログでペン入れまでして、スキャナで取り込んだだけのものになります。
デッサン崩れとかは置いといて、夕立、線自体は、完全デジタルよりこちらの方が好みだったりします。
なのに、自分のアナログ線画のデジタル再現は未だにできません。
できないので、特性の違う何かだと開き直っています。
人の手って複雑な処理もできて凄いですね。
そんなデータが出てきたのもあって、これにクリスタで色を乗せたらどうなるんじゃらほい? と、夕立君、何も考えずに色塗りを始めました。
ただ、アナログ線画をスキャナで取り込んで色を置くとなると、不便なことが起こるんですよね。
これ。
線周辺のノイズがどうしても残ってしまって、手軽にバケツで色を流し込もうとすると、弾くんです。
最初からデジタルで線を引いてもきちんと色が入らない場所は出るので、最終的には手動で潰さないとならないのは同じなのですけど、作業量が結構変わります。
といっても、アナログ線画を使うのは今回だけなので、解決策は探さずにチマチマ塗りました。
完成です。
昔の絵と似たような感じに塗れて良い感じです。
(過去絵と似た仕上がりを目指しました)
ここまでが良い感じにできてしまったが故に、夕立君、久々に『白花』の絵を描こうと思いました。
(使った線画が、『白花の咲く頃に』4章の扉絵だったので)
そして問題作が出来てくるわけです。やったね。
次回は失敗イラストの製作話になります。




