104:きったねぇ正義の炎、ユーリちゃん!!!
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【刺客対策】総合雑談スレ 789【刺客さんを助けて!!!!(´;ω;`)】
1.駆け抜ける冒険者
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107.駆け抜ける冒険者
わあああああああああああああああああ刺客さんたちを助けてあげてええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
108.駆け抜ける冒険者
>>107
いやーえらいことになってるよなー今wwwww
二日前、ザンソードさんたちから『刺客プレイヤーも新スキルやアーツを覚えて成長していく』って聞いた時にはなんじゃそりゃって思ったけどさぁ……
109.駆け抜ける冒険者
>>108
せっかくみんなで攻略法を編み出していこうぜってなったのに、それじゃあ弱点も埋められてご破算じゃねーかって荒れかけたよなぁ
と、思ってたら……ユーリちゃんさぁ……!
130.駆け抜ける冒険者
>>109
もう暴れ散らしててマジあの子今やばいってwwwwww
ともかくこれチャンスじゃね!?押せ押せモード来てるって!!!
151.駆け抜ける冒険者
>>130
おうよ、俺たちも刺客プレイヤーを逆に狩ってやろうや!!!
ぶっ倒したらつえー装備が作れる素材出すみたいだし、面白くなってきたぜぇ!!!
173.駆け抜ける冒険者
>>151
おっしゃあ、やりたい放題のユーリちゃんに続きますかーーーーー!!!!
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「死ねオラァアアアアアアアーーーーーーーーッッッッ!!!」
「「「ぎゃああああああああああああああああッ!?」」」
――新装備完成から二日後ォ! 俺は刺客プレイヤーどもをぶっ殺しまわっていたッ!!!
今も複数人の連中を相手に大暴れの真っ最中だ。基本的に散らばっている刺客プレイヤーどもだが、昨日一晩で50人くらい狩りまくってやったらつるむようになりやがった。
だけど負けるかよ。全員ッ、楽しくッ、ぶっ殺してやるぜぇッッッ!
「あはははははははっっっ! 【武装結界】発動、さぁ現れろ武器どもッ! からのっ、天道呪法ッ『衰弱の矢』――!!!」
虚空より召喚した七本の剣を刺客連中に射出するッ!
その刃が当たった瞬間、彼らの動きがガクッと遅くなった――!
「ぅっ、うごきっ、づら……ッ!?」
「数秒間だけ敏捷値と防御値を下げるアーツだ。さぁ、お楽しみはこれからだぜーッ!」
次に俺が召喚したのは武骨で錆びた『初心者の鎌』だ。
ほぼ朽ちかけた最弱の武装だが、今やコイツには憑依モンスターのシャドウ・ウェポンが宿っており、禍々しき闇に包まれていた。
俺はその柄を握り、腰だめに構えると――ッ、
「獄道呪法『断罪の鎌』ァーーーーーッ!」
叫びと共に振りかぶるッ!
その瞬間、鎌から溢れる闇色の光が爆発的に増大し、巨大な刃となって刺客プレイヤーたちを一気に切裂いたのだった――!
「うぎゃぁああああああああーーーーーーーーーーーッ!?」
「ハハハハッ! HPが減っているほど威力と攻撃範囲が上がるアーツだッ! 常にHP1の俺にはピッタリだってなぁーーーっ!」
血の雨が降る中で盛大に笑う。
せっかくの公開バトルシステムなんだ。さぁ、見てるかブレスキプレイヤーどもぉッ! 思いっきり暴れまくるのはめちゃくちゃ楽しいぜーーーっ!
刺客どもをぶっ殺せばこんなアーツも手に入るんだ。だからお前らも楽しんでいこうぜー!!!
「――いたぞッ、要注意プレイヤーのユーリだッ! 距離を取って嬲り殺しにしてやれぇッ!」
と、その時だった。
俺がハイになってるところに、新たに現れた刺客たちが一斉に遠距離魔法を放ってきた。
暴風や業火や雷弾が宙を舞い、俺にめがけて殺到してくる。
「なんだよなんだよッ、今度は魔法バトルかぁ!? いいぜぇ受けてやるよ!」
だが、その前に――!
「腹が減ったから少し喰わせろや。餓鬼道呪法、『暴食の盾』ッ!」
無数の魔法に飲まれる刹那、俺は七枚の盾を曼荼羅のごとく展開させた。
そして怪異は巻き起こる。盾の表面にオーラで出来た口が現れ、敵の魔法を全て食い尽くしてしまったのだ――!
「な、なにぃーーっ!?」
「『暴食の盾』。敵の魔法攻撃を吸収し、MPに変換するアーツだ。――それじゃあ次はこっちの番だぜ!」
おかげでMP全快出来たからな、一気に終わらせてやろうじゃないか。
俺は最後に虚空より、手元に『呪符』を呼び寄せる。
バトルメイカーの恩恵によって新たに装備可能となった、魔術系武装だ。
「あぁ、ちなみに俺の魔力ステータスは初期値でな。高威力の魔法ぶっぱなんて出来ないから安心してくれ」
「はぁっ!? 舐めてるのかッ! だったら舐めたまま死ねーーーッ!」
激昂しながら杖を構える魔法使いたち。
そして再び放たれんとする魔法攻撃を前に、俺はニィイイイッと笑い……!
「ぶっ殺すことは出来ないが、呪い殺すは出来るんだよォッ! 畜生道呪法ッ、『禁断の猛火』――!」
その瞬間、手にした呪符が闇色の光を放ちながら無数に分裂し、刺客連中を囲い込む。
かくして大地は穢された。彼らの足元の地面に禍々しき邪炎の紋様が浮かび上がり、放たれようとした魔術が爆散を開始する――!
「ぐぁああああッ!? こっ、これはぁッ!?」
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・フィールド汚染発生! 指定個所は30秒間、『獄炎地帯』と『魔力暴走地帯』の属性を帯びました!
毎秒HPが5%減少し、50%の確率で発動した魔法が暴発します!
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「さぁ、穢れきった炎の中で踊り狂えや……ッ!」
これが畜生道呪法『禁断の猛火』の効力だ。
爆ぜた魔法が自身どころか周囲の味方をも巻き込み、集結していた魔法使いどもはあっという間に総崩れとなる。
そうなれば後は簡単だ。魔法の使用が命取りになることに加え、ただそこにいるだけで身体が燃えていくことに気付いた彼らは、必死で炎陣の外に飛び出していく。
「ハァッ、ハァッ……もうこんなの滅茶苦茶だぁッ!」
そうして、全身黒焦げになりながら悶えていたところに――、
「それじゃ、あとはお前たちに任せたぜ?」
『ヒャッハァアアアアアーーーーーーーッ!!!』
俺の言葉に応え、無数の戦士たちが飛び出してきた……!
つい数日前まで刺客連中にボコられていたブレスキプレイヤーたちだ。
その時の憂さを晴らすがごとく、絶句している刺客たちへと飛び掛かっていく。
「さぁお前たちッ、敵を殺して限定素材を奪い取れッ! そして奪って強くなったら更に楽しくぶっ殺せるぜぇッ! 狩人どもを狩って狩って狩りまくってッ、襲撃イベントを楽しもうやーーーっ!」
『ウォオオオオオオッ! やってやるぜぇええええええーーっ!!!』
狂ったようなテンションで大逆襲を開始するプレイヤーたち。みんな本当に楽しそうだ。
きっと明日は強くなった彼らが他の刺客をボコり倒し、別のプレイヤーたちに夢と鮮血を見せていくのだろう。
強いヤツは弱いヤツを助け守る。そして弱いヤツは強くなり、また自分より弱いヤツを助け守る。
そうやって人の想いは繋がっていくんだ!
「刺客たちよ、思い知るがいいッ! お前たちがどれほど暴力を振るってこようが、俺たちの正義の炎は消せやしないぜぇえええーーーッ!」
『オォオオオオオッ! 食らえッ、正義パンチッ! 正義リンチ!!!』
こうして俺はみんな仲良しブレスキプレイヤーたちと一緒に、ハンターをハンターしまくったのだった!
刺客たち「正義ってなんだっけぇ……?」
『面白い』『更新早くしろ』『止まるんじゃねぇぞ』『死んでもエタるな』『毎秒更新しろ』
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