悪役令嬢とはいえ命は惜しい
『エリザベット・デュブール! 貴様のような悪女には死罪がお似合いだ!!』
「~~っ!!」
声にならない悲鳴を上げて、勢いよくベッドから起き上がる。
荒い呼吸を繰り返しながら、エリザベットは呆然と震える手を見下ろした。
「……わたくし、処刑を……された、のでは……」
指先を曲げてみて、周囲を見回す。見慣れた自室が目に入って、くらくらとめまいがした。
エリザベットは公爵令嬢であり、第二王子ギャスパーの婚約者だ。
だが、彼が聖女アミラに心移りしたのに嫉妬して、アミラを苛めたとされた。
冤罪と呼べるレベルの数々の悪行と共に婚約破棄を突き付けられ、聖女の命を脅かした罪で投獄され、最終的に処刑されたのだ。
(殺されるほどのことはしていないわ……!!)
混乱する頭を抱える。本当に殺されるほどの悪行は重ねていない。
精々が、平民出身の聖女に「婚約者がいる男性に近づくのはどうなのかしら?」と嫌みを言ったとか「聖女なら聖女らしく、教会で祈ってらしたら?」と小言を言ったとか「貴女、もう少し外見を気にしたほうがよろしくてよ」と意地悪を言ったとか、その程度だ。
確かに皮肉を口にしたし、悪口も言った。だが、それらは本当に処刑されるほどの悪行だっただろうか。
(むしろあちらがわたくしを階段から突き落とそうとしたはずよ?!)
それに抵抗してもみ合いになって二人で階段から一緒に落ちた。
その結果、一方的にエリザベットが悪いといわれたときには不服を申し立てたが、精々そのくらいだ。
「いまはいつ……?!」
慌ててベッドから降りて、素足で愛用していた机に向かう。
引き出しから真っ赤な皮の手帳を取り出した。それは彼女がまめにつけていた日記帳である。
ぱらぱらとめくっていくと、昨日の日付と共に見慣れた文字が綴られている。
(断罪の一日前!)
悲鳴が口からこぼれそうになって、どうにかこらえる。逃げなければ、と強く思った。
断罪も処刑も納得できない。だが、これ以上ギャスパーに執着してまた首を落とされるのは嫌だ。だって。
「痛かったもの……!」
ギロチンでざしゅんと頭と体が離れた感覚は二度と味わいたくない。
ここが夢の世界だろうが、巻き戻った世界だろうが、どちらでもいい。
とにかくここから逃げなければならない。日記帳を放り出して、今度は窓に駆け寄る。
分厚いカーテンを捲ると、外はまだ暗い。
深夜から早朝の間だと判断し、エリザベッドは今すぐ逃げ出すことを選択した。
四苦八苦しながら一人でドレスに着替えて、持てるだけの宝石をバッグに詰め込んだ。明け方の貴族街を駆け抜け、平民街に下りた頃には息が上がっていた。
ぜいぜいと荒い呼吸を繰り返しながら下町に足を踏み入れると、同じ王都のはずなのに空気が変わった気がする。
じろじろと朝から仕事に出ている人々がエリザベットを見ている。
逃げなければ、という強迫観念に支配されている彼女は気づくことなく、急ぎ足で街を抜けようとして――ヒールでの慣れない移動に石畳に躓いた。
「っ」
ぐら、と体が傾ぐ。そのまま倒れかけたエリザベットを背後から支えたたくましい腕。
「大丈夫か、お嬢さん」
背後から降り注いだ声に彼女が視線を上げると、そこにはすらりとした体躯の騎士の青年がいる。
王国騎士団所属の騎士服を身に纏った彼の腕の中で、エリザベットは必死になって叫んだ。
「わたくしを攫っていただけませんこと?!」
自分でもなにを口にしているのかよくわかっていない。ただ、このままでは限界があると察していた。
箱入り令嬢のエリザベットは下町にくるのさえ初めてで、右も左もわからない。
死にたくないから逃げ出したけれど、このあとどう生きていけばいいのかはもっとわからなかった。
助けてくれるならだれでもいい。自ら助けを求めないと誰も助けてはくれないのだと、処刑される寸前に悟ったのだ。
彼女の懸命な訴えに、騎士の青年がぱちりと瞬きをする。意味が分からない、と表情に出している青年がエリザベットに問う。
「どういうことだ?」
「このままだと処刑されてしまうのです!!」
悲痛な言葉を吐きだしたエリザベットに、騎士の青年が眉間に皺を寄せる。
「不穏な話だな。冤罪をかけられているのか?」
「やらかしたのは事実ですけれど! 処刑されるほどのことはしていないはずで! 例えしでかしていたとしても、わたくし死にたくなくて!!」
訴えている間に涙の膜が瞳を覆っていく。目じりにたまった涙がぽろりと一筋頬を流れ落ちる。
彼女の悲壮さに感じるものがあったのだろう。青年はエリザベットかを腕の中に置いたまま、真摯に告げる。
「俺はイル。下町出身の騎士だ。それでもいいのか?」
「はい……!」
このさい、助けてくれるならだれでもいい。そんな内心は隠して大きく頷くと、彼はガリガリと片手で頭を乱雑に掻く。
「ついてこい。ひとまず俺の家で匿ってやる」
「!」
一筋の希望が見えて、エリザベットは表情を輝かせた。
下町の外れ、宿屋の二階に案内されたエリザベットはあまりに小さな部屋にきょとんと瞬きを繰り返した。
「家に案内すると仰いませんでしたか?」
「ここが俺の家だが」
「物置小屋ももっと広くなくて?!」
「アンタ、本当に失礼だな」
驚いて室内を見回してみると、確かに小さすぎて寝返りが打てるのか不安になるベッドが置いてある。
本当に家なのだと理解して、エリザベットは口元に手を当てる。
「こんな場所が家だなんて……。あ! でしたらこちらを!」
助けてもらうには対価が必要だ。そのくらいは世間知らずのエリザベットも知っている。
だからこそ、彼女は公爵家から持ち出した自身のアクセサリーをぱんぱんに詰めたバッグをイルの前に置く。
「なんだこれ」
「お金になると思うのです」
「どれどれ……うっわ! なんだこれ!」
バッグを開いたイルが素っ頓狂な声を上げる。エリザベットの私物であるアクセサリーは公爵令嬢に相応しい一級品ばかり。
どれもこれもきらきらと輝く極上の品だ。
「いらんいらん! こんなもの売ったら、それこそ俺が捕まる!」
「どうしてですの?」
「盗品と勘違いされるからだ!」
バックを閉めて押し返される。
意味が分からずきょとんとするエリザベットに前で、再びイルがガリガリと頭を掻いた。
「あー……そうだな。その宝石は仕舞っとけ。いずれ必要になるかもしれないからな」
「そうですか? わかりましたわ」
「あと、口調を変えろ。下町で生きていくならな」
「どのようにでしょう?」
口調を変えろと言われても、お手本がいないと難しい。
首を傾げたエリザベットに、彼はため息を吐き出して、部屋のドアから顔を出す。
「おかみさーん! いま時間あるか―!」
「なんだい! 朝からうるさいねぇ!!」
元気な怒鳴り声が返ってきて、しかもそれが女性の声だったのでますますエリザベットは驚いた。
彼女の周りにいた女性たちは、だれも声を荒げることはなかったので。
「ちょっときてくれよ! 頼むよ!!」
「なんだいまったく!」
暫くして二階におかみさんと呼ばれた女性が姿を見せる。
ふくよかな女性の姿に、再びエリザベットは「まぁ」と声を上げる。
恰幅の良い女性は貴族にもいないわけでもないが、豪快さを兼ね備えている人はそうはいない。
「ずいぶん綺麗なお嬢さんがいるねぇ」
「こいつに下町の洋服着せて、口調を直して、生活に必要なこと一通り叩き込んでくれないか」
「わけありかい?」
「らしい」
上から下まで矯めつ眇めつ眺められると居心地が悪い。
身じろぎをしたエリザベットに、おかみさんが豪快に笑う。
「あたしの若い時にそっくりだ! いいだろう、昔の洋服がまだあるからね。着せてあげよう」
「えっ」
『若い頃にそっくり』というワードに思わず声を上げて、咄嗟に両手で口を押える。
さすがに失礼だという自覚があった。
「そのままだと目立つからね。ちょっと待ってな」
そう言いおいて部屋を出ていったおかみさんを見送る。
つい隣のイルを見上げると彼はにっと悪戯っ子のように笑う。
「いい人だぜ。俺は仕事で帰らないことも多いから、俺がいない間はおかみさんを頼るといい」
「はい。……あの」
「どうした?」
聞いていいのかわからない。だが、疑問が内心でぐるぐうると渦巻いているのも気持ち悪い。
エリザベットは上目遣いでそっとイルを伺いながら、問いを口にする。
「どうしてここまで良くしてくださるのですか?」
貴族社会は損得勘定で動くものが多い。
事情を深く尋ねることもなく、ここまで良くしてもらった経験はない。
「? 困ってるやつがいたら助けるのは当たり前だろ」
だからこそ、裏表なく告げられた言葉にエリザベットは感銘を受けたのだ。
下町で暮らし始めて三ヵ月。エリザベットはエリーと名前を少しだけ変えて、宿屋の看板娘として働いている。
イルは三日に一度、下手をすると一週間ほど帰ってこない。
その間はおかみさんが親身に面倒を見てくれたので、困ることは少なかった。
下町での生活は驚きに満ちていた。
洋服を着るのも一人でしなければならなかったが、ドレスと違って下町の人間が着る洋服は簡単な作りで、慣れれば一人で着替えられた。
食事はテーブルいっぱいに食べ切れないほど乗るのが当たり前だったが、硬いパンと温かい食事が必要な分だけ並ぶようになった。
お風呂だって一人で入らなければならない。バスタブは足を延ばせないけれど、適度な狭さは逆に安心をもたらした。
そうやって少しずつ下町での生活に慣れていった。
髪は少し痛んだし、指先は冷たい水を扱うのであかぎれができ始めていたが、夕方から夜にかけて忙しく動いているので身体は少しだけ痩せた気がする。
宿屋は夜の間は酒場にもなる。集まる常連たちとは軽口を叩けるようになった。驚くと思わず『お嬢様言葉』と彼らが笑う口癖が飛び出すが、それすら愛嬌だと受け入れられる。
だれも、突然現れたエリザベットの過去を探らなかった。下町では不用意に人の過去に踏み入らないのだと教えられた。
大変だけれど、居心地がよかった。なにより、常に腹の探り合いをしなくていい環境は心に安寧をもたらしていた。
笑顔にも種類があるのだと知った。満面の笑みで笑うことははしたなくないのだと知った。毎日が充実していて、楽しくて。
けれど、エリザベットが享受していた平和は突然崩れ去る。
「エリザベット・デュブール! 貴様を要人暗殺未遂で捕縛する!!」
そういってたくさんの騎士が押しかけてきた。
時間は夜で、酒場で働いていたエリザベットはすぐに押さえつけられ、床に叩きつけられた。
驚いたおかみさんや酒場の常連たちが助けようとしてくれたが、あえてエリザベットは彼らが差し出した手を取らなかった。
「彼らは関係ありません。わたくしだけを連れていきなさい。逃げも隠れも致しません」
心の片隅で覚悟していたのだ。幸せを感じるほどに、恐怖が募っていた。
日常は突然崩れるのだと、知っていたから。
引きずるように連行されたのは王宮で「ああ、やっぱり」と彼女は内心でため息を吐く。
「ようやく見つけたぞ! 悪女め!!」
王宮の広間に引きずり出されたエリザベットは、ずいぶん長い間見ていない気がする婚約者ギャスパーの姿に眉を顰めた。
「なんだその顔は! 聖女アミラを傷つけた罪、死罪に値する!!」
彼の隣で得意げに笑っているアミラの姿に視線を伏せる。きっと、何を言っても仕方ない。
けれど、大人しく死を受け入れるには、今の彼女は人生の楽しさを知ってしまった。
「わたくしは市井に下ります。貴族位を返上して、貴方方とは生涯関わりません。ですから、どうか」
「うるさい! お前は自身の犯した罪と向き合わなければならぬ!!」
「わたし、とっても傷ついたんです。エリザベット様には償っていただかないとやりきれませんわ」
少し苦言を呈された程度で傷つく心では聖女など務まらないと思いますが。
反論をすんでのところで飲み込んだのは、余計なことを言えばさらに立場が悪くなると理解できたからだ。
「殿下、わたくしはアミラ様に確かに苦言は口にしましたが、それだけです。貴方様が思っているような陰湿な嫌がらせはしておりません」
「後からならどうとでもいえる!」
「事実です」
はなからエリザベットの話を聞く気のないギャスパーの言葉に、そっと息を吐く。
これでは何を口にしても無駄だ。だが、このまま処刑されることは避けねばならない。
(だって、わたくしはエリーとして生きる楽しさを知ったの)
下町で人の温かさに触れた。公爵家でのエリザベットはただの駒だったのに、父も母も彼女を王家に嫁ぐ娘、としか見てなかった。
けれど、下町の人々は『エリー』として彼女に正面から接してくれたのだ。できないことがあれば親切に教えてくれて、失敗しても笑い飛ばしてくれた。
生きたい、と公爵家を飛び出した時とは別の意味で強く願う。
「戯言を抜かす罪人を処刑せよ!!」
ギャスパーが力強く言い放った瞬間、騎士たちがさらに距離を詰めてきた。
後ろ手に縛られているから逃亡もできない。歯を食いしばるエリザベットの前で、背後の扉が勢いよく開かれる。
「その話、待ってもらおう!」
辛うじて自由に動く首を巡らせて背後を見ると、そこには見慣れた姿がある。
普段の粗雑な仕草と、着古した騎士服からは考えられない格好をして、髪型まで違うのは――イルだ。
「兄上?!」
驚愕の声を漏らしたのはギャスパーだ。そして、その呼びかけに目を見開いたのはエリザベットである。
「第一王子殿下……?!」
ギャスパーには兄がいる。滅多に公の場に姿を見せない王太子は病弱なのだと噂されていた。
だが、いま凛と背を伸ばし王族の正装に身を包んでいるイルは、到底病を患っているようには見えなかった。
(そういえば、第一王子殿下の名前はイアルバン様……!)
イアルバンからとって『イル』と名乗っていたのか。
「陛下、私は彼女の真実を知っています」
エリザベットの隣に並んだイルはまっすぐに国王を見上げている。ちらりと向けられた瞳に宿る温度が優しくて、とくんと心臓が音を立てる。
「下町で暮らす彼女の傍にいました。エリザベットはエリーと名乗り、守るべき民である人々と交流を深めたのです。できないことは恥じることなく尋ね、教えを守り、ひたむきに努力を重ねる。彼女の在り方こそ、私は王族に相応しいと考えます」
「ふむ」
「あ、兄上! 兄上はその毒婦に惑わされているのです!!」
「黙れ。私はお前に話していない」
鋭い眼光と共にイルがギャスパーを睨む。
蛇に睨まれた蛙のように黙り込んだギャスパーの隣でアミラが声を上げた。
「王太子殿下ぁ! わたし、その方に酷いことをされたのです!!」
「そちらについても調べはついている。――貴女の虚言だと」
「なっ!」
バッサリと切り捨てたイルの言葉にアミラが絶句する。彼は再び国王に視線を戻し、言葉を連ねた。
「彼女は確かに聖女に苦言を呈したかもしれません。ですが、それは聖女の振る舞いがあまりに横暴であったからこそ」
「ふむ」
国王が一つ頷く。ギャスパーの顔色は真っ青だ。
アミラがさらに言い募ろうとしたのを、ギャスパーが止める。仮にも第二王子である彼は、この局面でアミラが口を開くことの愚かさを知っている。
「あるいは、聖女の言う通りの事実が本当に存在したとして。反省し、慎ましやかに生きることを選んだ者を一方的に断罪する権利が、どこにあるというのです。それは果たして本当に、正義足りえるのか。私はそうは思いません」
「確かにのう」
蓄えられた真っ白な髭を撫でて、国王がまた一度頷いた。
たまらずといった様子でアミラが叫ぶ。
「わたし! 階段から落とされたんです!!」
「貴女が階段から落ちかけたので、手を差し伸ばしたエリザベットを貴方が巻き込んだと目撃情報があります」
「っ」
悔しげにアミラの表情が歪む。到底聖女がしてもいい表情ではない。
「兄上……! 私の調べでは、たしかにその女が!」
「控えろ。婚約を破棄したとはいえ、彼女を粗末に扱っていい理由にはならない」
「く」
こちらもまた苦々しげに眉を顰める。イルはさらに国王に訴えかけた。
「彼女に不安があるというのであれば、私が傍にいましょう。幸い、私には婚約者がいませんから」
そう告げて、穏やかに微笑んだイルがエリザベットへ視線を流す。
目を見開いた彼女に優しく微笑みかけたイルが国王を見上げた。
「父上、御裁可を」
「ふむ。イアルバンの数少ない陳情だ。此度は其方の顔を立てよう」
「ありがとうございます」
深々とイルが頭を下げる。慌ててエリザベットも視線を伏せた。
頭を下げると、縛られた体ではそのまま前に転びそうだったので。
縄をほどいてもらい王宮の控室に通されたエリザベットは、侍従が出してくれた紅茶を口に運び、ほっと息を吐いた。
「イル……いえ、イアルバン様。数々のご無礼を謝罪いたします」
「ははっ、いまさら畏まられてもな」
「確かにそうだけれど」
小さく笑ったイルの言葉に頬を膨らませる。下町の暮らしをしなければ、できなかった表情だ。
エリザベットに微笑みかけ、イルが軽やかに笑う。
「広い屋敷での生活に戻れてうれしいか?」
「いまは狭い部屋のほうが安心するのに」
あえてエリーの口調で答えたエリザベットに、またイルが笑った。
二人は顔を見合わせて小さく笑いながら、これからの話をするのだった。
身なりを整えるためにいったん公爵家に戻ることになったエリザベットは、最後に一つだけイルに問いかけた。
「そういえば、どうして下町出身の騎士などと嘘をついたのですか?」
「嘘じゃない。下町を根城にして、騎士団に入り、不正を調べていた」
「まあ」
そこまで王太子が体を張るのか、という驚きと、王太子が動かなければならないほど地位のあるものが不正をしているのか、という驚愕が入り混じる。
口元を片手で軽く抑えたエリザベットに、イルが肩をすくめる。
「そこにお前が転がり込んできたから、ちょうどいいと監視していたんだ」
「あら」
「だがまぁ、惚れてしまったら、世話がないな」
嬉しい言葉を聞いて、エリザベットは思わず下町のエリーの笑顔で破顔した。
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