第二話 やがて指先が短いスカートの内側に侵入したのだった
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「アヤカ姫、オダの評判を凌ぐ政とはどんなものです?」
「ヒコザ、妾と二人の時くらい敬語はやめんか」
そうは言ってもアヤカ姫の場合は他の妻たちと違って正真正銘の王族なんだから、むしろ二人だけの時の方が気を遣うって。それにあれだけ何度も口づけしたのは事実だけど、求婚した日以降はそういうこともしてないからね。いや、したいってわけじゃないんだけどさ。
「ま、まあがんばります」
俺は今アヤカ姫の部屋にきている。朝食もまだ用意が整っていない時間だったが、今後の政治について話し合おうということで呼ばれたからである。しかし何故か俺たちは応接用の椅子とテーブルを使わずに、彼女のベッドに並んで腰かけている状態だ。この部屋に招き入れられた時にごく自然に彼女がベッドの縁に座ったので、それに倣って俺も隣に座ったというだけなのだが。
にしても、今日のアヤカ姫のスカートはえらく短い気がする。隣だから見えないけど、正面に回ったら確実にパンツが見えてしまうと思うよ。
「ところでヒコザ、何故妾にだけ名前に姫と付ける?」
「何となくですよ。アヤカ姫のことはアヤカ、と呼び捨てにするよりアヤカ姫って言った方が親近感が湧くんです」
「そうなのか?」
横のアヤカ姫が俺の方を向くと、身長の低い彼女は当然のごとく上目遣いになる。何度も言うがこの人は俺基準では、見た目は決して美人とは言えない。だが人間とは不思議なもので、一度可愛いと思ってしまうと実際の好みとかは関係なくなってしまうようだ。だから時々この何気ない仕草にドキッとさせられる時がある。今がまさにそれだった。加えていい匂いがするもんだからたまらない。
「ほら、年齢的なものもあって呼び捨てだと妹みたいに思えてしまって」
それでも努めて冷静に、冷静に。
「い、妹?」
「でも姫殿下、ではなく姫と呼ぶことで何か自分の妻だって実感出来るというか」
「そそそ、そうか。な、ならばそれでよい」
あれ、アヤカ姫がもの凄く赤くなってるけど、うまく彼女の琴線に触れたってことでいいのかな。ぴとってくっついてきたし、顔がめちゃくちゃ近いし。って、まさか何かのスイッチまで入れちゃったとかじゃないよね。せっかく冷静になろうとしてるのに、これじゃ思わず抱きしめてしまいたくなるよ。
「の、のう、ヒコザ。また口づけせぬか?」
「は、はい?」
「何ならこの場で妾の破瓜を……」
「い、いやいや、何言ってるんですか!」
口づけくらいならいいとして、こんな朝っぱらからそんなこと出来るわけないじゃないですか。ところが彼女は視線を下に落とし、俺の股間を見てクスリと笑いながら指をさした。
「これは鎮めなくてもよいのか?」
まずい、下着が見えるか見えないかのギリギリの長さのスカートから覗く愛らしい太ももと、鼻をくすぐる甘い香り。加えてピッタリと寄り添ったせいで感じる高めの体温と、吐息がかかるほど寄せられた唇のせいで、俺の妖精ははち切れんばかりに成長してしまっていたのである。ズボンの上からでもハッキリと分かってしまうくらいに。
「い、いや、ですからアヤカ姫……」
十二歳の少女にそんなところを見られて恥ずかしくなった俺は、思わず股間を両手で押さえて隠した。例によってまたアヤカ姫が手を伸ばして触ろうとしたからである。そんなことされたら絶対に歯止めが利かなくなる自信があるよ。ユキたんとだってまだしてないのに。
「じれったいのう」
言いながらアヤカ姫は俺の頬に軽くチュッと口づけをしてきた。だからそういうことをされると我慢出来なくなりますって。この人本当に十二歳かよ。
「アヤカ姫の破瓜は確かに承りました。ですけどそれはもう少し先の話として……」
「ヒコザよ、女子は若ければ若いほど気持ちがよいと聞くぞ。むろん限度はあるじゃろうが、妾はすでに子をなすことも可能な体じゃ。何も問題はなかろう」
「いえ、そういう問題ではなく……」
話しながら彼女は何度も俺の頬や顎、それに唇にまで口づけを続けていた。さらに手が、股間を押さえている俺の両手に絶妙な力加減で軽く添えられている。このまま今の状況が続けば、俺が彼女をベッドに押し倒すのは時間の問題としか思えない。しかもその時間は限りなく短いだろう。ところが彼女は一向に口づけをやめようとはしてくれなかった。
「あ、アヤカ姫!」
「ヒコザ……」
「アヤカ姫……」
一度唇を離し、俺たちは互いに潤んだ瞳で見つめ合う。何と甘美な感覚だろう。
「ヒコザ、好きにしてよいぞ。ただ、出来れば優しく……んっ!」
そんなのは当たり前だ。俺だって経験なんかないんだから加減はよく分からないが、それでも精一杯優しくするつもりである。その想いを込めて俺は再び彼女の唇に自分の唇を重ねた。
長く切ない口づけの後、俺の手はゆっくりとアヤカ姫の膝から太ももへと滑り、やがて指先が短いスカートの内側に侵入したのだった。




