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学園の闇②

第21話〜学園の闇②〜








学園の内側〜Sクラス〜




スレイとウルトからは色々と話を聞けたし、話をした。

俺は一方的に質問攻めにあっていたが、その分学園の事情がよくわかった。

まずシニエスタさんのことを聞くと二人とも少し気まずそうな顔をする。

理由はもちろん彼女の信仰する神が異端であるためだった。

特に貴族たちは王国の信仰する神を信仰しなければならないらしく。

これには明確な法律があるわけでもなく、暗黙の了解というやつだった。

そのせいで彼女は仲間はずれにされているらしい。


そして次に王子一向についてだ。

王子の周りにいたほかの男子生徒は皆異母兄弟らしく、いつもあのグループで行動しているらしい。

しかも、恐ろしいことに今学園内で問題となっていることも聞けた。

それは、王子一行全員には婚約するはずの人がいるのにも関わらず、全員あのセリスという女子生徒と浮気をしているらしい。

そのせいで、ほかの女子生徒もここぞとばかりに狙いに行っているそうだが相手にされないらしい。

あの王子様は見た目と第一印象から予想して浮気するなど考えられなかったが、これはいい情報だ。


また、異母兄弟についても聞いた。

一人目はレイト・ランクルトという男子生徒で王子とはいつも一緒にいるらしい。


彼は責任感が強い性格で王子の右腕と言われている。

二人目はアルラ・ユーレタリアという男子生徒で異母兄弟の中では屈指の美男だが、それ以外の才能はあまりない。

それにナルシストらしい。


三人目はハンス・クリスという男子生徒で代々剣豪の家系らしく、次期王国騎士団団長と言われているらしい。

また、性格は特質したものはなく、いつも強面らしい。


四人目はジャン・ジャンズと言う男子生徒で脳みそが筋肉でできているらしく、素行も悪い。

また、人を見下すような口調なので他の貴族たちからは嫌われることが多いらしい。


最後にセリスという女子生徒についてだ。

セリスのフルネームはセリス・エクスタシアと言うらしく、貴族的地位も低い。

それなのに王子一向と知り合い、そしてその心を掴んだのにはなにか裏がありそうだ。


そうして、話しているうちにすっからかんだった教室には数人程の生徒が増えていた。


「おいヨグ、噂をすればなんとやらだ。王子様一向が来るぞ」


そう言い出すスレイは俺の右隣へ、またウルトはスレイの右隣へと並んで座る。

そうして待っていると、本当に王子一向が現れる。

教室へはいる前から女子の黄色い声援が聞こえてくるのにも飽き飽きしてきたことだ。

彼らが教室に入った途端、その場の空気がガラッと変わった。

すると、初めて見た女子生徒が王子様に向かって怒鳴り声をあげていた。


「殿下!! いい加減その女とは別れてください! その女は殿下を陥れようとしているのです!」


「うるさい! お前に俺の気持ちなんてわかるものか! セリスは本当の俺を見てくれているし、お前みたいに王妃の座を狙うだけの女とは違う!」


「しかし殿下!!」


「まあまあ、スレイン嬢落ち着いてください。殿下も私達も本当の愛を見つけたまでのことです。貴方も殿下を思うなら潔く身を引きなさい」


「それを貴様が言うのかレイト!! お前も婚約者を捨て、その女になびいた愚か者ではないか!」


「ええ、私も愛しています。ですが私以外にもアルラも、ハンスも、ジャンも、殿下も! 皆、彼女を愛している。そうだよな皆」


「そうだぜ、いちいちうるさい女だな、お前」


「同感ですね。私に剣以外の道を教えてくれたのも彼女でしたから」


「僕も彼女が好きさ! 僕は顔以外の才能は、他の皆に劣ってしまってしまう。でも彼女は僕を認めてくれた」


「クっ...いい加減に!」


なかなか修羅場になってきた所で、突如校長先生が教室へと入ってきた。

校長先生の姿を見るやいなや、言い合いをしていた彼らは静かに席へと戻っていく。

しかし、王子の婚約者らしき女子生徒は煮え切らない様子で席へ着いていた。

彼女の顔には怒りのせいか、目が涙ぐんでいた。

また、セリスと言う女子生徒の方は異母兄弟と王子に囲まれるような形で座っていた。


そして、校長先生が話をし始める。


「おはようございますSクラスの皆さん。今日は転校生のヨグ・ランスロット君が来ていると思いますが、普段と変わらず仲良くしてあげてください。

それから、もう噂は広がっていると思いますが彼は竜騎兵装を扱い、その功績により、先帝様直々に推薦された生徒です。

他の生徒の皆様もいずれは竜騎兵装を操縦できるようになっていただきますが、彼にコツなどを聞くのもいいかもしれませんね」


校長先生がそういうとクラス内では拍手が聞こえてきた。

しかし、王子の異母兄弟であるジャンが突如声をあげた。


「はあ? あんな、ひょろひょろが竜騎兵装を動かしたって言うのかよ。正直コネで来たやつだと思ってたよ」


「おい、ジャン。控えろ、転校生に失礼だろ。彼は平民から男爵の地位をいただいている。それに、先帝様に認められるなど余程のことがない限りありえない話だと思っていた」


「ほーん、そうかい。殿下のおじいさんはそんなに堅物なのかよ?」


「ああ、父上ですら褒められたことがないらしい。俺も最初聞いた時は耳を疑った」


「ああ、そうかよ。俺が悪かったな。チッ!」


俺の事を言っているのに、肝心な俺は蚊帳の外だった。

しかし、悪口を言われることは慣れていたため、あまり気にしなかった。


教室内には謎の沈黙が訪れるが、空気を読んだ校長先生が一時間目の内容を伝え始めた。


「まあ、皆さん思うことはあると思いますがここは学園ですので仲良くしてくださいね。それでは、この後の予定ですが長期休暇明けということは例年通り、皆様の身体検査と魔力量の検査を行います。それでは三十分後に体育館へとお集まりください」


そう言って校長先生は教室から出ていった。

そして、校長先生の姿が見えなくなると生徒たちは何やら準備をし始めた。


「...なあ二人とも、皆何をしているんだ?」


「ああ、そういえばヨグは来たばっかりで何も知らないんだったな。えーっと、今から魔力量を測ったりするから竜騎兵装の準備と...あと、動きやすい服に着替えるんだよ」


「そうなのか...教えてくれてありがとうスレイ。それじゃあニーズヘッグ、戦闘服の準備をお願いできるかな?」


(はい、可能です)


「そっか、じゃあ頼むよ」


俺がそう言うと同時に、非戦闘形態となっていたニーズヘッグ(槍)から、青いエフェクトが発せられた。

次の瞬間、俺の体には戦闘服が着せられていた。


「よし、これで準備完了だな」


その様子を見ていたクラス内の生徒たちはざわめき出す。

俺の横にいたスレイとウルトも同様に驚いていた。


「ヨグ、今何したんだよ!?」


「そうだよ! 急に槍が輝き出したと思ったら、ヨグの服装が変わるなんて!!」


「ん? 二人も竜騎兵装は持ってるんだろ。ならこの戦闘服? とかも竜騎兵装が全部準備してくれるんじゃないのか」


「いやいや、そんなのできねぇよ! なんならやっと武器化(非戦闘形態)を覚えたばっかだよ!」


「僕は武器化こそできるけど、魔力量が低くて竜騎兵装を(まと)えないんだ。もしかしてだけどヨグ、竜騎兵装を纏えるだけでなく動かすことも...」


「えっ...あっ、あー、どうだったかな〜?」


この時、俺は嘘をつくのが下手だと思い知らされた。

そして、スレイとウルトに質問攻めされニーズヘッグを動かし、戦うことができるとバレてしまった。











どうも皆さんこんにちはこんばんわ永久光です!

毎度のこと今週も更新の時がやってまいりました。

さてさてこんかいはどうだったでしょうか?

少しでも面白いと思っていただけたら幸いです!


ちょっと個人的な話なのですが、久しぶりに外へと行ったら日焼けをしまして、現在肩辺りがヒリヒリ痛みがある状態です。

なので皆さんは日焼け止めなどを常備しておいた方がいいと思います!


最後に一言、評価と感想とブックマークを忘れずに!

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