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サバイバルイベント 6日目 ⑤

ご感想、ご評価ありがとうございます!




ちょっと調子に乗りすぎたかもしれません。

近寄ってくるモンスターを片っ端からオリオンさんと倒した結果、レベルは3上がりました。



ステータスはこんな感じになりましたね。


ミツキ Lv.33

ヒューマン

メインジョブ:アストラルハイウィザード Lv.4/サブ:薬師 Lv.6


ステータス

攻撃 43 +1 (+5)

防御 56 +2 (+33)

魔攻 94 +6 (+10)

魔防 52 +1 (+33)

敏捷 40 +2 (+15)

幸運 49 +3




お肉も大きな塊が10個以上入手出来ています。

塩豚と猪肉と馬肉、牛肉です。


みたことないモンスターたくさんいました。

塩豚、ビッグボア、暴れ馬、狂闘牛………あなた達のことは忘れません。

ただ、狩りすぎたからなのか……

50くらいは狩ったかもしれませんが。




ワイバーン Lv.40

アクティブ 激高状態

【爪撃】【ブレス】【飛翔】

【風魔法】【噛み付き】【狂化】




空から主みたいなモンスターが降りてきました。

しかも怒っています。

これは確実に『俺の食料狩り尽くしやがったな』みたいな圧を感じます………!


目つきがギラギラしてます!

初めてみたので、スクショ撮っておきましょう。

後でレンさんとミカゲさんにみせます。



「ほう。戦いがいがありそうだ」

「わたしよりも格上ですねぇ……」

「俺がいるんだ。問題ねえよ」



……かっこいいですね。

オリオンさんがいると、何とかなる気がします。


戦闘の手はどれだけあっても良いですからね。

シリウスとペルセウスさんもお喚びしましょう。


わたしが狙われたら秒で死んでしまうかもしれませんので!



「〈おおいぬ座(シリウス)〉、〈ペルセウス座(ミルファク)〉」



魔法陣から出てきたシリウスとペルセウスさんは、オリオンさんを見て目を丸くします。


(オリオンか)

(貴様が喚ばれていたか)

「お、シリウスにペルセウスか。ようやっと俺も喚ばれたぜ」


「ガァァァッ!」


ワイバーンが雄叫びをあげました。

敵を前に、のんびりしすぎていましたね。

まぁオリオンさんのオーラに慄いていたのか、近寄って来ませんでしたが。



「そんじゃまぁ」


オリオンさんがニヤリと笑って、棍棒を肩に背負います。



「地面に叩き落とすとしようか」

(あぁ)



オリオンさんとペルセウスさんが同時に駆け出します。



「【身体強化(魔)】、【ブースト】」


わたしも自分にバフをかけます。


(あいつらは血の気が多いな)

「シリウスもたまに殺意高くないですか?」

(………言うようになったなミツキ)



シリウスは口元から青い炎が溢れ出ています。

それが殺意高いと思うんですけどね!


シリウスの表面温度、1万度ありますもんね!

熱々ですよ……熱々なんて簡単には言えませんけどね……



空中に浮かぶワイバーンに接敵しようとする2人。

ペルセウスさんは有翼のサンダルを起動させて空を飛びます。

オリオンさんは……その辺の岩を棍棒でホームランしてますね。

わたしは牽制で顔近くにファイアーアローを狙います。



ワイバーンは風の矢を何発も2人目掛けて放ちます。ペルセウスさんは空中で舞うように避けています。



「ガッ」


空中から風魔法を放っていたワイバーンはその機動力を活かしてペルセウスさんを追い回していましたが、オリオンさんの打ち上げた岩がワイバーンの胴体に当たりました。



そして、その隙にペルセウスさんがワイバーンの片翼を切りつけ、バランスを崩したワイバーンは地面へと落下し始めました。



「おらァ!」


オリオンさんが、地面を勢い良く踏み抜いて空中へと飛び上がります。

そして空中から棍棒を振り下ろし、ワイバーンは轟音とともに地面へと叩き落とされました。



(行くぞミツキ!)

「はい!ファイアーボム!ファイアーボム!」



ヨロヨロと這いつくばるワイバーンに、次々と魔法を放ちます。


地面に叩きつけられたダメージで、HP3割無くなっています。

あの一撃で3割とは……ワイバーン、防御高そうですね。


シリウスが翼へ噛みつきます。

その際青い炎が翼を焼いているようです。



うっ考えるだけで熱いです!



「ウィンドアロー!ウィンドアロー!」


【風魔法】の熟練度も上げたいんですよね。

【土魔法】もですが。



「サンドアロー!サンドアロー!」

「おらァ!」

(シッ)

(燃えろ!)


「グッ、ガアアアアアアアッ」



袋叩きにしていたら、突如ワイバーンが赤黒いオーラを纏って雄叫びをあげました。


あれが【狂化】ですね。

パワーが上がっているのがわかります。


………空気がピリついている気がします。

圧も感じます。



わたしは、杖を握る手に力を込めました。



「ガアアアアアアアッ!」

「っ!」



目があったと思ったその瞬間、大きく息を吸い込んだワイバーンからブレスが放たれました。


それを転がりながら避けて、走り出します。

止まっていたら、良い的です!



「サンドアロー!ウィンドアロー!」



ワイバーン目掛けて放つ風と砂の矢は、当たりましたがオーラのせいなのかあまりダメージは与えられません。


………こういう狂化タイプは防御力下がるイメージだったんですけどね。

攻撃が上がって防御が下がる、のような。



ワイバーンの狂化は全体的に底上げしているのかもしれませんね。


ですが、


「ハッいいじゃねえか!ペルセウスは向こう側からな!」

(…チッもっと考えて動けオリオン!)

(いやペルセウス落ち着け……)


………ちょっと楽しそうですね?

生き生きしてます。

良かったです。



「よし!ウォーターボム!」



わたしも負けてられませんね!

MPポーションでMPを回復して、すぐさま魔法を放ちます。

中々いいペースでHPも削れています!



離れたところで暴れん坊のように暴れているワイバーンを、オリオンさんとペルセウスさんが容赦なく攻め立てます。


あっ……容赦ない袋叩きです。

シリウスも手足に噛み付いてボロボロにしています。


わたしもMPを全回復させて、


「【流星(メテオ)】」

「ギャッ」



流星(メテオ)を放ちました。

ボッコボコにされていたワイバーンの残り1割のHPは、流星(メテオ)一撃で吹き飛びました。



「ガアア…」




-ワイバーンを倒しました-

種族レベルが2上がりました。

任意の場所へステータスを割り振って下さい。

SPを4獲得しました。

メインジョブレベルが上がりました。

ワイバーンの肉、飛膜、魔石(中)を手に入れました。




………今回は、相手が悪かったですね。


シリウス(最大火力)(文字通り)

ペルセウスさん(神話的英雄)

オリオンさん(神話的英雄)

わたし(アストラルハイウィザード)



という夢のパーティーです。

わたし以外の圧倒的パワー……さすがです。

わたしの仲間は強いのです!





ミツキ Lv.35

ヒューマン

メインジョブ:アストラルハイウィザード Lv.6/サブ:薬師 Lv.6


ステータス

攻撃 45 +2 (+5)

防御 58 (+35)

魔攻 98 +4 (+10)

魔防 55 +1 (+35)

敏捷 41 +1 (+15)

幸運 51 +2




よし、これで良いでしょう!



「皆さん、お疲れ様でした!」

「おう!殴りがいあったな!」


オリオンさんが、棍棒を脇に抱えて両手を前に出します。


「?」

「えっ人間ってこういう時ハイタッチするもんかと」

「!」



は、ハイタッチ!

花ちゃんとしかやったことないですね……


なるほど、勝利や喜びを分かち合うときにやりますね!

わたしも杖をしまって、オリオンさんとハイタッチします。


「お疲れ様でした!」

「おう!お疲れ!」


なんだかお兄ちゃんもしくは体育会系の先輩みたいな感覚です。

フィジカルつよつよですけどね。


目の前のオリオンさんがニヤリと笑います。

あ、何考えているかわかった気がします。


少し離れたところにいるペルセウスさんを、チラリとみます。


「おうおう勝利を祝おうぜペルセウス」

(近寄るなこちらを見るな)



………クールな方ですからね。

やりませんよね………



(………付き合ってやれペルセウス)

(………………ハァ)

(そら、こっちこいミツキ)



その声に顔を上げると、ペルセウスさんが片手だけこちらに向けています。

顔はそっぽ向いてますが!



「!……ふふ、ありがとうございます。お疲れ様でした」

(……あぁ。お前もな)

(肉が食いたいぞミツキ)


片手をペルセウスさんとハイタッチして、片手だけでシリウスを撫で回します。



「ヒイラギの木陰に戻って、お肉焼きましょう!」



戦いのあとには美味しいもの、食べましょう!



ワイバーン、フルボッコにされるの回でした。

ちなみに作者は強敵との戦いは自分のレベルを相手より高く育ててから挑むタイプです( ˘ω˘)(聞いてない)


これからもこの作品をよろしくお願いします!


5/30 レベル35のステータスがちょっと間違っていたので修正しました!

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― 新着の感想 ―
[一言] 豚、馬、牛ときて… やっぱトリ肉ゲット出来たんですね♪ 唐揚げ〜
[一言] 自分より高レベルとわかっている相手と戦うのはアクシデントです。若しくは狂気。相手よりレベルを上げて確実に勝てる時以外は逃げの一択です。 米あくまで個人の感想です。
[一言] さすが戦闘特化の英雄。 ここにヘラクレスも加わったら完全にオーバーキルですね。 そう言えばオリオンの主武器は棍棒ですか? 星座は棍棒を持った状態で表現されることが多いですが、元々は弓の名手で…
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