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建国祭コイン交換! ①

ご覧いただきありがとうございます!



おはようございます!

月曜日……憂鬱ですが起きねばなりません。


制服に着替えて、通知を開きます。



Your Story -ミツキ-



63ページ目



王都ミゼリアで多くの買い物をしました。

向日葵のプリザーブドフラワーを買いました。

魔法道具も、国によって仕様が異なります。興味があれば、是非手に入れましょう。



エリペ鉱山へ挑みました。

挑む階層が上がればモンスターのレベルも上がります。目当ての鉱石があれば、定期的に挑むと良いでしょう。



新たな友を得たようですね。

貴女に新しい発見を齎してくれるかもしれません。



お疲れ様でした。




魔法道具は国によって仕組みが違う…?

また気になることが増えましたね!


むむ、ひとまずレダンに向けて準備しましょう。

とりあえずは鉱山と黄金のダンジョンですが!


コインの交換先を話し合いたいので、ログインしたらクランチャットにコメントしましょう。


さて、今日も頑張りましょう!







「今日はコインの交換先を確認するのかしら?」

「うん。クランとしてのコインもあるしね」


お昼休み、弁当を広げながら花ちゃんと話します。


「依頼を熟したから、割と銅コインや銀コインは集まってるのよね」

「レベルが上がったのもあるし、集めやすいところはあるよね」

「ええ。どんなアイテムと交換できるかしら…グローブとか、ブーツとかそういうのも欲しいのよね」

「装備もアイテムも、種類がありそうだしね!」

「イベントでのアイテム交換は良いアイテムが手に入りやすい、と書かれているのを見た事あるわ」


むむ、それは楽しみですね!

じっくり考えたいと思います!


「まあ交換期間は長めだし、ゆっくり考えましょ」

「うん!」


とりあえず帰ったら皆で確認ですね!

午後も頑張りましょう。



「じゃあまたね」

「ええ、また」


弓道場へ向かう花ちゃんを見送って帰宅しました。

夕食は何にしましょうか……レシピサイトと冷蔵庫の中身を見比べて考えます。


ふむ、豚こま切れ肉の期限があるので、このごまみそ炒めにしましょう!

レシピ通りに作り上げました。


それをご飯に乗せて、と。


「いただきます」


ごま油の風味と味噌がいいアクセントです。

濃いめの味付けなので、ご飯が進みます!

満足です。ごちそうさまでした。


両親の分を皿に分けて冷蔵庫へ入れておいて、両親にメッセージを送ります。


お風呂も済ませましたので、ログインです!




いつも通りにディアデムを喚び出します。

そしてベーグルを口に運びます。

んん、もちもちで美味しいです!


…料理人のプレイヤーはいますが、パティシエとかパン職人とかのプレイヤーはいるんでしょうか?

ユアストなら居そうですがね。


クランチャットにメッセージを入れておきましょう。

白金コインの交換を皆で相談したいです、と。


よし、とりあえず世界樹の元へ向かって、返信を待ちましょう。




世界樹にサダルスウドの水を撒いて、ベーグルを供えます。美味しかったので!



プレアデスの《枝》

世界樹から浮島プレアデスへと伸びる枝

《枝》:おお!なかなかもちもちだね!しかもヘルシー!ヒトはよく考えて作るね……



もちもちでヘルシーなパン、ベーグルへの評価が高めです。

美味しくてヘルシーは正義ですね!


ラクリマも順調です。

蛹化したのが夜だったので、4日後の夜に羽化します。

どんな変化があるのか……気になりますね。



「ミツキ氏、世界樹、こんばんはですぞー。隣と根本失礼しますわ」

「こんばんは、ミカゲさん。どうぞどうぞ」


世界樹の根本に背を預けて座っていたら、隣にミカゲさんが座りました。

そしてアイテムボックスからサンドイッチを取り出して食べ始めました。


「むぐむぐ……よし、ごちそうさまでした!」

「ログインして真っ直ぐこちらへ来たんですか?」

「そうですね。コインの交換内容は気になりますし、ミツキ氏のアイコンが世界樹の所にあったので真っ直ぐ来ました」

「武闘祭のコインも預かっていますので、そのコインの使い道は皆で相談したいなと」

「そうですね!それと白金コインのラインナップが気になる所ですな……」


それは気になりますね。

一番上のレアリティですから。


「とりあえず銅コインと銀コインのラインナップはサラッと確認した感じ、初心者に嬉しいラインナップですな」


ミカゲさんがウィンドウを眺めてそう言うので、わたしもウィンドウを操作します。


ふむ、コインの枚数で交換出来るものが分かれてます。

銅コイン1枚でポーション5個セットと交換できます。


あとは素材のセットや、ステータスが10上がる武器防具、アクセサリーなどですね。

武器防具はコイン5枚と交換可能です。


銀コインは10枚で武器防具と交換できます。こちらはステータスが20上がりますね。

素材のセットも、少し中身が豪華になってます。


「…建国祭期間からゲームを始めた人には嬉しいアイテムですね」

「中々始めたてで良い武器とか手に入れられませんからね。ここで今のステータスに合った武器を手に入れて冒険を有利に進めるようにするのも手ですなー」

「アクセサリーの種類も多いですし、迷ってしまいますね」

「付与されているパッシブスキルの数は少ないですが、イベントで貰えるなら全然嬉しいラインナップですわ」


武器や防具といった店を探すのも大変ですし、鍛冶師のプレイヤーと繋ぎを作るのも大変ですもんね。

プレイヤーが店持ってたり、するんですかね?

ユアストなら出来そうです。


「生産を扱うプレイヤーが出店したりしてるんですかね?」

「ちらほら増えてきたみたいですな。商業ギルドへ登録して、テナント借りてレストランを営業したり、許可を取って露店出したりとかあるみたいです」


おお、レストラン経営……!

露店も気になります!

それに商業ギルド、というのもあるんですね…!


知らない事ばかりです。

ギルド周りの事は全然調べてませんでした。


「ガチ経営みたいなので、現実で店持つ予行練習になっていいわーって知り合いが言ってましたわ」

「経営……聞くだけで大変そうです」

「軌道に乗ればいいんですけどね!」


ミカゲさんと話していると、ジアちゃんとリーフくんがホームの方から歩いてきました。


「二人ともこんばんはですぞー」

「こんばんはっす」

「二人がここにいたからこっちに来たわ」


ジアちゃんとリーフくんは目の前に座りました。

そして同じようにウィンドウを操作し始めました。


「中々興味深いラインナップね」

「…そこそこ欲しいものあるな」

「そうなんですよ。ミツキ氏と二人で眺めて唸ってました」


金コインの交換ラインナップはすごいです。

要求枚数は多いですが、ステータスが40も上がる武器や防具、見たことないパッシブスキルのついたアクセサリーもあります。


それに毛色の違うアイテムもあります。


「……馬車と船まであるんだよね」

「?金コインすか?」

「うん」

「…プレイヤー移動はほぼ転移とか瞬間移動とか使いますし、絶対住民の護衛依頼とかで使いそうですね」

「なるほど…ヴァイスさんも馬車持っていました」


ラクリマの元へ向かうとき、兄と両親を乗せてました。


「待たせたね」

「遅れたわ」

「んにゃ全然ですよう。時間は決めてませんでしたし」

「お仕事だったのでしょう?お疲れ様です」

「お疲れ様です」

「ミツキもメッセージありがとうね」

「美味しかったわ」


両親が合流しました。

豚細切れ肉のごまみそ炒めは口にあったようです。


「……ふむ、あとはレン氏ですな」

「戦闘してそうですね」

「確かに」


皆が頷きました。

レンさんは戦うのお好きなようですからね。


「……スマン」

「お疲れ様っす」


そう言っていたら、レンさんが現れました。

HPが減っていますし、戦闘していたのでしょう。


「……じゃあ揃いましたし、白金コインの使い道とか相談しましょうか」


わたしの言葉に、皆が頷きました。


白金コイン2枚

金コイン10枚

銀コイン15枚

銅コイン20枚


クランとしてのコインがこれくらいあります。

リーフくんが1枚、白金コインを持っていますね。


「あ、白金コインは持ってないとラインナップ見れないんですよ。このラインナップ、掲示板に流してもいいです?」

「…わたしは良いと思いますが」

「…俺も構わねェよ」

「特に私達に何かある訳でもないわね」

「とりあえずラインナップだけ書き込んでおきますわ」


掲示板あたりは詳しくないので、きっと知らせたほうがいいんでしょう。

ミカゲさんにお任せします。


わたしとリーフくんがウィンドウを開きました。

それぞれ近くに寄って、皆でウィンドウを覗き込みます。


「…はわわ」

「うわすご」


わたしとリーフくんが思わず声を出しました。

1枚でステータスが50上がる武器防具と交換できます。

それと、


「……3枚で浮島の所有権、無人島の所有権が交換できる」

「5枚で世界樹の苗……」

「……無人島欲しいですか?」


わたしの言葉に、皆が首を横に振りました。

……無人島だと海のモンスターに襲われそうな気がしますね。

管理、難しそうです。


「にしても見たことのない素材アイテムばかりですな……!」

「あ、ミカゲさんの言ってたアイテムもありますよ」


ミカゲさんの転職に必要な、『死の吐息』というアイテムも交換可能です。


「いえ、それはボク自身で手に入れないといけないのでスルーでオッケーです!あと少しで開けられますので!……ホームに設置できる特殊アイテムとかもあるみたいですし、迷ったらそういうのと交換しても良さそうですな」

「そうですね……おや?」


馬車やら船やらありますが、船も気になる所です。

そしてクランアイテムのラインナップを見ていた所、《クランボックス》と名のつくアイテムがありました。


少し気になります。

詳細を確認してみます。



クランボックス:白金コイン3枚

クランに設置する箱。保管庫が5部屋分拡張される。

アイテムをホームに設置し、クランメンバーを登録すればいつどこでも保管庫からアイテムを取り出す事が可能であり、入れる事も可能。

運営より)ちなみにクランの部分はクラン名になります。ダンジョンでも海の中でも山の上でも保管庫にアクセスできます。



「こ、これは……!」


何というか、かゆいところに手が届く、みたいな!

あると便利だなあと思うアイテムですね!

しかもメンバー登録すれば、今後もし仲間が増えたときにも恩恵があります!


中々面白いアイテムです。

有力候補です。


「ミツキ氏?」

「このアイテム面白いです」


そうして皆に見せると、興味深そうな顔つきになりました。


「……へぇ、中々面白いね」

「レベルが上がってアイテムボックスの容量が増えたとは言え、結構埋まるからね」

「あの時持ってたのに今持ってないから使えない!って事にならなそうですな!唐突な依頼とかにも対応出来そうです。わざわざホームに戻ってくるのも手間ですし」

「これは有力候補だね。ダンジョン内でも使えるのは便利だ」


一応他のも見てみましょう。

ホームに設置するとHPとMPの回復速度が上がるランプ、ガレオン船、……ガレオン船!?要求枚数が5枚なので無理ですが、ガレオン船ってあの大きな船ですよね!?そこまでの大きさの船は動かすの難しそうです。


帆船は海渡るのに欲しいです。

金コインで交換できるラインナップにも帆船があると良いのですが……ほ座とかりゅうこつ座とか試してみたいのです。

ちなみに一人用の船は金コイン5枚で交換可能でしたね。


「……なんか、白金コインは性能凄いけれど、色物感も強いわね」

「交換する??交換できる??って感じのアイテム多いですな……」

「船は欲しいな……」

「めっちゃ目移りするっすね……」


選択肢があると優柔不断になります。

とりあえず白金コイン3枚で交換出来るものだと、クランボックスのが良さそうです。


武器防具は今のままで十分強いですしね。


「とりあえずこのクランボックスにします?」

「どこでも保管庫と繋がるのは遠出した時に便利だと思うわ」

「汎用性は高そうだね」

「他のアイテムはちょっとレアすぎて使いにくい感じもあるわね…」


どこでも、というのが良いですよね。

ではこのクランボックスにしましょう。とても役立ちそうな気がします!


リーフくんから白金コインを預かりました。

……これをどうすれば良いのでしょうか。

とりあえずウィンドウをタップします。


-クランボックス と 白金コインを交換しますか?-

白金コインが3枚必要です


そのアナウンスと共に、ウィンドウにコインの投入口が出現しました。

……???


「コインの投入口だ……」

「まんまですな…」


とりあえず皆に見守られながらコインを入れます。



-白金コイン を 確認しました-

アイテムはクラン『ステラアーク』クランマスターのプレゼントボックスへ直接付与されます


-プレゼントが届きました-


おお、無事に交換出来ました!

ホームに戻ったときに設置するとしましょう。

では他のコインも交換しましょう!


長くなりますので分けさせて貰います!


これからもミツキの物語をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] こうやって見ると、白金コインで能力値50だから、瑠璃の短剣の合計80は現状破格の性能なんだよな
[一言] そういえば、SHARP社のパソコン「MZシリーズ」はアルゴ船マークでよねぇ(笑) ギリシャ神話では、50人の英雄たちが乗った帆船で無風時でも航行できるように50の櫂を持つ巨船ですね。(一時…
[一言] 因みに、帆座、竜骨座、羅針盤座、とも座が合わさるとアルゴ船座になります。(別名、ノアの箱舟とも言われるようです。) どちらも『神の船』ということだそうですね。 星座召喚で呼んでみればわかる…
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