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建国祭 4日目 ③

ご覧いただきありがとうございます!



‐オーガを倒しました‐

種族レベルが上がりました。

任意の場所へステータスを割り振って下さい。

SPを2獲得しました。

メインジョブレベルが上がりました。

契約召喚:ラクリマのレベルが1上がりました。

オーガの牙、角、魔石(大)を手に入れました。




「ぜぇ……はぁ……ふぅ……」


地面に両手を付いて呼吸を整えます。

こ、これくらいハードなら何も考えずにモンスターへ立ち向かう事ができます。


避けて、突き刺して魔法を発動してすぐ飛び退いて距離を取る。


これを5体、ひたすら繰り返しました。

中々に、ハードでした。

棍棒が顔の真横を通った時には心臓がキュッとなりました。


心臓バックバクです。

とりあえずステータスを操作します。




ミツキ Lv.56

ヒューマン

メインジョブ:アストラルハイウィザード Lv.27/サブ:薬師 Lv.15


ステータス

攻撃 97 +1 (+40)

防御 85 (+56)

魔攻 168 +2 (+40)

魔防 82 (+56)

敏捷 53 +1 (+15)

幸運 78 +1



よし、これで良いでしょう。

ラクリマのレベルも54になりました。



どうにか呼吸を落ち着けて立ち上がります。


「まあ、初めて短剣を握った動きとしては」

「動けていた方なんじゃない?」

「あり、ありがとう、ございます…」


カストールさんとポルクスさんがわたしの肩に手を置きながら顔をのぞき込んで来ました。


モンスターの懐に飛び込む皆さんの度胸がすごいですね…

中々真似できません……


「ペルセウス、貴方にしては優しいのでは?」

「……ウィザードに教え込むのは骨が折れる」

「まあそうですよね。身体づくりからやるべきでしょうし」


そんな会話が聞こえてきますが…

ユアストで身体づくりは難しいと思います……?


この身体はわたしの分身ではありますが、いくら筋トレしても筋肉なんてつきませんしね。


「これだけ避けられれば2日後の対人戦は問題無いだろう」

「仲間もいますからね」

「こいつの強みは魔法だ。それを活かす動きも取れるだろ」

「杖が飛ばされた時に短剣を使えるようになるのが理想ですね」

「ウィザードは杖が無いと魔法が使えないと思われる事が多いからな。ウィザードは真っ先に杖を飛ばすか倒すのが定石だ」



ひえ………ラクリマを撫でながら耳をそばだててましたが、会話について行ける気がしません。


『ラクリマも糸、強クなっタ!』

「ラクリマも?」

『弓の人…人?教えテくれタ!』

「俺も教えたぞ」

「ありがとうシリウス」


シリウスの背中をわしゃわしゃと撫でます。

シリウスはムフーと満足そうです。


「…明日もやるぞ」

「はいっ!」

「明日は身体の動かし方を重点的にやりましょうか」

「よろしくお願いします!」

「むしろ僕らと」

「組手でもやる?」

「一切やった事ないのですが??」


魅力的なお誘いですが、わたしが相手にならなすぎると思いますよ??


とりあえずオーガの群れ……群れにしては少し少ないような気もしましたが、倒しました。

ギルドに報告したら、お師匠様の所に向かうとしましょう。


「アーツが解放されたら喚んで下さいね」

「?わかりました」


サジタリウスさん達は一旦還りました。

そういえば【星魔法】が熟練度Maxになったのでした。


どんなアーツを習得できるのか……ドキドキです。

ではギルドへ向かいましょう。

ラクリマを抱き抱えながらミゼリアのギルドへ飛びました。






「…はい、確認いたしました。こちらが報酬になります」


建国祭の時期は全ての依頼にコインの報酬が追加されてるみたいですね。


オーガの群れの討伐依頼は100,000リルと銀コイン1枚でした。

……手持ちのリルが約150万リルになりました。

家具を買い揃えたいところですねぇ……


…お師匠様の所行きましょう。

急いでギルドを出てお師匠様の島へ飛びました。





「今日はミゼリアで魔女ちゃん見れたな」

「やっぱり見たことないモンスター抱いてたな」

「普通の虫じゃなかったわね…」

「魔女ちゃんに抱かれながらも目……目?は色んなところ見てたぜ」

「魔女ちゃん武闘祭出るのかなぁ」

「出るならいい席取らないといけないわ」

「でも魔女ちゃんだしな……出ないかもな……」



魔女ちゃんを見守るスレが加速した。








「お師匠様」

「おや、早いね」

「【星魔法】の熟練度がMaxになりましたので…」

「ほう」


お師匠様がニヤリとしました。

そして立ち上がります。


「【星魔法】がどういったものか理解したようだね」

「そう言われると理解が足らないかもしれませんが、大切な相棒ですね」

「結構。…お前なら使いこなせるだろうさ」



‐【星魔法】の熟練度が最大になったため、師の導きによりアーツ【星装(せいそう)】を習得しました。

そして自らの拠点を、《星の箱庭》へと設定できます。



お師匠様がわたしに手を翳すと、アナウンスが響きました。

アーツ【星装】と、星の箱庭………?


「さ、座りな。説明してやろう」

「はい」


お師匠様に促されるままソファに座り、ラクリマを膝の上に乗せます。


「【星装】は簡単に言えば、星の力を身に纏う事が出来るのさ」

「身に纏う……?」

「そうさね。ペルセウスの力を身に纏えばペルセウスの技能が使える、と言えばわかるかい」

「!…それはもしや、有翼のサンダルもですか!?」

「使えるね」


な、なんと………!

とんでもないアーツです……


「勿論MP消費は大きいし、一度使うと24時間空けなければならないよ。そして纏っている間はお前さんと同化してるから共に戦う事も出来ないのさ」

「な、なるほど……!?」

「まあ奴らの力を使いこなす、なんて手間がかかるし面倒さ。だが切り札としては最高の手札さ」


最高の手札……!

まだどんな感じなのか読めませんが、ヤバイものに違いないですからね。


「まあ試して確かめるんだね」

「わ、わかりました」

「何か聞きたいことはあるかい」

「星の箱庭とは……?」

「ああ、それか。それは自分の拠点に星座を配置することが出来るようになるものさ。お前さんの拠点に使えば、設定した星座がその拠点で活動することになる」


星の箱庭……!

お師匠様の島に星座がいる理由はそれなのですね!

戻ったら早速使うことにしましょう!


「鍛錬は出来たのかい」

「ペルセウスさんに指導して貰いました。明日また指導してもらいます」

「結構結構。吸収して、好きにやれるように頑張りな」

「はい!」


アーツ解放されたら喚んでと言われましたし、プレアデスに戻ったら再度喚びましょう。

まだ時間はありますし、早速試しましょう。


「じゃあ試してきます!」

「いってらっしゃい」


ひらりと手を振ったお師匠様に挨拶して、プレアデスへと飛びました。





世界樹の場所を通り抜けて、開けた場所に出ました。

森が途切れた崖ですね。


さて、星の箱庭とやらはどうやって設定するのか……

メニューを開くと、ポップアップが出てました。

わかりやすいです!


ちょっと押してみます。





星の箱庭

アストラルウィザードのみが設定可能。

【星魔法】で喚び出した星座を拠点に配置することが出来る



浮島:プレアデスを《星の箱庭》に設定しますか?

はい

いいえ




星座の皆さんをプレアデスへと滞在させることができる、というものですもんね。

皆には終わったら報告するとしましょう。

ここは はいです!



‐浮島:プレアデスを《星の箱庭》に設定しました‐

配置可能な星座の数は5体です。

※アストラルウィザードのレベルが上がれば最大値が上昇します。



すんなり出来ました!

今日のメンバーを再度喚び出しておきます。

MPが足りないので、星光(ルミナ)を使いました。



「師から教わったようですね」

「はい!」


サジタリウスさんがこちらをみて微笑みました。

戦い方の幅がとっても広くなりました。


あ、アーツ【星装】について細かく見ておきましょう。

短剣を装備してますし、【魔絶】とやらも使わなかったのですが気になります。




【星装】

【星魔法】で喚び出した星座の力を身に纏う。

MPの消費量は星座により異なる。

継続時間:15分 リキャストタイム:24時間



【魔絶】

魔を絶つ。魔法を絶ち、魔法による強化効果も絶てる。





思わず二度見しました。

ま、魔法を斬れるって事でいいですか!?

強化効果も絶てるってのが中々ヤバめだと思います。


ラピスさんなんてものを作り上げて……

ジッと瑠璃の短剣を見つめます。


「じゃあ試しましょうか」

「!」

「使い勝手は試してこそですからね。丁度ペルセウスから教えを受けましたし、ペルセウスの力を使うといいでしょう」


サジタリウスさんがニコニコと提案します。

ペルセウスさんを見上げると、ため息をついて頷きました。


「我らの力を身に纏うのは、簡単なことではありません。我らの技能を使えると共に、私達の秀でているステータスも、貴方のステータスに反映されます」

「…俺であれば攻撃と敏捷、と言った所か」

「えっ」

「俺も攻撃と敏捷か」

「僕らほぼ攻撃と敏捷が」

「秀でてるんじゃない?」


ペルセウスさんの言葉に、シリウスとカストールさん、ポルクスさんも頷きました。


「ポラリスやアンセルのように魔法を使うものは魔攻が伸びますよ」


こぐま座のポラリスとこぎつね座のアンセルですね。

彼らは氷魔法と風魔法を使います。


なるほど、武器をメインで使う星座は攻撃などが、魔法攻撃を行う星座は魔攻が伸びるのですね。


…………強化のインフレでは???

宝の持ち腐れにならないように気を付けないとです。


と、とりあえず許可も出ましたし、ペルセウスさんの力を借りようと思います。


「じゃあ、ペルセウスさんよろしくお願いします」

「ああ」

「アーツ名を唱えて、星座の名を呼ぶといいですよ」


サジタリウスさんの知識がすごいです。

さすが賢者……


「【星装】ペルセウス座(ミルファク)


教わった通りに唱えると、目の前のペルセウスさんの姿が消えわたしが淡い光に包まれました。


光が収まって、自分を見下ろします。

……ふむ、わたし自身の見た目には変化ありませんね?


とりあえずステータスを見てみましょうか。





ミツキ Lv.56

ヒューマン

メインジョブ:アストラルハイウィザード Lv.27/サブ:薬師 Lv.15


ステータス

攻撃 97 (+40) 【+56】

防御 85 (+56)

魔攻 168 (+40)

魔防 82 (+56)

敏捷 53 (+15) 【+56】

幸運 78



特殊状態:星装 ペルセウス座 〈残り14分〉

使用可能:アルゴル(召喚)、有翼のサンダル、ハルペー、隠し兜



あ、特殊状態って出てます。

なるほど、こんな感じなのですね。


それに中途半端な数字でステータスが強化されてます。

これは、レベルでしょうか………?



「それがペルセウスの力です」

「お強いです」


今まで見せてもらったものが、使用可能と出てますね。

試しにアルゴルを喚んでみます。


「〈アルゴル〉」


そう唱えると、わたしの左腕にアルゴルが巻き付いた状態で召喚されました。

近付けた右手に擦り寄ります。


「〈有翼のサンダル〉」


MPが減り、わたしのブーツに羽根が生えました。

地面を蹴ると、空中にふわりと浮かびます。


「わぁ……!」


まるで空中を駆けるように、踏むことができます。

くるりと回転もできます!


「すごいですペルセウスさん!」

「その状態でも意思疎通は可能なはずですよ」

「ずるいなペルセウス」

「次は僕らの力を試してね」


おや、そうなのですね。

ペルセウスさんからは反応無いですが……


少しむくれた表情のカストールさんとポルクスさんにふわりと近寄ります。


「そのときは是非、力を貸してくださいね」

「「勿論」」


わたしがふたご座である2人の力を借りたら分裂するのか、とか気になりますしね。


「ありがとうございますサジタリウスさん」

「教えるのも楽しいんですよ。教え子の成長を感じられますから」

「これからもよろしくお願いします!」

「ええ」


頼りになりすぎる星座(あいぼう)達です。

皆さん自慢したいくらいです!


地面に降り立って、星装を解除します。

するとペルセウスさんが光と共に現れました。


「ありがとうございますペルセウスさん」

「ああ」


軽く頭をぽんと撫でられました。

たまに優しくなりますね……


今回は喚び出した皆さんを、星の箱庭に設定しましょう。

クランメニューのホームカスタマイズの欄に、星の箱庭による星座の配置が設定できるようになってました。


そこにシリウスとペルセウスさん、サジタリウスさん、カストールさんとポルクスさんを設定します。

カストールさんとポルクスさんは二人で一人みたいな所なので、あと一枠あまりですね。


設定しました。

やはりホームを生活しやすいように整えないとです。


明日は家具を見に行って、その後に鍛錬するとしましょう!


「星の箱庭に配置された私達は戦闘での召喚は出来ませんので、覚えておいて下さいね」

「わかりました」

「じゃあ僕らは」

「島の散策してくるね」

「俺も適当に周る」


それぞれ島の中へと歩いていきました。

クランチャットにも書き込んでおきます。


よし、書き込み終わりました!

時間も遅いのでログアウトしますかね。


ホームへ戻って、ログアウトしました。







「少しだけ疲れたな…」


ベランダで軽くストレッチをして空を見上げます。

現実の身体は動かしてませんが、なんとなく疲れました。


武闘祭では使えませんが、普段の戦闘で切り札として活用できる新しいアーツを覚えました。


これからの冒険が楽しみですね!


よし、寝ましょう!

おやすみなさい。



宝の持ち腐れには気を付けないと……だがしかしあまりにも切り札、普段使いには過剰戦力になり過ぎないようにも気をつけねばです( ˘ω˘)


これこらもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] これ、ディアデムを設置したらワサワサと髪の毛が生えたりするんだろうか……いや普通に長髪の女性かな?
[気になる点] いやさ 星武装はあるじゃないか 思ってたよ だってあるもん某マンガにまさかほんとにやるとは [一言] いやでも面白いですわ
[気になる点] その拳は天を裂き、蹴りは大地を割る!とはいかないのですか♪(コスモを燃やしてないからかな) [一言] りゅうこつ座とか三角座とか琴座とかオブジェクトにイイですね♪
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