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わたし達のホーム ①

ご感想、ブクマ登録ありがとうございます!

ミツキの物語をお楽しみください!


これの前の話に登場人物載せましたが名前付けた人全て載せるので一旦削除しますね!

お手数おかけいたしました!ありがとうございます!

作者として不甲斐ないです_:(´ཀ`」 ∠):_



ルクレシアに到着しました!

さて、両親とジアちゃんとリーフくんは……


あ、壁際にいます。

何故か両親といます。探す手間が省けて良かったですが、何故……!


ジアちゃんと顔見知りだからわかったんですかね!

髪色とか服装とか違いますが、ゲームの中だと初対面だと話しかけるのにちょっと抵抗あります。


急いで駆け寄りました。


「よくジアちゃんの事わかったね?」

「パーツは花ちゃんだったから話しかけちゃったわ」

「まさかソラさんとサクヤさんもやってると思わなくて驚きました」

「よろしくね、ハイドレンジアさん、リーフくん」

「よろしくお願いします」

「長いのでミツキと同じようにジアでも構いませんよ」

「…あら、じゃあジアちゃんって呼ぶわね」

「僕はジアさんにしようかな」


和やかな雰囲気が流れました。

花ちゃん……ジアちゃんは家族と顔見知りなので大丈夫ですね。

リーフくんも少し緊張していますが、家族は害無いので安心してほしいところです。



ここだとひと目が多いので、魔花の花園で契約して、浮島 プレアデスへと連れて行きましょう!


「一度に何人連れていけるかわからないけど、ポンチョ掴んでくれる?」


四人がわたしのポンチョを掴みました。

周りからみたら中々シュールですね。


わたしは懐中時計で魔花の花園を選択しました。


浮遊感に目を瞑り開けると、見慣れた花園です。

ジアちゃんとリーフくんに目を合わせます。


「ちょっとホーム予定地に連れて行く前に契約してほしくてね」

「契約?」

「魔法契約…一応わたしのジョブとか、見聞きした情報を一部の住民とクランメンバー以外に話せないようになる契約?」

「……ヤバそうっすね」

「結構ヤバいんだけど、契約してくれる?」

「するわよ。面白そうだし」


ジアちゃんは即答し、リーフくんは頷きました。

二人とも思いきりがいいです。さすが姉弟。


わたしはお師匠様から渡された巻物を取り出します。

恐らく魔力を流せば契約完了になるはず……


「魔力を流してくれる?」


手の上に巻物を置いて、二人に魔力を流してもらいます。

すると何かが嵌ったような、カチリとした感覚を覚えました。


巻物が一瞬光り、そして消えました。


「恐らく契約完了した!」

「どんな物が待ち受けているかワクワクしてきたわね」

「楽しみっす」

「ふふ、ジアちゃんとリーフくんはきっと驚くわ」

「僕らも驚いたからね」


両親の追撃にジアちゃんとリーフくんは目を瞬かせました。

ふっふっふ……何せ浮島ですからね!!


「よし、行こう!」


またポンチョを掴んでもらって、いざプレアデスへ!







プレアデスへたどり着きました。

星空と雲海が素晴らしいです。

雲海へと沈む星座達の煌めきが素晴らしいです。


「…えっ」

「は」


スクショを撮ろうと構えた所、無意識で呟いたのであろうジアちゃんとリーフくんの声が聞こえました。

うんうん分かります。中々見ることの出来ない景色ですよね!


「…ていうか空の上!?どうなってんだ!?浮いてる!?」

「……すごいわ」

「うおおお下見えねえ!星眩しい!どうなってんだ!?」

「……落ち着きなさいリーフ」


落ち着かない様子で崖下を覗いたり空を見上げたりするリーフくんをジアちゃんが叩きました。


「あでっ!?でも姉ちゃん!」

「……いい、ミツキはパンドラの箱よ。これくらいで慌てふためいていたら身が持たないわ」

「ジアちゃん???」

「例の無人島アナウンスはミツキだったのね……これもある意味無人島でしょうし」


そのとおりです。頷いておくと、ジアちゃんは苦笑しました。


「むしろ私達も仲間に入れてもらえたのだから、この景色を見れるのは私達だけじゃない?少し優越感に浸っちゃうわね」

「なんならホームも建てるからね!」

「そうしたら何時でもここに来られるわね」


ここがわたし達の拠点…ホームです。

クランホームを建てれば、いつでもクランメンバーはここに戻ってこられるはずです。


「へへ……ようこそ、ステラアークの拠点の浮島 《プレアデス》へ」

「「プレアデス…」」


ジアちゃんとリーフくんはプレアデスの名をぽつりと呟くと、刻むように復唱しました。

そして徐々に笑みを浮かべました。


「さ、いきましょ」

「リュー達も待ってるからね」


両親に促されて、星空と雲海に目を奪われているジアちゃんとリーフくんを引っ張ります。


驚かせられて少し嬉しいわたしなのでした。







「お待たせしました!」

「楽しみに待ってましたぞー!」


石碑の近くでミカゲさん達が待っていました。

兄はレンさんとウィンドウ見ながら会話してますね。


……さて、始めましょうか。

クランメニューを開きます。

クランホームを選んで、クランホームを建てると書かれたポップアップをポチります。


あっ!300万リルおろしてません!

……口座から引き落とすがありました!無問題です!


チケットで得た素材を全て入れます。

すると、空中に大きなウィンドウが現れました。


おお、島の全体図とホームの候補地が選べます!


「これ皆にも見えてます??」

「バッチリ見えてますぞー」

「こう見ると島は広いわねぇ」


浮島に移動すると到着する桟橋、ぐるっと石碑を囲う森……

やはり今いる場所が一番ホームに適していると思います。


「やはりここですね」


みんなを見ると、森の方へ移動してくれました。

よし、ではここに決定です……!


決定を押した瞬間、目も眩むような光と共に視界が真っ白になりました。


ま、眩しいです……!

そしてどれくらい経ったか、光が収まると目の前には立派なログハウスが建っていました。




-クランホームを建造しました-

-ホームカスタマイズ機能が解放されました-

-詳しくはクランメニューをご確認下さい-



「おおおおおお!」

「一瞬で家が!!」

「すっげー!」


兄とミカゲさんがホームの外壁をペタペタと触りながらぐるぐる走って行きました。


ホームカスタマイズ機能が気になりますね……

クランメニューを開いて確認します。


あ、部屋数はデフォルトで5つですね。

クランメンバーは今、


わたし

レンさん

ミカゲさん

リュー

サクヤ

ソラ

ジアちゃん

リーフくん


の8人です。3つ足りませんね、増築しましょう。

増築で部屋を増やせるみたいなので、3つ増やします。

1部屋増築するのに100万リル支払いました。


600万の消費ですね。家計簿付けるように覚えておかないとです。


「部屋数がデフォルトで5つだったので、ひとまず人数分増やしました」

「作業が早いですな……!1部屋増築にいくらかかります?」

「1部屋100万リルですかね」

「ひゃくまん」

「ミツキ、あなたそれを3つも増やせたの!?」


ひゃくまん……と繰り返すミカゲさんと驚いたようにこちらを見るジアちゃん。


……ふふふ、王様から振り込まれた多額のリルがあるのです。

思わず遠い目になりました。


「…ミツキ氏にはとりあえず100万リルの借りだと思って支払いますわ……こういうのはしっかりしないとですぞ」

「そういうものでしょうか…」

「そういうものです!ルールとかも決めないとですからね」

「ルール?」

「例えば、ホームの素材庫として部屋を使ったとして、それは共通なのでミツキ氏が入れた素材をボクが勝手に持っていけるんですよ。それは泥棒と同じような物なので、なんの為に持っていくとかはチャットとかで申告すべきです」

「そうね、信用と信頼の問題があるわ。クランのルールは決めておいた方がいいとお母さんも思うわ〜」

「ボクであれば錬金術師なので作ったものをクランメンバーが持ち出せるようにテーブルに箱で置いておいたりしても構いませんけど、物々交換とか……素材を置いて現物持ってくとかのやり方とか嬉しいですわ」

「わたしもポーション置いて、魔力草とかたくさん貰えれば助かりますね……」

「瓶も置いておくので勝手に持っていって下さい。時間を示し合わせるのは大変なので、ホームがあればその辺りとっても便利で助かるんですよ」


それぞれの都合とかありますもんね……

いつでもわたしに合わせてもらう訳にはいかないので、そう考えるとホームがあるだけで選択肢が広がって助かります。


「…俺は何も作れねェから素材庫に素材だけ入れるわ」

「レン氏ヤバそうな素材たくさん持ってそうで怖いんですよね」

「レンくん僕らより強いモンスターとたくさん戦っているしね」

「ポーション持って行ってくださいねレンさん!」

「と言ってもクランで気を付けるのはその素材庫の使い方くらいですかね……勝手にクラン単位の依頼受けないとか、島を荒らさないとか……後は特に思い付かないですわ」

「クラン初めてなのでどういった物なのかまだ把握してませんね……」


わたしの言葉に皆頷きました。

みんなクラン初心者ですね。


……クランホームにリビングとキッチンを追加、素材保管庫を1部屋追加しました。


…わたし浪費家かもしれません……!?

部屋を増やすだけならリルで賄えるみたいなので………!

累計1000万リルは飛びました。


「あっミツキ氏なんか増やしました!?」

「えっなんでバレたのでしょう」

「ホームが光りました!」


……ふ、不覚……!

気付きませんでした…!


「ミツキ何増やしたん?」

「リビングとキッチンと素材保管庫…」

「……許しましょう!後でかかった費用を皆で折半しましょうね!!」

「ゲームでもお金稼ぎするなんて腕がなるわ〜」

「僕らもレンくんがこの間言っていたようにダンジョン行ってみようか」

「リーフ、私達も稼ぐわよ」

「勿論」



「……入らねェの」

「!入ります!」


レンさんの冷静な一言に我にかえりました。

は、入りましょう……!


「ミツキから入れよ」

「えっ」

「クランマスターが一番ですぞ!」

「うんうん」


兄とミカゲさんの言葉に皆頷きます。

そ、そう言われると断れませんね…!



わたしは深呼吸して、扉を押しました。



クランってどんな感じなのかぶっちゃけ作者もわかりません!


これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] いつ世界樹を植えるのだろうか?
[一言] 普段お金をそんなに使いませんから使うときは一気に使う癖ががついちゃいますね。 ホーム設立おめでとうございます。
[良い点] ゲームによっては素材置き場にも容量があるからたまに増築したりするかなぁ? あと最初はいちいち確認とってアイテム貰ってたけど生産系のレベル上げで大量に作られた下級ポーションをレベルの低い新…
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