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c/w / 第14話(3) 彼女の世界

 那智くんがわたしのものだって、思い知らせてあげる……――

 と、わたしは言った。

 でも、いったい誰に……?

 那智くんに?

 宇佐美さんに?

 それとも、ただ、彼がわたしのものだという痕を刻みたかっただけ?

「……」

 たぶん、全部だろう。

 だからといって、あのような行為に及ぶなど、今から考えれば顔から火が出そうな思いだ。

 あのとき、チャイムが鳴らなかったら、時間が無制限に与えられていたなら、わたしはどこまでいっていただろう――なんてことを想像してさらに墓穴を掘る。

(あーあ、わたし、けっこうテンパッてるかも……)

 

 

 

-+-+- c/w 第14話(3) 「彼女の世界」 -+-+-

 

 

 

 そんなことを考える放課後の美術室。

 定期テストはまだ先とあって、教室の中にはけっこう生徒が残っている。ただし、まじめに課題に向かっているのは半分くらい。残り半分は友達とのお喋りのためにここにきたらしい。おかげで単なる談話室と化している。

 わたしは、いちおう、練習のためにデッサンをしているが、お世辞にも身が入っているとは言い難い。考え事をしながら、手はほとんど動いていない。

 と、視界の端を何かが横切った。

 那智くんだ。

 那智くんが窓の外を小走りに駆け抜けていったらしい。でも、いったいどこへ行くのだろう。その先には裏門くらいしかないはずなのに。

 わたしはすぐに後を追うことに決め、手早く荷物をまとめた。

 ところが上履きのまま飛び出すわけにもいかず、一度逆方向の昇降口へ戻らないといけなかった。それでずいぶんと時間をロスし、裏門に着いたときには那智くんの影もかたちもなかった。

 別の場所に行ったのか。それとも何かの気まぐれで、そのまま裏門から帰ったのか。ダメで元々と近くにいた子に声をかけてみる。

「ねぇ。今ここに那智くんが来なかったかしら?」

「千秋くん? ええ、あの子ならさっきまでここにいたわよ」

 一学年十クラスのマンモス校で無作為抽出した生徒が、当然のように那智くんを知っていることに妙な関心をしてしまった。

「でも、中学生くらいの女の子と一緒に、高そうな車に乗って帰っちゃったわよ」

「え……?」

 予想外のことを聞かされ驚く。

「そ、そう。確か今日は従妹と会うとか言ってたから、その子が迎えにきたのかもね」

 何とか平静を装い(うまくいっているとは思えなかったけど)、「ありがとう」とお礼を言ってその場を後にした。

 きた道を戻る。

 戻りながら、考える。

 那智くんと一緒にいたという中学生の女の子は、十中八九、宇佐美さんだ。

 またふたりが会っている。それだけで心が落ち着かなくなる。どんな気持ちで会っているのだろう? 会ってどんな話をしているのだろう? わたしはいてもたってもいられなくなる。

 この前、那智くんはそんな子じゃないと後宮さんに言われた。初めて会ったときには、彼のことを信じられないやつには任せられないとも言われた。

 わたしだって信じたい。

 でも、それと同じだけ不安がつきまとう。

 それとも、好きな人を信じるときは、そんな不安さえも感じないほど信じられて当然なのだろうか?

 わからない。

 わからなくて頭がぐるぐるする。

 と――

 ドン、と何かにぶつかった。

「司?」

 それが何なのか、誰なのか確かめる前に、向こうからわたしの名を呼んできた。

「あ、円……」

「『あ、円』じゃないわよ。どうしたの? 司、アンタなんか死にそうな顔してるよ? 大丈夫?」

「たぶん……」

 足元はぐらぐらしてるけど。

「って言ってるわりにはぜんぜんそうは見えないんだけど。……じゃ、ま、今日は一緒に帰りましょっかね」

「え……?」

「つべこべ言わない。だいたい今アンタをひとりで帰したら車にでも轢かれそうなのよね。しかも、死んだことも気づかずに、そのまま家に帰りそうだし」

 ……そんなバカな。

「死んだはずの親友に毎日同じ時刻に帰ってこられても、お向かいさんとしてはかなり嫌なものがあるのよね。……わかった? わかったんなら、はい、帰るよ」

 結局、なぜだか一緒に帰ることになってしまった。

 

 

 

「で、何があったのよ?」

 校門を出てしばらくしてから円に訊かれた。

「な――」

「んでもないってのはなしでよろしく」

「う……」

 一瞬にして先回りされてしまった。つき合いが長いというのも考えものかもしれない。

 仕方なく、わたしはすべて話した。今日のことだけではなく、ここ最近の宇佐美さんの動向も含めたすべてを。

「あー、そりゃあ司としては気が気じゃないわね」

 聞いた後、円はそう言いながら頭を掻いた。

「うん……」

「でもさ、六月にも似たようなことがあって、アタシ言ったよね。アンタいったい相手を誰だと思ってるのって」

「……」

「アンタがつき合ってるのって、なっちでしょ? けっこう人を惹きつけるタイプのくせして本人その自覚がなくて、男女問わず誰とでも仲よくなる、あのなっちでしょーが。いちいち気にしてたら身がもたないわよ?」

 そう言うと円は励ますように、ぽん、とわたしの背を叩いた。

 結局、そこに落ち着いてしまうのだろうか。

 そして、

「アタシから見たら、なっちなんて完全に司一筋だけどなぁ。その辺りは安心していいんじゃない?」

 那智くんを信じろ、と――。

「そうかな……?」

 でも、どうしても懐疑的な返事が出てしまう。

 そうこうしているうちに駅に着き、改札口を通る。タイミングよくホームに入ってきた電車に乗ったが、そんな人口密度の高いところで込み入った話をする気にもなれず、話はそこで途切れてしまった。

 乗っている間、わたしが黙り込んでいたせいもあって、ふたりとも日常会話もなく無言だった。

 四駅ほど揺られてから電車を降りる。

 そこからは徒歩。

 駅を出てからもしばらく無言だったが、やがて円が口を開いた。

「ちょっと司に言っておきたいことがあるんだけど……いい?」

 何となく――円が半ば強引にわたしと一緒に帰ったのは、今からする話をしたかったからなのだと思った。

「司となっちってさ、基本的に似たもの同士なんだよね」

 そう言って円は話を切り出した。

「でも、決定的に違うところがある。それはね、なっちが司を中心に世界を広げてるのに対して、司はなっちを中心にして世界を閉じてしまってるとこ」

「……」

「なっちはもともとのあの性格に加えて、アンタと出会ったことで、そこを起点に自分の世界をどんどん広げてる。司を通してアタシと知り合って、体育科の間でもけっこうかわいがられてる。そっちでもそうなんじゃない?」

 そう言われたらそうかもしれない。わたしの教室にきたときも、香椎君と親しげに言葉を交わしていたのを何度か見たことがある。

「その点、司はどうよ? なっちさえいれば他は何もいらないって言わんばかりの勢いでしょ?」

「実際にそうなんだから仕方がないわ。人を好きになるってそういうものじゃないかしら?」

「概ね同意。でも、程度ってものがあるでしょうが。司も学校ではいちおう社交的な性格で通ってるけど、自分をオープンにしてないとこがなっちと対照的なところよね。受け入れもせず拒絶もしない。だからこそ誰に対しても平等になれる。ところが、そこになっちっていう"特別"ができた。結果、他はどうでもよくなった。……違う?」

「……」

 否定は、できない。

「……だからどうだって言うの」

 代わりに出てくるのはこんな言葉。

「別に? ただ、このままだとしんどいよって話」

「しんどい……?」

 おうむ返しに円の言葉を繰り返す。

「そ。だって、なっちの周りには自然と人が集まるからね。そのひとつひとつに目くじら立ててたらキッツいと思うよ」

「……」

 気がつくともう家の前だった。

「最近わかったけど、なっちってあれでけっこう天然だから、反対にやきもち焼かせるくらいが丁度いいかもしんない。……んじゃ」

 言うだけ言うと、円は門を押して自分の家に入っていった。

 何てことを言うのだろう。

 それはわたしに他の男の子と仲よくしろということだろうか? 那智くんしかいないわたしにとっては、まったく想像できない場面だ。

 円の姿がドアに向こうに消えてから、わたしもようやく動き出す。

 玄関を入り、吹き抜けになったリビングの螺旋階段を上がって二階の自室に向かう。部屋に入ると少し乱暴に制鞄を放り投げ、ついでに身をベッドに投げ出した。

 確かに円の言う通りだと思う。

 那智くんはいい子だから彼に惹かれて人が集まってくる。男の子も女の子も。だから、いちいち気にしていたらそれこそキリがないのかもしれない。そこは独占欲の強すぎるわたしの今後の課題なのだろう。

 でも――、

 宇佐美さんは、違う。

 彼女は何かのきっかけで那智くんに惹かれて寄ってきたわけじゃない。相手が那智くんだと知った上で何かの意図を持って近づいてきている。それが何かはわからないけれど、よくないものであるような予感はする。

 なら、今回の話は別件としていいと思う。

 わたしのやきもち焼きな性格はいずれ治さなくてはいけない悪い癖だ。でも、それとは別に、彼女がどういうつもりなのかは確かめなくてはならない。もちろん、彼女がどうであれ、わたしは那智くんを渡す気なんてない。わたしにとって世界の中心が那智くんであることは揺るがないのだから。

 わたしはベッドから飛び起きると、机の上に放り出していた携帯を手に取った。メモリィから那智くんの番号を呼び出し、コールする。

 が――、

「ああっ、もうっ」

 当の那智くんは一向に出る気配もなく、わたしはついに電話を切ってベッドの上に携帯を放り投げた。代わりにサイドテーブルに鎮座していたボリビアナマケモノのぬいぐるみを掴む。

「肝心なときにはい~っつもつながらないんだからっ」

 そのぬいぐるみを怒りに任せてまずは上下に圧縮。続けて、元の1.5倍くらいに引き伸ばす。それでも気が収まらないので、とどめとばかりに壁に投げつけてやった。

「あ、そうだ」

 瞬間、閃いた。

 この間のデートのとき、遅れた那智くんから電話があったけど、あれは宇佐美さんの携帯を借りてかけたものではなかっただろうか。だとしたら、そこから彼女の番号がわかるはず。

 わたしはベッドの上に転がっていた携帯を再び手に取った。指を素早く走らせ、着信履歴に埋もれた目的の番号を見つけた。すぐにそれをリダイヤルする。

 無機質なコール音が繰り返され、

 やがて――、

『はいは~い』

 やけに明るい声が耳を打ち、かくしてボリビアナマケモノの尊い犠牲は報われることとなった。

「こんにちは、宇佐美さん。わたしが誰かわかるわよね?」

 自分でも少しばかり怖い声になっていると思った。

『ええ、もちろんです。片瀬先パイが私に電話なんて、何か緊急のご用でも?』

 温度の低い声で返事が返ってくる。

「……」

 お嬢様は早速キャラを作るのをやめたらしい。最近、持続時間がものすごい勢いで短くなっている気がする。

「緊急? そうね。きっと緊急だわ。……那智くん、そこにいるのでしょう?」

『ええ。すぐそばにはいませんけど。今、お父様と大事なお話の最中です』

 話? 大事な話っていったい何なのだろう? 彼女の父親まで出てきて何を話しているというのだろうか。

「あなた、いったいどういうつもり? 今すぐ那智くんを返しなさいっ」

『心配なさらずとも――』

 宇佐美さんは間髪入れず言葉を返してきた。

『お兄様はお返し致します。もとより手に入るはずもありませんでしたので。どうぞ迎えにいらしてください』

 その声にはどこか自嘲的な響きが含まれているように聞こえた。

「どこへ行けばいいの?」

『"望月"という料亭です。今そこにいます。私がどういうつもりだったかは、きてみたらわかります』

 そう言うと宇佐美さんは勝手に電話を切ってしまった。円といい宇佐美さんとうい、今日はどうも一方的に話を打ち切られる日らしい。

 わたしはまたもや携帯を放り出し、パソコンの電源を入れた。

 パソコンが起ち上がるまでの間に着替えてしまおうと、まだ着たままだった制服を脱ぎ捨て、洋服ダンスを開く。

 と、こんなときにも関わらず、今から那智くんと会うのだという思いがはたらき、何を着ていこうかと幾通りもの服の組み合わせが頭に浮かんだ。あれこれ悩んでいるうちにパソコンが起ち上がり、わたしは下着姿のままいくつかの服を掴んでそちらに場所を移した。

 ネットで『望月』という名の料亭を検索しつつ着替える。あまり人に見せられた姿ではない。

『望月』は宇佐美さんの言い方からしてそう遠くではないだろうと思っていたが、案の定だった。この辺りでは比較的歴史の古い地域の、街並みに埋もれるように位置しているらしい。わたしはモニタに映る地図を凝視して所在地を記憶し、着替えが終わると同時にパソコンの電源を落とした。

 そして、急いで階下に下り、下駄箱の上に置いてあったスクータの鍵を手に取って玄関から飛び出した。

 

 

 

 夕闇の迫った空の下、わたしはスクータを走らせた。

 次第に夜が侵食してくる。

 辺りが暗くなりはじめたことと、頭に叩き込んだはずの地図が曖昧になりはじめたことで、だんだんと自分が正しい道を走っている自信がなくなってきた。はっきり言ってわたしの短期記憶は怪しい。覚えたと思った単語や公式が、翌日の試験では半分くらいしか思い出せなかったりする。

 かれこれ家を出てもう二十分。

 なるほど。わたしの一時的な記憶は二十分が限界らしい。道理で一夜漬けが役に立った試しがあまりないわけだ。新発見。わたしの睡眠時間を返せ。

 自分の記憶に不安を感じながら走ることさらに数分。スクータのヘッドライトの中に見知った女の子の姿が浮かび上がった。

 宇佐美さんだ。

 ひとり寂しそうに塀にもたれている。何となくおいてけぼりを喰った子どもを思わせる様子だった。近くまで寄ってスクータを停める。彼女の立っている場所のすぐ横には門扉。敷地内はは純和風の建物が窺えた。ここが件の料亭なのだろう。

「宇佐美さん?」

 呼びかける。

 が、彼女は一瞬ぴくりと身体を揺らしただけで、それ以上の反応しなかった。スクータのエンジン音も、それが目の前で止まったこともわかっているはずだから、あえて無視しているのだろう。

 わたしはエンジンを止めてキィを抜き、スクータから降りた。ヘルメットは脱いでハンドルに引っ掛けておいた。

 彼女の前に立つ。

 それでも彼女は応えない。

 那智くんがどこにいるもか今すぐに問い質したかったけど、様子のおかしい彼女に再び声をかけるのは躊躇われた。

 やがて――、

「お兄様は、私のお兄様なんです」

 宇佐美さんがぽつりと漏らした。

「は?」

「那智先輩が私の本当のお兄様なんです。いわゆる異母兄妹なんです」

 改めて言葉を変えて言う。

 一瞬、何を言われたのかわからず、その意味を考える。

 異母兄妹。つまり、それは那智くんと宇佐美さんが同じ父親を持ち、違う母親から生まれた兄妹ということだろうか。

「冗談、でしょう……?」

「こんなこと、冗談なんかで言わない!」

 宇佐美さんがようやく顔を上げた。

「悔しいですか? 私と那智先輩は半分だけだけど血のつながった兄妹なんですよ。片瀬先輩にはない絆がある。羨ましいでしょう?」

 でも、その顔は何だか泣きそうなのに、それをむりやり笑って抑え込んでいるように見えた。

(ああ、そういうことか……)

 ようやくいつか言われた言葉の意味がわかった。

 宇佐美さんは那智くんの妹。

 だから、無条件にかわいがってもらえる。でも、ただひとりに選ばれることはない。

「そう。そういうことだったのね」

 わたしは改めて口にした。

 事情を知ってしまえば少しはかわいそうだと思う。きっと彼女も那智くんに強く惹かれていたのだろうから。

 彼女はぽつりと続けた。

「今ごろお父様が、正式にお兄様を家に迎える話をしていると思う」

「え……?」

「でも、お兄様はそれを受け入れない。きっと新しい世界よりあなたのいる今の生活を選ぶ」

 宇佐美さんは悔しそうに言い、唇を噛んだ。もうそこに強がりの笑みはない。

「そうね。そうだったらとても嬉しいわ。……あなた、すごいのね。そんなふうに断言できるなんて」

「だって、私はお兄様をずっと見てきたから。だから――嫌でもわかる。お兄様の世界の中心には、常にあなたがいるって」

 それは言葉は違えど、円にも言われたことだった。

 きっとみんなわかっていたのだ。わかっていなかったのは、わたしひとりだけ。わたしだけが勝手に不安になっていた。近すぎたから、というのは単なる言い訳だろう。

「じゃあ、なおさら迎えにいかないとね。……那智くんは今、中にいるのね?」

「……」

 宇佐美さんは黙って首肯する。

 わたしは和風の門扉に手をかけ、それを開けた。……ふと、この場に彼女ひとりを残して大丈夫だろうかと心配になる。辺りはもう暗く、人通りも少ない。が、少し離れたところに黒塗りの高級車が止まっていることに気づいた。なるほど。お嬢様にはちゃんとボディガードがついているらしい。なら心配はないだろう。

 わたしは門をくぐった。

 中には石畳の小道があり、明かりの灯された玄関まで延びていた。そこを目指して足を進める。

 と――、

 ガラリ、とその玄関の扉が開いた。同時に中から人が飛び出してくる。

 那智くんだった。

 何を慌てているのか、足に靴をひっかけながら出てきた。でも、すぐにわたしに気づき、数歩駆けたところで立ち止まる。

「那智くん……?」

「先輩!?」

 互いに相手のことを呼び、動きが止まる。

 しばらくの間、那智くんは目を丸くしてわたしを見ていたけど、やがて再び駆け出した。まだちゃんと履けていない靴で何度かつんのめりそうになりながら、こちらに走ってくる。

「先輩っ」

 そして、わたしに抱きついてきた。

「え? ええっ!?」

 駆け寄って抱きしめたかったのはわたしのほうなのに、それを反対に抱きつかれ、わたしの体はされるがままに固まった。

「ど、どうしたの、那智くん」

「会いたかった。すごく、会いたかった……」

 顔の横で那智くんは言った。

 瞬間、わたしの身体の金縛りが解けた。左手を那智くんの背に回し、右手は髪に絡めて頭を撫でてあげる。全身で那智くんを受け止める。

「ええ。わたしもよ。わたしも那智くんに会いたくて、ここまで迎えにきたわ」

 何だか久しく那智くんに会っていなかった気がした。

 そして、ようやく会えた――。

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