魔族のネタ
魔族のネタである。
魔王軍のネタを書こうと思ったら魔族ってなんだろうというネタにぶつかったりしたのが理由。
魔王の配下、魔王軍に所属する敵役、ゴブリンとかオークとか悪魔……ふむふむ具体的なイメージは溢れているがさてはて?
①魔とは
では”魔”とはなんだろうか?
調べると”魔”は仏教において人々の修行や善行を妨害するものであり災いをもたらすもの。
そのまま人間の敵を意味すると考えてもよいレベルだった。
『アンチ人間=魔』……非常に分かりやすい。
だがこれはあくまで人間側(もしくは神側)からの認識。
某一神教が異教の神をサタン――敵対者・妨害者を意味で呼んだのと同じ。
つまり自らに都合が悪い存在や勢力を貶めるために魔と烙印しているだけの場合もある。
具体例を挙げると某婆羅門教のデーヴァ神族に帝釈天という一柱がいらっしゃる。しかし帝釈天様は対立する某拝火教では悪魔として扱われている。
”魔”とは基本敵対者からの他称と考えるべきだ。
なぜなら上記の意味から魔族とは、
『人間に妨害や災いをもたらす一族』
否定的非生産的過ぎる種族名なのだから。
まあ『神々の敵対者』『人類に裁きを下すもの』など意思表明的に自称するならいけるか?
・小ネタ
捏造するなら……人間が他種族に対して迫害や戦争しまくった世界で自衛のためいくつかの種族がドラゴン・デーモン・獣人及び諸種族間対人間国家軍事同盟(仮名)を結成、人間側がそれを魔族と呼んでるという展開はどうだろう。
ただこの場合、主導部は合議制だろうし軍事同盟だから魔王って委任された総司令の通称とかになりそう。少し夢が無いか。
なお上のネタは、機動戦艦ナデ○コという某アニメで木星圏ガニメデ・カリスト・エウロパ及び他衛星小惑星国家間反地球共同連合体(木星に追放され人間達)を地球側が木星蜥蜴扱いしていたのを参考にしている。
②否定的ではない魔とは
う~む、自ら魔族を名乗るなら適当な理由をでっちあげるのがお得な気がしてきた。
作品の個性になるかもしれない。
・魔界の種族だから魔族(魔界ってなんぞやという新たなネタが~)。
・魔法――人間が使えないもしくは人間が否定する力――を操る種族だから魔族(魔法を使える人間も魔族扱いになる世界)。
・敢えて神に挑むと表明するため魔族を自称。
・魔王が創造した種族(これも魔王ってなんやというネタ元である)。
・創造者により最初から害意と災厄を与えるものとして生み出されたから魔族(人の絶望や苦痛を喰らう超常的存在とかいたな……)。
……このネタを考えるほど自作品へのブーメランになりそうな(人外全部なんでも魔族な世界、アンデッドまで魔族扱い……なんで魔族自称してるんだろ)。
○試練としての魔
最近は主人公が魔族側で人間側の問題点を風刺する作品も多い。
これは魔が修行の妨害すなわち試練としての側面をもっていたことから考えるとある意味正しい姿なのかもしれない(人間を導く神や天使が堕落しているという展開もあるが……これはまた別ネタなので置いておく)。
ただ勧善懲悪で倒されるだけはなく、魔に敗北=人間の修行や善意の不足を浮き彫りにする魔族さん達。
魔とは人の鏡
とはどの作品の誰の台詞だったか?
彼らは敵にしても味方にしても作者的に頼もしい存在であることはいつでもどこでも変わることはないと思う。
追記
人間同士でも宗教的に対立する人間や異なる文化集団を魔族や悪魔の使徒、悪魔崇拝者といって罵り合ってます。
これ宗教関係者が煽ってる場合や異教徒の財産を奪いたい為政者の策謀もありますが、そもそも人間は”己と異なる習慣容姿行動をする者が存在すること”に負荷を感じるためです。
この負荷とは悪いものではなくある程度の異文化接触は人間の感性や情動を活性化させるために必要なのです。そのため異世界創作で人間と魔族が和解すると発展するのは非常に正しい。
逆に魔族全滅させると人間同士での差異がストレスになり内輪もめが起こるのもお約束なんですがね……




