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絶望の箱庭~鳥籠の姫君~  作者: 神崎 ライ
幕間④

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閑話 登場人物紹介④

 芹澤(せりざわ) 翔太朗(しょうたろう)……三十九歳、身長百八十一センチ。現実世界在住。

 センター分けされた青い髪に眼鏡を掛け、ビジネススーツを着用している。属性は土。現実世界で政治、経済界を含め各方面に圧倒的な影響力を持つ芹澤財閥会長。ワールドエンドミスティアカデミーの卒業生であり、ハワードとエミリアの一学年後輩にあたる。日々世界中を飛び回っているため、玲士のことは佐々木に任せっきりとなっている。月一回、健太郎と弥乃の三人で行う食事会が楽しみになっている(時々、幻想世界メンバーも参加しているらしい)


 椿(つばき) 健太郎(けんたろう)……三十九歳、身長百八十三センチ。現実世界在住。

 言乃花の父親であり、椿流武術十五代目師範。属性は風。短めに刈り上げた黒髪、眼光は鋭く頬に大きな傷跡がある。

 翔太朗とは学園の同級生であり、学生時代から変わらず振り回され続けている。道場では師範として厳しい中にも愛情を持って面倒を見ており、門下生からの信頼はかなり厚い。イノセント家とは先代から旧知の仲であり、合同稽古を行うこともある。師範代理の弥乃には()()()()()()()()()


 椿(つばき) 弥乃(ひさの)……三十八歳、身長百六十二センチ。現実世界在住。

 言乃花の母親であり、椿流武術十五代目師範代理。属性は風。艶のある黒髪を美しく結い上げ、言乃花からプレゼントされたかんざしを愛用している。穏やかな性格をしているが、一切の隙を見せない。()()()()との約束を守るために力を封印しているが、解放時の力は学園長と互角とも言われている。怒らせると手が付けられないくらい怖いため、門下生の中では健太郎よりも恐れられている。


 椿(つばき) 美桜(みお)……十歳、身長百三十センチ。現実世界在住。

 言乃花の妹であり、桜色の魔力をまとう。言乃花と同じボブの黒髪にピンクの星型ピンを留めており、クリクリとした大きな黒い瞳が特徴。普段は一布と道場で修業に励んでおり、最年少にもかかわらず門下生の中ではほぼ敵なしというセンスの持ち主。いたずら好きで暴走気味な側面があり、よく弥乃と言乃花から怒られているが本人はいたって気にしていない。姉の幼馴染みである一布の行動を面白おかしく記録した「美桜の一布観察日記」を作成しており、現在六冊目に突入している。


 鳥月(とりつき) 一布(いっぷ)……十六歳。身長百六十センチ。現実世界在住。

 幼少期より椿流道場に通う言乃花の幼馴染。茶色の短い髪に切れ長の大きな目をしている。門下生の中では随一の実力を持っており、イノセント家と連携して仕事をすることがあるため、レイスとは旧知の中である。日常では美桜の破天荒な行動に日々振り回され、貧乏くじを引くことが多々ある。言乃花と幼少期にかわした約束を忘れておらず、(ほぼ一方的な)愛情から暴走しているため、最近は完全に無視されている。本人は照れ隠しだと信じて疑わず、再会した時には吹き飛ばされるのが日常となっている。


 佐々木(ささき) 慎之介(しんのすけ)……六十歳。身長百七十五センチ。現実世界在住。

 真っ白な髪をオールバックにし、ビジネススーツを着用している。芹澤家につかえる執事であり、翔太朗の秘書を兼ねている。玲士にとっては幼少期より一番身近にいた育ての親であり、もっとも信頼を置いている。


 天ヶ瀬(あまがせ) (ひびき)……三十八歳、身長百七十九センチ。現実世界出身。

 冬夜と同じ短く整えられた黒髪、目は透き通るように赤く、禍々しい黒い魔力を全身に纏っている。属性は謎に包まれており、重力の魔法を使用する。ファーストと行動を共にしていたフードの男の正体であり、冬夜たちの前に立ちふさがる存在となった。

 人間離れした魔力と身に着けている赤い球体の因果関係は不明。()()()()()()()()()を知ったことにより、悲観した言動と行動を見せている。ファーストと行動を共にするようになった理由はまだ明らかになっていない。

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