浮気王子は至高の愛を知っている
浮気王子・・・猫(犬)好き
紙テープ・・・浮気相手。猫の好きなおもちゃだが、耐久性がない
マスキングテープ・・・才女。動物が好きだが動物に嫌われる
リボン・・・浮気王子の婚約者。布だけあって紙テープより耐久性がある。猫の好きなおもちゃ
猫(犬)・・・尊い。愛の化身
「紙テープ。別れてくれ」
「え? どうかしちゃったんですか、王子様」
「別れてくれ、と言ったんだ」
「別れてって、どういう意味ですか? 冷たいリボンより、私のほうがいいって、言ってくれたじゃないですか」
「だがな、お前ではダメなのだ」
「私ではダメって、どういうことですか?!」
「お前では耐久性がないんだ」
「耐久性・・・。耐久性なんか関係ないじゃないですか!」
「猫が誤飲したらどうする?!」
※以降、愛犬家は猫の文字を犬に変えて読んでください。
「猫?! 猫に負けたっていうの?!」
「当たり前だ! お前の代わりはいても、猫に代わりはいない!」
「可愛いって。愛しているって、言ってくれてたのに?! 婚約破棄して私と結婚してくれるって言ったのに?!」
「それでも、猫が誤飲しないほうが大事なんだ!」
「猫なんて何匹もいるじゃない!」
「猫は一匹一匹、すべてが尊い! 女? 男? 異性? 同性? そんなものは、猫の前には些細な問題だ! 猫は性別を超越して、すべてが愛でできている! 猫は愛! 愛こそ、猫!」
「最低!! 私より、猫をとるなんて!!」
「だから、別れてくれと、言っただろう」
バシンッ! と、痛そうな音が浮気王子の頬で炸裂する。
「やり直したいって、言ってきても、許さないんだから!!」




