表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/103

リルルリア編――スキルと効果

 悶えたアリスは、ふと気になり「ステータス」と唱えた。

 音を立てることなく現れた窓は、アリスのスキル一覧を表示している。


==============================================


 名前: アリス・インシェス《相川 翼》

 職業: ????《転生者》

 年齢: 一二 歳《一六》

 性別: 女

 称号: ルールシュカの愛し子 / 精霊王の愛し子

 スキル: (火魔法) (水魔法) (風魔法) (地魔法)

      (時・空間魔法) 生活魔法 (錬金) (鍛冶) 《全言語理解》

      鑑定 裁縫 宝飾 料理

 特殊スキル: 《神の裁縫箱》 《神の宝飾台》 《神の台所》 《神の箱庭》

        《聖魔法《前世で獲得》》 《ストレージ∞》 《魔力使用∞》

        《メール》

 加護: ルールシュカの加護(大)《リニョローラの加護(大)》

     精霊王の加護(大)


()内は、灰色表示。

《》内は、青色表示。本人以外には見えない。

==============================================


「やっぱり何度見ても、スキルが多すぎるよね~」


 独り言を漏らしたアリスは、指先でステータスをはじいた。

 その時、指先が偶々指先が鑑定の部分に触れる。


==============================================


スキル : 鑑定(Lv.MAX)

発動条件 : 鑑定と詠唱する。

       見ることで詳細を知れる。

対象 : ()() 


==============================================


 ガバっと身を起こしたアリスは、見覚えのないそれをマジマジと見つめる。


「これって、鑑定の鑑定結果? スキルにもレベルが存在するのね。もしかして……レベルがマックスだから、ステータス内にあるものも鑑定できるってこと?」


 物は試しと、水魔法を教えてみる。

【 未習得のため表示できません 】

 と、言う表示が現れた。


 ステータスって、習得していないと鑑定の説明でないのか~。


 ふーんと言った感じで、別のスキルを鑑定していたアリスはふと気づく。

 あれ、もしかして他の人のスキルも見えたりして……なんてね。ナイナイ。

 あ、でも待って? おばあちゃんに鑑定の説明をされた時……


『アリス、鑑定を使う時は物に触れるの。()()や生きている動物や人、魔獣に対しては使えないけれど、とても便利な物よ』


 見えてるよ。おばあちゃん……。

 ルールシュカ様に貰ったから多分、自分の分が見えるだけだよね。

 と、思いながら再び鑑定を押したアリスは、対象の部分を見て固まった。

 

 全てって何? え、まさかおばあちゃんが見えないって言ってたの全部見えるの? まさか、ありえない。

 うん。大丈夫。私は気づかなかった。人外だけど、きっと使わなきゃ平気。

 お願いします。誰か、大丈夫だと言って!!


 考えれば考えるほど否定できないアリスは、人知れず懇願していた。

 打ちのめされた気分になのまま震える指先で、そっと鑑定結果を消す。


「はぁ、凄い疲れた……本当に疲れた」


 何がと言われれば、鑑定の鑑定結果のせいだ。

 ただでさえ人外な仕様なのに、さらに人外になるような結果をアリスは見てしまったのだ。

 身体は元気でも、心が疲れ果ててしまうのも仕方がない。


 それでも知れるだけいいかと考えを改めたアリスは、他のスキルも見てみることにした。


・全言語理解

 全ての言語を理解できる。

 読む・話す・書くことが出来るスキル。


・裁縫

 裁縫に関する知識を異空間に納められた本棚から引き出すことが可能。

 裁縫に関する物であれば、どんな物でも扱える。

 手先が器用になる効果付き。


・料理

 料理に関する知識を異空間に納められた本棚から引き出すことが可能。

 料理に関する事であれば、どんな物でも扱える。

 味覚、嗅覚が優れる効果付き。


・宝飾

 宝飾に関する知識を異空間に納められた本棚から引き出すことが可能。

 宝飾に関する物であれば、どんな物でも扱える。

 器用さと視力が上がる効果付き。


 裁縫、料理、宝飾に関しては、ほぼほぼ文章が変わらなかった。

 ただ、効果が少しずつ違う。


 ……私にとっては、ありがたいスキルではあるんだけど、異空間に納められた本棚ってなんなの?

 一体どこに——


「うわぁ!!」


 本棚なんてどこにあるの? と、考えた瞬間。

 アリスの視界一杯に本棚が並んでいた。


 まるで漫画やアニメの世界に出てくるような世界だと思ったアリスは、試しに本を一冊手に取ってみようとする。

 だが、何か法則があるのか本が抜けない。


「ん~。どういう事?」


 首を傾げるアリスは、本から手を離すと悩み始める。

 そうして、鑑定結果にあった ”~~に関する知識を引き出せる” と言う言葉に行き当たった。


 もしかして……「鞄に関する知識が欲しいの」と声に出せば、アリスの眼前に一冊の本が現れ開かれる。

 パラパラと捲られたページには、鞄の作り方や詳細が事細かに書かれていた。

 

 料理ほど裁縫や宝飾についての知識がないアリスにとって、この本棚の存在は本当に助かるものだった。

 戻りたいときは、本を閉じれば同じ場所に戻れる。

 人のいない場所で使えば、自分なりに楽しめそうだとにやついたアリスは、次に特殊スキルも鑑定しておくことにした。



・神の裁縫箱

 女神ルールシュカが異空間に作った裁縫に関する部屋。

 女神の許可がない限り、アリス・インシェス以外入室できない。

 裁縫箱内にある椅子に座りテーブルに材料を置き、出来上がりを詳細にイメージすることで製作可能。

 この部屋で作られた製作物は、魔法を付与できる。

 ただし、イメージが詳細でない場合失敗する恐れがある。


・神の宝飾台

 女神ルールシュカが異空間に作った宝飾に関する部屋。

 女神の許可がない限り、アリス・インシェス以外入室できない。

 宝飾台内にある椅子に座りテーブルに材料を置き、出来上がりを詳細にイメージすることで製作可能。

 この部屋で作られた製作物は、魔法を付与できる。

 ただし、イメージが詳細でない場合失敗する恐れがある。

 

・神の台所

 女神ルールシュカが異空間に作った料理に関する部屋。

 女神の許可がない限り、アリス・インシェス以外入室できない。

 台所内にある作業台に立ち、材料を置き作業内容をイメージすることで製作可能。

 初めての場合イメージだけでも同じものはできるが、味は保証できない。

 

 アリス・インシェスが作った事のある料理は、イメージすることで同じ味のものが出来る。

 神の箱庭を所有している場合、作業台に箱庭から材料を取り出すことができる。

 部屋の中に常駐された食材については、減少しない。


・神の箱庭

 女神ルールシュカが異空間に作った料理に関する部屋。

 女神の許可がない限り、アリス・インシェス以外入室できない。

 神の台所を所有している場合、箱庭から台所へ材料を送ることができる。


 部屋の中に常駐された食材については、減少しない。

 持ち込んだ食料は、育成することができる。


・聖魔法(前世で獲得)

 リニョローラからの付与。

 死亡していない限り、全てを回復させることができる。


 使用方法 : 規定された言葉を詠唱する。


・ストレージ∞

 生き物以外を無限に収納できる。

 

 使用方法 : 入れる場合、入れたい物に手を触れ、収納と詠唱する。

        取り出す場合、取り出したい物をイメージする。


・魔力使用∞

 魔力を無限に使用できる。


・メール

 女神ルールシュカと手紙のやり取りが可能。

 

 使用方法 : 伝えたい事を紙に書き、メールと詠唱する。

        開いた小窓に手紙を入れれば、自動で送られる。


・精霊王の加護(大)

 精霊との親和性が、最高値になっている。

 精霊の好む香り、魔力を持つ。


・ルールシュカの加護(大)

 女神ルールシュカからの加護。

 病気になり難い。

 スキルの使用制限が、解除されている。


・リニョローラの加護(大)

 聖魔法の威力増大。

 

「全部、見た。そして、色々とやばい。あぁ、見なきゃよかった」


 ベットに再び突っ伏したアリスは、鑑定結果が表示された窓を消す。

 もう何も見たくないと言わんばかりに瞼をおろした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ