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会津若松はやはり観光地として栄えているな

本当はまだ野岩鉄道は開通していませんが、話の都合、開通が一年以上早まったことにしてください

 さて今度は磯原駅から常磐線で平駅(のちのいわき駅)に向かいそこで乗り換えて磐越東線(ばんえつとうせん)の快速「あぶくま」で途中下車して巨大鍾乳洞のあぶくま洞で幻想的な景色を堪能したあと再び列車へ乗って郡山駅にむかい、そこでさらに乗り換えて磐越西線(ばんえつさいせん)で福島熱海温泉を目指す。


「常磐線と磐越東線、磐越西線を使えばそこまで不便じゃないけど、やっぱり都心に比べると駅は少ないよな」


「それは仕方ないわね」


 やがて磐梯熱海温泉駅に到着。


 ここはいわき湯本温泉ほど古くはないもの歴史は古く南北朝時代に京都に住む公家の娘の「萩姫」が病にかかり醜い姿になってしまったが、ある日不動明王より「京から五百番目の川に霊泉あり」と聞きおよび、萩姫は長い旅路の末、五百川の霊泉にたどり着き、その湯に入ったところたちまち病が治り、元の美しい萩姫となったと言う伝説がある温泉。


 猪苗代湖や磐梯山などの観光スポットも近く、鉄道の駅も近くてアクセスも便利なことから比較的人気も高く、五百川の流れに沿って旅館が建ち並んでいるがやはりホテルに押されつつあるらしい。


 磐梯(ばんだい)熱海という地名は、文治5年(1189年)に源頼朝の奥州平泉征伐後、安積郡を支配することになった伊東祐長が、自らの生まれ育った伊豆国の熱海温泉を偲び、この地を磐梯熱海温泉と名付けたと言われているのでかなり古いんだけどな。


 郡山石筵ふれあい牧場でアルパカや牛、羊、兎などに人参などの餌やりをしたり、自転車も無料で貸し出しているので、山に囲まれた景色を眺めながらサイクリングを皆んなで楽しんだり、絞りたての牛乳を使ったアイスクリームやソフトクリームを堪能したりもした。


「サイクリングも意外と楽しいな」


 浅井さんがうんとうなずいて言う。


「あ、そ、そうですね。

 空気もいいし景色もきれいですし」


 動物は結構いるが糞などの放置もせず、掃除が隅々まで行き届いているようだ。


「トイレも綺麗だししっかりしているなここ」


 斉藤さんが頷いて言う。


「意外とトイレは大事よね。

 私達は特に気にするし」


 ああ、女性にはトイレの綺麗さは大事だよな、舞浜のあれもそういうところは徹底してるし。


 ひとり2000円で豚、牛、羊、野菜のバーベキューもでき、朝倉さんと最上さんがその味に感心していた。


「これはうまいです」


「そうよねー、ラムの臭みもなくてすごく美味しい」


 そして今日泊まるのは萩姫館という温泉旅館で、夕食の料理はかまど料理とおばんざいで会席ほど派手ではないがホッとする温かみのある味だった。


「こういう素朴な感じの料理もいいな」


 ウンウンと頷いたのは明智さん。


「毎回毎回、高級会席料理ばかりってのもやっぱりちょっとあきるっすよね」


 ここは男湯と女湯がちゃんと別れて、屋形舟風露天からの中庭の眺めはめちゃくちゃキレイだった。


 翌日は磐越西線をつかい、会津若松へそのまま向かう。


「会津若松といえば会津若松城と白虎隊だよな」


「そうね。

 東北の城のなかでも名城と名高いわね」


 というわけで会津若松城と白虎隊記念館を見物した後は、タクシーで移動して会津若松の東に位置する山あいのいで湯の会津東山温泉で一泊。


 ここは山形県の上山温泉、湯野浜温泉とともにかつて奥羽三楽郷と呼ばれたここも開湯は古く奈良時代で僧の行基によってなされたと伝えられ、江戸時代には会津藩の湯治場として栄え、土方歳三が戦傷を癒した事もあったという場所だ


 翌朝になったら国鉄会津線から野岩鉄道、東武鉄道を経由して鬼怒川温泉へ向かう。


「郡山に戻って新幹線を使ったほうが早いのではありませんか?」


「ああ、移動が早いだけが旅行じゃないから」


 実は浅草と会津若松は、東武鉄道、野岩鉄道、国鉄会津線(のちの会津鉄道)により1本の線路でつながっていて、この路線は、車窓からの絶景を楽しみながら旅を楽しむことができる。


「夏には新緑と河の掛かる橋から見る渓谷がきれいなんだ」


 実際に車窓からの眺めはとても美しい。


「たしかにこれは素晴らしい眺望ですわね」


 とりあえず現在の鬼怒川温泉を自分の目で見ておくのはいいと思うんだよな。

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